薬草と言われている「ハーブのセージ」

セージ

セージ(和名はヤクソウサルビア)の原産は地中海の沿岸で、古くから「不老長寿の薬草」として使われています。海外では家庭の万能薬として、庭に植えられてきました。日本で言えば「アロエのような感じ」で植えられてきました。

アロマオイルの中には、このセージを用いたオイルがあります。アロマオイルのセージは、アロマテラピーの上級者が使用する物と言われています。
セージは「香り」がキツい物です。なので日本人にとっては、薬草みたいな物という印象があるようです。
「アロマオイルの香り」もキツいです。よって少ない分量、やや低めの濃度で使うと良いでしょう。そして「他の香り」とブレンドして使うと良いです。

食品のセージ

ところでハーブと聞くと、薬草として使える物、「香り」を楽しむ物と思うかもしれません。ですがハーブは野菜の一種として、料理に使えます。普段の食事を健康に良い物にできる、と思います。

ハーブは「香り」を楽しむ物と思われがちですが、もちろん食べることができます。ハーブの花については、そのほとんどが食べられます。サラダやスープという「料理の飾り」にも使えます。

昔の話になりますが、ヨーロッパ中世のころ、ペストが流行してたくさんの人たちが亡くなりました。その当時、セージやマジョラム、ローズマリーなどの「酢漬け」は、ペストの感染を防ぐと信じられていました。

セージというハーブは、料理においてローズマリーやタイムなどと同じように、「肉のニオイ消し」で使われています。その他、チーズやソースにも使われています。
ハーブワインやハーブオイルでも、使われています。ワインやオイルに「セージの葉っぱ」を漬け込んだ物です。

セージのハーブティー

セージのハーブティーは、風邪などで喉が腫れて痛い際、その「痛み」を緩和してくれるとされています。セージを冷ましてそれでうがいすると、「喉の痛み」が和らぐそうです。そのような時は、セージのハーブティーの濃度を2倍くらいにして、「うがい」をしてみましょう。
ただしセージの苦味はさらに増して、味的には美味しくないでしょう。しかしセージが持つ効能を目当てにしているので、味わいよりも「濃度の濃さ」を優先してください。

普段ハーブティーを飲む際は、その濃度は好きにしていいです。お好みの味になる濃度にすれば良いでしょう。ですがハーブティーに対して、ハーブが持っている効能をちょっと期待している場合は、普段の2倍ほどの「濃さ」にしてみましょう。