アトピー性皮膚炎・診断のガイドライン

アトピー性皮膚炎の発症

アトピー性皮膚炎は、5歳までに患者の約80%が発症するそうです。そして学童期に、自然治癒することが多いとされています。しかし近年では、成人してから発症するという例が増加しています。

その他、赤ちゃんにおいては、衣類を合成洗剤・柔軟剤で洗うことで、オムツかぶれ・アトピー性皮膚炎になるという問題も報告されています。

アトピー性皮膚炎が発症する原因については、不明とされています(2010年当時)。何が要因となっているのか、よくわかっていないという状況です。原因がわからないので、その治療方法も確立されていない現状です。

ただし何もかもわかっていない、という訳ではありません。

アレルギーが大きく関係している事は間違いない、とされています。

「即時性のアレルギー」と「遅延性のアレルギー」の両方が影響しているという考え方が、近年支持されているようです。

診断のガイドライン

アトピー性皮膚炎の診断には、今までの経過や皮膚の症状、家族歴の確認、血液検査などがあります。

現代医療では、アトピー性皮膚炎であると診断するためにガイドラインを設けています。

専門医このガイドラインに従って、適切に診断が行なわれて治療の計画を立てていきます。このガイドラインによって診断する事で、人為的な診断ミスを防いでいます。

アトピーはアレルギーの一種です。なので「その診断」は、主にアレルギー反応を検査する事になります。
アレルギーの要素がある湿疹・かゆみの症状、遺伝要素という多くの観点から診断を行ないます。

なお、ガイドラインがあるからといって、自己判断でアトピーと決めつける事は、やめましょう。ご自身の皮膚炎を、専門医に診てもらうようにしてください。

血液検査

アトピー性皮膚炎の検査には、いくつかの種類があります。それらの検査の中で、一般的な検査方法と言えば血液検査でしょう。

この血液検査では、IgE・RAST検査法で調べる事になります。ちなみにIgEとはタンパク質の一種であり、アレルギー抗体の一種です。IgE値を検査する事によって、アトピー性皮膚炎であるかどうかという事を診断できます。

食物除去試験

その他の検査には、食物除去試験という検査があります。この検査では、アレルゲン物質があると疑われる食べ物を取らないように生活します。

様々な食べ物について検査してゆく中でアレルゲン物質を含む食べ物の検討がついたら、今度は「その物質を含む食べ物」をわずかな量だけ食べます。そして、アトピーが起きるか検査します。

食物除去試験は、アレルゲン物質を特定するのに時間が掛かる検査と言えます。ですが検査の中では、一番安全と言えます。