炎症の抑制を期待できる、ステロイド薬によるアトピー治療

とてもツラい「かゆみ」

アトピーを始め、世の中には「かゆみ」を伴う病気がたくさんあります。
「かゆみ」と聞くと「痛み」と比べて、そんなに深刻ではないだろうと考える人が多いようです。しかし、この「かゆみ」という症状は、実際には「かなり厄介な症状」と言えます。

軽い「かゆみ」ならば、あまり悩むこともないかもしれません。ですが「かゆみ」の程度が物凄い場合、そのストレスは「痛み」から受けるストレスに匹敵すると言えます。

「かゆみ」という症状は、実際に体験して始めて「その苦しさ」がわかる、と言われています。

私事になりますがアトピーではないですが、接触性皮膚炎の「かゆみ」でツラかった時期がありました。日常生活を送る際、強烈な「かゆみ」で悩まされて、困りました。
皮膚科で診てもらい、アンテベート軟膏(5g)を16本使って、やっと治りました(2017年当時)。
ですがその後も、繰り返し皮膚が赤くなり、かゆくなったりしました。それから約1年後に、おおよそ皮膚の「かゆみ」がなくなりました。

アトピー治療法の一つ・塗り薬

塗り薬アトピーの治療には、免疫や炎症を抑えるためのステロイド薬や免疫抑制薬(タクロリムス)という外用の塗り薬を用います。

また、「かゆみ」を抑えるために、抗ヒスタミン薬などの飲み薬を服用したりします。
しかし、それぞれに副作用があります。また、その治療を長く続けても、それほど効果がない場合もあるそうです。

その他の治療法には、当帰飲子や十味敗毒湯、消風散などの漢方薬を用いる治療法があります。煎茶などを飲む食事療法もあります。

このように様々な治療法がありますが、「これだ」という有効な治療法は見つかっていない状況です(2009年当時)。アトピーの原因は遺伝的な体質によることが大きく、まだまだ解明できていない部分があるからです。

抗炎症性ステロイド

抗炎症性ステロイドは、アトピー性皮膚炎の治療に使用されるステロイドです。ステロイドはアトピーの治療において、必須の物と言えます。なぜなら炎症の抑制に関して、効果が高いからです。

「かゆみ」を抑える場合、強めの薬で「かゆみ」を消す事になります。よって

ステロイドは、アトピー治療と切っても切れない関係となっています。

アトピー性皮膚炎の治療に使用される抗炎症性ステロイドは、副腎皮質ホルモンが持っている抗炎症作用を活用した化合物と言えます。炎症を抑える効果を期待できるので、アレルギー疾患全般の治療薬として使われています。

ステロイドは体に対して、炎症を抑える効果をかなり得られます。なので重度のアレルギー疾患、特にアトピーの治療では、ステロイドがよく使われています。
ただし、この高い効果と引き換えに、ステロイドには副作用というリスクがあります。専門医と相談の上、適切に使用してください。

心配されている副作用

ステロイドはアトピー治療において、よく使われています。しかし、その炎症抑制の効果と引き換えに、副作用の問題が心配されています。

ステロイドの副作用としては、タンパク代謝や糖代謝の異常によって発生する病気などがあります。例えば白内障は、強いステロイドを投与した際によく発症する症状です。
またステロイドは、ホルモンに対しても作用します。その作用により、生理出血が起こる事もあります。
以上のような副作用は、ステロイドを使うアトピー治療においても、起こる可能性があります。

ただし、軽度のアトピーで使うステロイドの場合は、副作用をそれほど気にする必要はないようです。高い効果を期待して強いステロイドを使う場合に、副作用のリスクが出てくるようです。

リスクがあると言われたら心配になりますが、炎症の抑制に関しては、ステロイドが最も効果的です(2010年当時)。即効性もあります。なので、適切に使用してゆく事になるでしょう。

子供に対して使用する場合

乳児など、特に幼少期の子供においては、ステロイド剤はアトピー治療の主役となっています。

子供の場合、「かゆみ」を我慢できずに「かきむしってしまう事」が多いからです。大人なら、ある程度、自制できるでしょう。ですが子供の場合は、肌をかきむしってしまいます。そうする事は、感染症を引き起こす事に繋がります。

自分がアトピーを持っておらず、子供がアトピーを患ってしまった場合、最初は「子供の苦しみ」を実感できず、苦悩する事になるでしょう。
過剰に深刻に考える必要はありませんが、出来るだけ切実に対処方法を探しましょう。専門医の協力を得て、解決策を見つけましょう。
皮膚科医の指導の下でステロイド剤を使うなら、お子さんの場合でも大きな副作用は起きにくいでしょう。