ニキビのケアにも使える民間薬・アロエ

「医者いらず」と言われているアロエ

アロエは「医者いらず」とも呼ばれており、民間薬としてよく知られています。
アロエ

内服薬としても外用薬としても薬効があり、様々な病気や怪我の治療に用いられています。

内服薬としては、便秘、胃、十二指腸潰瘍に効果があるそうです。

もしも生のアロエで腹痛を起こしてしまう場合は、乾燥させたり加熱したりして使うと良いでしょう。
アロエの有効成分は、熱に強いそうです。なので、煎じたり乾燥させても効果を得られます。

外用薬としては、ニキビ、やけど、切り傷、水虫などに効果があるそうです。
ニキビなどの患部に塗ると、細菌の毒素を中和したり退治したりしてくれます。
これはアロエに含まれるアロエチンという成分に、強い抗菌作用があるからです。細菌感染の予防に役立ちます。

アロエのニキビ薬

アロエを外用薬として使う場合は、主に生葉を利用します。
この時に気をつける点は、アロエを水洗いしてから必ず熱湯をくぐらせて殺菌することです。

例えばニキビに使う場合は、熱湯で消毒したアロエの葉の皮をむいて、患部に汁をこすりつけます。患部が乾いたら、アロエの汁を絞りながら何度も繰り返し塗ります。
あと、アロエを「すりおろした物」を水で2倍から3倍に薄めた液でマッサージすると、「肌荒れ」にも効きます。

しかしアロエが万能薬と言われていて、効き目があるとされていても、特に敏感肌の人は、肌への刺激が気になるでしょう。肌の様子を見ながら、少しずつ試してください。

※自分で行なうニキビ治療に不安がある方は、まずは皮膚科の専門医に診てもらいましょう。

アロエの効能

アロエには「どのような効能」がある、と言われているでしょうか。
アロエの効能やアロエに含まれている成分を知っておくと、健康的な生活を送るのに役立ったりします。

アロエは、皮膚の修復や皮膚の炎症の緩和、粘膜の保湿・保護などの効果を期待できます。よって、やけど、擦り傷、切り傷、潰瘍、膀胱炎などに役立つと言われています。

他にもアロエは便秘、下痢、糖尿病、がんの予防、肩こり、抜け毛の予防にも良いとされています。

アロエは症状に合わせて、食品、生薬、化粧品として使用できます。

「アロエの成分」と「その効能」

以下、アロエの各成分とその効果についてご紹介します。

アロエ独特の苦味成分アロインには、毛細血管に弾力を持たせて血圧を下げる効能があるそうです。
大腸では、善玉菌を刺激することで「腸の動き」を促します。

アロエニンは胃に良い成分で、胃酸が多くて「胸焼け」や「胃もたれ」が起こる時に、「胃酸の分泌を抑える働き」があります。
また、「食べ過ぎ」で胃酸が不足した時に、「胃酸の分泌を増やす働き」もあります。

アロエウルシンは、胃や腸の壁に付着して壁を保護します。潰瘍があったら、治癒を早めます。

アロエの各成分は人間の自然治癒力を促進するとして、健康食品によく使われる成分のひとつです。