ニキビと間違えやすい出来物
ニキビと違う蕁麻疹
ニキビと蕁麻疹(じんましん)は、違う物です。
しかし「どちらも赤み」があり、ふくらむ症状なので、似ているように見えます。蕁麻疹の形は様々なので、ニキビのようなブツブツに見えてしまいます。
ニキビは顔から首にかけてできます。
また、背中にもできます。背中にできる物は、背中ニキビ(※)と呼ばれる物で、専門的な治療が必要となります。
※毛穴が詰まること、アクネ菌が毛穴の中で増えることが原因です。背中は服を着ているため温度・湿度が高くて、アクネ菌が増えやすいです。
背中ニキビの対策は、毛穴を詰まらせないことです。石鹸やボディシャンプーなどで、背中を綺麗に洗いましょう。
「かゆみ」については、ニキビでは、「かゆみ」が出ることはほとんどありません。
蕁麻疹の場合は、「かゆみ」や「痛み」が出ます。
ニキビと間違えやすい「めんちょう」
「きちんと自分でニキビを治療しているのに、全然治らない」
そんな場合その発疹は、もしかしたらニキビではなくて別の病気かもしれません。
ニキビとよく間違えられる物として、額などの固い部分にできる「めんちょう(面疔)」と呼ばれている物があります。
これはニキビが悪化した物と、勘違いされることが多いようです。
「めんちょう」は、ニキビとは別の物です。その特徴としては、膿んで大きく赤く腫れ上がり、触ると痛いです。
「めんちょう」の原因については、今のところ、わかっていません(2008年当時)。
ニキビと同様に、自分でつぶしてはいけません。1週間くらい経つと、自然に破裂して治るようです。でも心配なら、皮膚科で抗生物質を処方してもらうと良いでしょう。