やってみたいと思う人が増えた「アニメのコスプレ」

オタク・カルチャー

以前に経済ニュースで、オタク・カルチャーが経済を動かしていると言っていました。どちらかと言うと「オタク向け」とされているアニメの映画があったりしますが、その興行収入は結構凄い金額だと聞きました。

その他の経済ニュースでは、アニメやフィギュアなどで有名な秋葉原において、中古マンションの価格がどんどん上昇して行った時期があったそうです。そしてオタク・カルチャーの人気が、秋葉原の不動産の価格にも影響を与えているという指摘があったそうです。人気が集まる所に「お金」も集まる、ということなのでしょう。

ちなみに秋葉原のマンション生活は、何だか楽しそうな気がします。秋葉原では「ゲーム」や「おもちゃ」の販売を始め、漫画・アニメ関連のイベントも多数開催されているからです。

流行語になった「萌え~」

2005年、第22回の流行語・年間大賞のトップテンに、「萌え~」という言葉が入りました。

この「萌え~」は、ある事物に対して「深い思いを抱くこと」を表しているそうです。
言葉の使い方では、萌え業界・萌え属性・もえたん・萌え銘柄・萌え株本など、様々あるようです。

ところで「萌え」と言ったら、女の子がコスプレの衣装で「萌え~」と言っている姿が、一番印象的だったと思います。

一般的になって来たコスプレ

コスプレと言うと、オタク・カルチャーというイメージがあるかもしれません。ですが昔と比べて、コスプレをするアイドルなどが、よくメディアに取り上げられるようになりました。

アイドルのような有名人がコスプレするようになったことより、コスプレ衣装が一般人にも受け入れられて来ているようです。オタクと言われるほどの「こだわり」はないけれど、コスプレすることに「ちょっと興味がある」という人も、増えて来ているようです。

アニメのコスプレ

コスプレと言えば、アニメ・漫画・ゲームの愛好家たちが、お気に入りのキャラクターが着ている衣装を身に付ける事で、そのキャラクターに成り切る事です。
コスプレには「歌手の物まね」など、色んなジャンルがあると思います。しかしその中でも、アニメや漫画のコスプレはコスプレの代表と言えます。

日本における「コスプレの始まり」は、1976年頃と言われています。同人誌即売会で「海のトリトン」や「機動戦士ガンダム」のコスプレをした人が、出現しました。
そしてアニメや同人誌関係の雑誌「ファンロード」が、コスプレした人たちを掲載した事から始まった、と言われています。

1990年代に、本格的にコスプレが広まってゆきます。この頃「新世紀エヴァンゲリオン」がテレビで放送されて、その同人サークルと共にコスプレという単語が注目されました。

コスプレのイベントもあるそうです。そのイベントでは、アニメや漫画が好きな人から、そうでない人まで、交流できて楽しいそうです。

また、イベント会場でコスプレする人の中には、普段と違う自分を表現できるのが良い、という人もいるみたいです。自分が写真などを撮られる立場として、ポージングの研究などをしている人もいるそうです。

衣装

コスプレの衣装では、その時に流行っているアニメや漫画の衣装を選ぶ事が多いようです。例えばコスプレされている人気作品として、「ローゼンメイデン」「ガンダムシード」「遥かなる時空の中で」「テニスの王子様」「銀魂」「ブリーチ」などが、あります(2007年当時)。

以上のようなアニメの他にも、コスプレには学生服やメイド服など、長い間人気のコスプレもあります。秋葉原などには、コスプレした店員がいるメイド喫茶なども登場しています。

コスプレの衣装を販売している店は、インターネットのサイトに多数あるようです。通販を利用すれば、手軽に購入できます。

また、洋服の実店舗でも、コスプレっぽい服が販売されたりしています。以前、服の店で「お馴染み」の「しまむら」さんで、漫画のコスプレっぽい衣装が販売されていました。コスプレっぽいデザインですが、日常着ていても特に問題ない服だったということです。

実は衣装については、購入するよりも「自分で衣装を制作するほうが楽しい」という意見があります。衣装を手作りする過程も、コスプレの「楽しみの一つ」となっているようです。

増えている、コスプレを楽しむ人たち

コスプレイヤー近年、日本のアニメが、外国の人たちの間でも人気があります。アニメ・キャラクターのコスプレを楽しんでいる外国人も、ニュース記事などでよく見かけます。

昔に比べて、アニメに関心のある人が増えて来た、と言えます。アニメが好きな人はもちろん、それほどアニメに興味がない人でも、結構楽しくアニメや漫画の話をしているようです。