塩素除去できるシャワーヘッドなのに効果なし?定期的にカートリッジを交換すれば、ずっと除去できる

塩素を除去できるシャワーヘッドを使っていても、効果を実感できないという感想を聞きます。
効果を実感できないと、なぜ思ってしまうのでしょうか?

水道水から塩素が除去されたことを実感できない理由として、以下のものが考えられます。

  • 水道水の塩素の存在に慣れているから。カルキ臭を、あまり気にしていないから。
  • 塩素除去カートリッジの効き目が、落ちてゆくから。

塩素を除去できる浄水シャワーヘッドについては、定期的にカートリッジを交換すれば、塩素をずっと除去できます。

よって、浄水シャワーヘッドを使えば、残留塩素に対する不安を解消できます。

塩素除去できるシャワーヘッドなのに、効果なしと思ってしまう理由

塩素除去できるシャワーヘッドなのに効果なし?カートリッジを交換すればずっと除去できる

塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドに対して、「塩素除去の効果はない」という感想があったりします。

シャワーヘッドには、塩素除去の仕組みが備わっているのに、水道水の塩素が除去されたと、なぜ実感できないのでしょうか?

実感できない理由を、考えてみたいと思います。

水道水の塩素の存在に慣れているから

私たちは、日常的に水道水を使用しているため、塩素の存在に慣れてしまっています。

例えば、塩素自体のニオイとされるカルキ臭について、あまり気にしていない状況だったりします。

塩素に慣れてしまい、塩素を気にしていない状況では、シャワーヘッドによる塩素除去の効果を、直接感じ取ることは難しいでしょう。

実際には、浄水シャワーヘッドが水道水から塩素を取り除くことは確かです。

だけど、「そのままの水道水」と「塩素が除去された水道水」、両者の違いを、多くの人は直接感じ取れないと言えます。

カルキ臭の減少で、塩素除去の効果を実感できる

もしも、浄水シャワーヘッドから出てくる水において、カルキ臭が減少したと気づくことができたら、塩素除去の効果を実感できると思います。

一般的に「カルキくさい」と言われているカルキ臭は、水道水に残留する塩素自体のニオイです(※)。
塩素のニオイは、漂白剤のような鋭いニオイ、鼻に刺激を与える独特の刺激感を持つニオイです。

よって、塩素除去の機能があるシャワーヘッドによって、カルキ臭が減少したら、水の中の塩素も減少したことになります。

※カルキ臭には、塩素自体のニオイだけでなく、水に含まれているアンモニアと塩素が反応して放つニオイも、含まれています。

なお、カルキ臭に対して鈍感な方は、やはり塩素除去の効果を実感できないでしょう。

塩素除去カートリッジの効き目が、落ちてゆくから

塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドの中には、ろ過材を入れておくカートリッジを使用するものがあります。

このカートリッジには、活性炭や亜硫酸カルシウムなどが含まれており、水道水に含まれている塩素を取り除く役割を果たします。

しかし、注意する点は、塩素除去のカートリッジを定期的に交換する必要があることです。

カートリッジの「ろ過材」は、消耗品です。シャワーを使っていくと、消耗されていきます。
完全に消耗されると、塩素を除去したり低減したりする効果を、発揮できなくなります。

以上より、塩素除去カートリッジの効き目は、だんだんと落ちてゆくことになります。

カートリッジの交換時期はまだ先だけど、果たして、塩素除去の効果は維持できているのだろうか?

そんな風に心配になると、「塩素除去の効果はないかも?」と疑ってしまうかもしれません。

シャワーヘッドにおいて、常に塩素を除去できている状態にするには、塩素除去カートリッジをしっかりと交換し続ける必要が、あります。

定期的にカートリッジを交換すれば塩素をずっと除去できる、シャワーヘッド

塩素除去できるシャワーヘッド
塩素除去できるシャワーヘッドのイメージ画像

シャワーヘッドで塩素の除去を本当にしているか、よくわからない…。

そのように不安に思うなら、カートリッジの交換をぜひしてください。

塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドについては、塩素除去カートリッジを、定期的に交換すれば、塩素をずっと除去できるはずです。

カートリッジの交換時期は重要です。
塩素除去のカートリッジは、使用するたびに効果が薄れていくからです。

一つの目安を言うと、塩素除去カートリッジのような浄水カートリッジは、一般的に3ヶ月ごとに交換することが推奨されています。

シャワーヘッドの説明書には、カートリッジの交換時期が記載されている、と思います。
説明書に書かれている交換時期の通りに、カートリッジを換えてください。

塩素除去カートリッジの交換手順

浄水シャワーヘッドの塩素除去カートリッジを交換する手順は、一般的に次の手順で行います。

  1. シャワーヘッドのカートリッジを、取り外します。
    これは通常、シャワーヘッドの持ち手部分にあるカートリッジハウジングから、取り外せます。
  2. 新しい塩素除去カートリッジを、取り付けます。
    カートリッジが、しっかりと固定されていることを確認します。
    必要に応じて、ハンドルを締めてください。
  3. シャワーヘッドを使って水を出して、水圧が正常であることを確認します。

これらの手順を実行することで、浄水シャワーヘッドの塩素除去カートリッジを交換できます。

カートリッジの取り付け方は、製品によって異なります。
通常は、カートリッジハウジングに差し込むか、ねじ込むことで取り付けできます。

シャワーヘッドが塩素を除去する仕組み

塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドは、多くの場合、塩素除去カートリッジを利用して、水道水から塩素を除去する仕組みを備えています。

この仕組みは、カートリッジ内にあるいくつかの成分によって、実現されています。

塩素を吸着する、活性炭

活性炭は、微細な孔(あな)構造(※)を持ち、塩素や他の不純物を吸着する能力があります。
※細孔(さいこう)構造。

ろ材として働きかける活性炭は、水道水中の塩素を吸着して、除去します。

これにより、シャワーヘッドから出る水は、よりクリーンで快適なものとなります。

塩素と反応して無害にする、ビタミンC

シャワーヘッド内のカートリッジにビタミンCが配合されている場合、通水時に水道水中の残留塩素を取り除きます。

ビタミンCは塩素と反応して、無害な物質に変化させる役割を果たします。

塩素と反応して無害にする、亜硫酸カルシウム

カートリッジ内部に亜硫酸カルシウムが含まれている場合、残留塩素を効果的に除去します 。

亜硫酸カルシウムは、水道水中の塩素と反応して無害な物質に変化させる効果があります。

これらの成分は、水道水の残留塩素を取り除きます

これらの成分は、シャワーヘッド内で水と接触することで、水道水から残留塩素を効果的に取り除きます。

これらの成分は、水道水の残留塩素を50%〜100%近くまでカットするシャワーヘッドで、利用されています。

以上より、塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドは、快適で健康的なシャワー体験を提供するために役立ちます。

残留塩素が不安なら、塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドを使いましょう

清潔なシャワーの水
清潔なシャワーの水・イメージ画像

水道水には、消毒のために塩素(カルキ)が添加されています。
塩素は、大腸菌などの病原体を死滅させます。よって、安全に飲める水にする役割を果たしています。

しかし一方で、消毒した後も、塩素は水道水中にそのまま残ってしまうことがあります。

水道水に残留している塩素には、デメリットがあります。

よく言われていることでは、水道水から独特のニオイ(いわゆるカルキ臭)が発生することです。
このニオイは味覚にも影響を与えて、水を飲む時の味にも影響があります。

他には、塩素による酸化作用や漂白作用、殺菌作用によって、髪や肌のタンパク質にダメージを与えてしまう可能性があります。

ただし、水道水中の残留塩素の量はごくわずかであり、摂取しても人体への悪影響はない、と言われています。

悪い影響はないと言われても、水道水に塩素が残留していることは不安だ。
そういう人は、塩素除去の機能がある浄水シャワーヘッドを使いましょう。

特に、敏感な肌や頭皮を持つ方の場合は、シャワーや入浴時において、水道水中の残留塩素を取り除く方が良いかもしれません。

浄水シャワーヘッドは、水道水から塩素を取り除き、より快適なシャワー体験を提供します。

塩素のニオイや刺激を気にすることなく、シャワーを浴びられることは、とても安心なことです。

そんなリラックスしたバスタイムを、ぜひ楽しんでください。