身近になった液晶テレビ

液晶テレビ

液晶テレビは、毎年、進化し続けている家電と言えます。例えば、直接ブルーレイに録画できる薄型テレビが登場したりしています。レコーダーなしで録画できて再生もできるので、便利と言えます。

液晶テレビは、登場した当時は高価な物でした。しかし近年では、お手頃な価格で買えるようになりました。

画質

液晶テレビ

液晶テレビの画質について総合的に見ると、明るい部屋で、明るい映像をよく見る人にとっては、「鮮明さ」がある液晶テレビがおすすめです。

画質については、コントラストを高める方向になっているようです。そのため以前よりも黒色の表現力が向上しており、映画の暗い映像も高画質になっています。

色合いにこだわりを持っている人は、薄型テレビのコントラスト比に注目しましょう。映像の表現力を示すスペックの一つと言えるからです。

液晶テレビでは、「フルHD」と「WXGA」という解像度があります。「フルHD」のほうが、どちらかというと解像度が良いです。より良い画像を映す事ができます。

液晶パネルでは、10bitパネルという物があります。以前では、8bitパネルという物を使っていました。しかし、この10bitパネルを使うことによって、さらに綺麗な色のグラデーションを再現できるようになりました。

動画処理

液晶テレビの場合、「動画ボケ」を起こしてピンボケのようになってしまうことがあるようです。そうなると画質が悪くなるだけでなくて、「目に疲れ」を感じることもあります。
ただし最新の物なら、優れた機能を搭載しています。なので、「動画ボケ」がほとんど気にならなくなっています。
でも心配な人は、購入する際に映像を実際に見て確認しましょう。

倍速駆動

液晶テレビには、倍速駆動という機能があったりします。
テレビで動画を表示する時、ものすごい短い間隔で静止画を連続で表示させています。
以前では、1秒間に60枚という表示速度でした。しかし、それを2倍の表示速度にしました。この機能によって滑らかな画像になり、画像の残像感を少なくする事が実現できたそうです。

色の鮮明さ

液晶テレビの白色のバックライトにおいては、赤色の成分が十分であると言えません。赤色が含まれる肌色に、くすみがあるでしょう。
ただし最新モデルでは、赤色成分をカバーする技術を採用しています。

コントラスト

コントラストとは、暗い部分から明るい部分までの再現力のことを示しています。表示方法は、「1200:1」というように示します。この数字の差が大きいほど再現力が高い、と言えます。
新しい薄型テレビになればなるほど、このコントラストは高くなってきています。画面の表現力の幅が、広がってきています。
以前では黒い色を表現しにくかったのですが、高コントラスト化のおかげで綺麗に表現できるようになりました。

LEDバックライトを用いた薄型テレビでは、コントラストの再現力が向上しました。黒い色は黒い色として映し出されるようになりました。同様に白い色は白い色として、映し出されるようになりました。
実際にLEDを使用したテレビを見た時、「色の鮮やかさ」にびっくりするかもしれません。
映像の美しさにこだわってテレビを選ぶなら、LEDバックライトが搭載されているテレビを選びましょう。

視野角

液晶テレビでは、見る角度によって映像の「色」や「明るさ」が変わることがあります。常に改良されていますが、購入する際、斜め方向から実際にのぞいてみましょう。変化のない物を選びましょう。
液晶テレビにおいて視野角を重要視するなら、「IPS方式」を採用している物を選ぶと良いでしょう。

映り込み

液晶テレビではアンチグレアタイプが主流であり、「映り込み」が少ない物がほとんどでしょう。
「映り込み」の程度を調べたい場合は、電源をオフにして、映像を映さない状態で確認してみましょう。電源がオンの時よりも、わかりやすいです。

省エネの歴史

近年では、薄型のテレビに人気が集まっています。例えば液晶テレビです。
液晶タイプの物は、ブラウン管タイプの物よりも省エネ効果があります。ですが、より一層の省エネが求められています。

そこで、LEDテレビという省エネの効果を高めたタイプが登場しました。
液晶を光らせる照明には蛍光管が使用されていますが、その蛍光管に代わってLEDを使用しました。これにより、省エネ効果を高めました。

なお、LEDは蛍光管よりも輝度が暗いです。なので画質を考えると、単純に置き換えることはできません。内部の駆動回路や液晶パネルを、工夫する必要があります。その工夫の仕方は、各メーカーの技術力の見せ場となっています。

テレビについては、画面の「大きさ」や「明るさ」などの設定によって消費電力量が変わります。基本的には、テレビを見ていない時は電源を消すことです。電源を消すだけで結構節電になる、と思います。

薄型テレビの歴史

昔のことになりますが、テレビの形式において液晶とプラズマの二つの形式がありました。家庭において、どちらの形式を選ぶと良いか迷ったことがありました。
当時の話になりますが、日常使い勝手の良いテレビを求めるなら、まずは液晶方式を選んでください、と言われていました。

現在では家庭においては、液晶テレビが主流となっています。プラズマテレビについては、残念ながらほとんど見かける事はありません。

実は以前から、プラズマ方式は「なぜあるんだろう」と思っていました。ほとんどメリットを感じなかったからです。
実はプラズマ方式は、目に優しいそうです。日ごろから疲れ目がひどいので、ちょっといいかもと思いました。そしてプラズマ方式のほうが、長時間見ていても快適であり、映像の世界に入り込める、没入感を味わえるそうです。

このように聞くと、例えば大好きな映画を見る場合は、大画面のプラズマテレビのほうが良い気がしてきました。

テレビにまつわる「その他の変化」には地デジ化対応など様々ありましたが、以前からずっと続いている変化があります。
それはテレビがどんどん薄くなってゆくことです。昔のブラウン管のテレビでは、とても「奥行き」がありました。部屋の隅においても存在感があり、その分部屋が狭くなったものです。

時代は変わって近年のテレビは、「奥行き」はあんまりないです。その分部屋のスペースを取らなくなったので、私たち住人にとってはテレビが薄くなってゆく事は良い事だったと思います。

素敵なテレビを選びましょう

液晶テレビのようなデジタル家電を選ぶ際、その「デザインの良さ」もポイントと言えます。特にテレビは、部屋の空間で目立つ物です。なので、部屋のインテリアに合うデザインの物を選びたいです。

テレビの見た目については、正面からだけではなくて背面からも確認しましょう。正面から見てかっこよくても、背面を見たら配線がゴチャゴチャしていると、ちょっとがっかりします。背面が整っていれば、見た目が良いだけでなくて掃除もしやすいです。

テレビのスッキリ配置にこだわるなら、超薄型テレビが良いかもしれません。超薄型なので、設置場所に困る事もないでしょう。見た目もスマートです。
また、壁に掛けるための専用金具を使えば、壁掛けテレビとして設置できます。ただし、補強工事などが必要になるかもしれません。その点に注意しましょう。

高画質なテレビの場合、大画面のほうが良いと思うかもしれません。一般的にはそう言えますが、もしも部屋が狭い場合は、大画面だと見づらいです。なので、「部屋の広さ」に合うサイズのテレビを選んでください。

なお、長時間テレビを見る事は疲れ目に繋がります。目がしょぼしょぼするなど疲れ目を感じたら、目を休めるようにしてください。