「ホルモン分泌の乱れ」など、健康に悪い睡眠不足

睡眠不足による健康への悪い影響

寝不足な女性

体にとって、睡眠はとても重要な要因です。睡眠時間の質と量は、とても大切です。睡眠の質が悪くて量が少ないと、体に様々な悪影響を及ぼすからです。

しかし現代社会では、「忙しさ」や「ストレス」などで充分に睡眠できない人、いつも睡眠不足の人が多いと言われています。
睡眠不足が続くと手足が震えたり、幻覚を見たりなどの異常な症状が現れたりします。また、体の免疫力や自然治癒力が低下してしまい、多くの病気にかかりやすくなります。
また最近では、睡眠不足と肥満の関連性が指摘されています。睡眠不足が「食べ過ぎ」や「肥満」の原因になる、ということがわかってきています。

高血圧

例えば睡眠不足は、高血圧な状態を引き起こすと言われたりしています。

睡眠中は心拍数が低下して血圧も下がる、とされています。しかし睡眠不足の状態になると、心拍数は下がらないそうです。そうなると血管が休まる時間が少なくなり、血管に負担が掛かる事になります。

以上より、高血圧な状態になってしまうそうです。

脳へのストレス

もしも適正な睡眠時間帯に睡眠を取れない場合、脳へのストレスはどのくらいあるでしょうか。実は、通常のストレスの数倍に及ぶと言われています。脳の疲労によって、身体の制御バランスが悪化します。それが、免疫力の低下を招きます。

現在では、日本人の数人に一人がなんらかの「睡眠に関する悩み」を持っている、と言われています。
毎日眠れないことぐらい大したことはないと、考える人がいるかもしれません。ですが、症状が深刻化してきて眠れなくなってしまうと、「体の疲れ」を取れなくなります。慢性的に疲れるようになってしまい、様々な症状が出てくるようになります。健康面において、それは軽視できないことです。

ホルモン分泌の乱れ

最近では睡眠不足の人が多い、と言われています。睡眠時間がずっと短い場合、自律神経のバランスも悪くなるでしょう。
自律神経のバランスが乱れると、食欲を調整する脳内物質「セロトニン」と、食欲を抑制する「レプチン」というホルモンに対して、悪い影響が出てきます。

セロトニン

セロトニンは、脳内物質ドーパミンとノルアドレナリンをコントロールしています。

睡眠不足の状態が続くと、セロトニンの分泌が抑えられます。その結果、ドーパミンをコントロールできない状態になり、食欲が過剰になってしまいます。ドーパミンは、食欲や性欲などに関係している脳内物質です。

ちなみにノルアドレナリンは、ストレスを感じた時に反応する脳内物質です。

レプチン

レプチンは、「体脂肪の増加を脳に伝える働き」をします。

もしもレプチンの分泌が乱れると、満腹感を感じなくなってしまいます。そうなると、満腹なのに食べてしまうという異常な現象が起きてしまいます。

ある報告によると、4時間の睡眠を2晩繰り返すと、血中のレプチンが18%も減少するという報告があります。きちんと睡眠を取って、食欲を正常な状態に保ちましょう。

睡眠不足による「食欲の増加」

睡眠不足が続くと体の健康被害だけでなくて、太りやすくなる。そんな指摘があります。

睡眠不足が続いた際に出て来る障害の一つに、食欲の増加が挙げられます。

睡眠不足による「ホルモン分泌の乱れ」も、食欲増加の「きっかけ」と言えるでしょう。

そして食欲の増加は、「食べ過ぎ」に繋がります。食べ過ぎると太るので、健康上問題と言えます。太るのが嫌だという人は、いつも以上に充分に眠るようにしましょう。

心身の健康のため、睡眠不足を解消しましょう

睡眠不足は体の健康被害だけでなくて、精神的にも悪い影響が出てきます。睡眠不足が続くとマイナス思考になりがちになる、という指摘があります。これでは、毎日を楽しく過ごす事はできないでしょう。

健康を維持するためには、質の良い睡眠――快眠――することが大切です。
ちなみに快眠であると言える時間については、個人によって違います。例えば日本人の平均的な睡眠時間は、約6時間から7時間と言われています。7時間くらい眠ると、かなり「ぐっすり眠れた」と実感できる人が多いようです。
あと、就寝時間と起床時間も大切です。夜に寝て朝日と共に起きる、そして覚めた後は、程良く体を動かす。こういう点も、快眠するために重要と言えます。
そして健康に良い睡眠を取るためには、寝具にも気を配りましょう。首がこるような枕を使用していると、疲れてしまいます。色々な安眠グッズがあります。自分に合う物を探してみると良いです。

長期にわたって寝不足が続く事は、体と心に悪いです。睡眠不足になったら、すぐに解消するように心掛けましょう。
もしも不眠の症状がひどい場合は、病院で診察を受けることも検討してください。