体に優しい風を出す扇風機

扇風機

冷房エアコンが主流になった今でも、扇風機が使われています。近年省エネ志向が意識されている事より、「扇風機の売り上げ」も好調ということです。実際に、いろんな扇風機が販売されています。

扇風機の「よく見かける仕組み」を言うと、3枚から4枚ほどの羽根が付いていて、それが回転して空気を送ります。羽根を守る丸い保護カバーが付いていて、細い棒で立っている機器です。
この形は、扇風機が世の中に登場してから100年以上経っても変わっていません。この構造だけは、基本的に同じです。

そんな扇風機の「良さ」は、自然の風であることです。その風は、強制的に冷たくした空気ではないということです。

暑い日では、冷たい風のほうが涼しいです。だけど扇風機の風は、そこまで涼しくする必要はないという考えになっています。

現代人は冷房のエアコンが普及したことによって、暑さに対する耐久力がなくなってきたと言われています。実際、エアコンに慣れてしまうと、扇風機の風が生ぬるく感じてしまうようです。
熱中症になるほど、「暑さ」を我慢してはいけません。だけど「扇風機の涼しさ」で健康的に「暑さ」をしのげるなら、そのほうが体に良いでしょう。

扇風機の風が体に直接当たる場合、体感温度が2度も違うという意見があります。こう聞くと、扇風機の風は結構涼しいと言えます。

「冷え過ぎ」を防ぐ扇風機

冷房が効き過ぎた室内では、体調を崩してしまう女性が多いと聞きます。長時間の冷房は、やはり健康に良くないと言えます。

実は扇風機は、近年見直されてきています。それは省エネグッズとしてだけではなくて、健康の面からも注目されています。扇風機の風は程よく涼しいので、体に優しいと言えます。体が冷えるのを防ぐ風と言えます。

夏場と言っても、寒いくらいの「涼しさ」を求めていてはいけません。体調を崩すからです。
ある程度の「暑さ」に耐える体を維持しておく必要があります。そのためにはエアコンだけではなくて、扇風機も活用してください。

冷房エアコンと併用

扇風機を使って、床下に溜まっているエアコンの冷気を部屋中に拡散させる事で、部屋の気温は下がってきます。
扇風機を導入して涼しいと感じるなら、エアコンの温度設定を少し上げて良いです。

ただし、ずっと風に当たりっぱなしだと体調を崩してしまう懸念があります。注意してください。体に風を当てたくない場合は、扇風機を天井に向けて動かして、冷たい冷気を部屋中に回らせましょう。
このようにして、冷房エアコンと扇風機を使って上手に暑さ対策をしてください。

扇風機とサーキュレーターの違い

扇風機と同じような家電に、サーキュレーターがあります。この二つには、違いがあります。
大きな違いは、風を送る目的だと思います。
扇風機は、人に向かって風を当てて涼しくするのが目的です。
一方、サーキュレーターの目的は、部屋の中の空気に対流を起こすことです。よってサーキュレーターは、冬の季節、暖房のためにも使います。部屋の中の暖かい空気をかき混ぜるためです。

ちなみに扇風機を使っても、天井の暖かい空気を下に回すことはできます。冬でも扇風機を使っている家庭は、あるでしょう。ただし扇風機の風は、人に当てるための風です。部屋の空気をかき混ぜるための風ではありません。

構造的には、扇風機もサーキュレーターも羽根を回転させて風を起こす点は同じです。
ですがサーキュレーターには、通常首が付いていません。また、サーキュレーターの首の角度は、0度から90度まで変えられる物がほとんどです。

扇風機の注意事項

扇風機を使用する時の注意事項があります。
長年使用した扇風機の場合、老朽化によって正常に動作しなくなることがあります。
正常に回転しなくなったり、最悪の場合は発火発煙したりします。モーターにホコリが詰まったりすると、内部が過熱します。消費者庁からも、警告の文書が出ています。

モーター部分が異常に熱いと思ったら、すぐに使用を止めてください。
扇風機を使い続ける際は、ホコリや汚れに気をつけましょう。

扇風機、使っています

扇風機は、なんとなく使えば効果があるように思えます。しかし、部屋の「どの場所に設置して使うか」によって、冷房の効果は変わります。色々と部屋の中に置いてみて、どこがベストポジションか探してみましょう。

私はたまに部屋の空気を入れ替えるために、扇風機を使っています。扇風機を使って、窓の外側の空気を部屋の中に流し込むようにしています。単に窓を開けて換気するよりも、部屋の中の空気が入れ替わると思います。

そうするだけで、室温を下げることができたりします。外の風が部屋に入ってくると、とても心地良いです。