きっと育毛に役立つ「髪の基礎知識」
育毛を目的にヘアケアを行なう場合、髪の基礎知識を知っておくと良いでしょう。
すぐに役立つかどうかは、わかりません。ですが育毛を考えているなら、髪の事を学ぶのは有益と言えます。
毛幹の構造
毛幹は、中心から三つの層で構成されています。内側から言うと「メデュラ(毛髄質)」「コルテックス(毛皮質)」「キューティクル(毛小皮)」と呼ばれている層から成り立っています。
メデュラは、栄養を吸い上げる層となります。
コルテックスは、メラニン色素を含んだ繊維状の細胞です。このメラニン色素の量により、髪の色が決まります。
キューティクルの内側に存在しており、髪の成分の約90%を占めている物です。
コルテックスの成分が減少してゆくと、髪が細くなってゆくと考えられています。髪が細くなる事が原因で薄毛になっている人は、コルテックスに深い関係があるヘアケア製品を使用すると改善できる、と思います。
キューティクルは髪の表面にある、髪の内部を保護する役目の層です。その形状は魚の「うろこ状」であり、何層にもなっています。
もしも髪からキューティクルが失われてしまうと、髪の栄養も失われてしまうようです。そうならないようにするために、リンスやトリートメントを使って、キューティクルを保護する事が大事です。
毛幹と毛根の違い

髪の毛のイメージ画像
毛幹と毛根の違いですが、「毛幹」は頭皮から上に生えている部分の事を言います。
そして「毛根」は、髪の毛において頭皮の下に隠れている部分の事を言います。
育毛剤を使う場合、毛幹や毛根、毛母細胞に対してどんな影響を与えるのか、確認しておくと良いでしょう。これらに良い影響を与える育毛剤なら、期待できるからです。
毛母細胞
毛乳頭を取り囲んでいる細胞を、毛母細胞と言います。毛乳頭とは、毛根の深い部分の名称です。
毛母細胞は、髪の成長において必須な物と言えます。なぜなら毛母細胞は、毛乳頭から栄養成分を受け取り、その栄養を髪に運ぶ役割を果たしているからです。毛母細胞が栄養分を受け取ることで、細胞分裂を繰り返します。その結果、増殖して、毛幹として頭皮から生えてゆくことになります。
「毛母細胞の働き」を活性化させることは、抜け毛の予防に繋がります。抜け毛や薄毛が気になる人は、毛母細胞というヘアケアの専門用語を知っておくと良いでしょう。育毛剤などを選ぶ際、役立つと思うからです。
毛乳頭
毛母細胞に血液の栄養分を与えるのは、毛乳頭です。毛乳頭が、毛母細胞に、毛細血管を通ってきた栄養分を与えます。
毛乳頭は、毛根の先のふくらんだ部分の内側にあります。ふくらんだ部分は、抜けた髪の毛を見ると、実際に確認できる部分です。