「肌のたるみ」など、ほうれい線の原因

ほうれい線がある女性

ほうれい線は、「加齢」や「肌のたるみ」が原因です。
「肌のたるみ」は、加齢とともにある程度避けられないものです。だけど日常生活の「ちょっとした気遣い」で防ぐことができます。
以下に、ほうれい線ができる原因を書きます。日常生活で注意してください。

肌のたるみ

ほうれい線がくっきりと見えてしまうのには、さまざまな原因があります。よく言われている原因は、「肌のたるみ」に関するものです。

「肌のたるみ」は、主に顔や首の「筋肉の衰え」が原因です。
顔の下には、表情筋という筋肉があります。全部で30種類以上あり、頬の周りの筋肉、口の周りの筋肉、目の周りの筋肉などに分けられます。
私たちが目や口を動かす時に、これらの筋肉が動き、さまざまな表情を作り出します。

若い頃は筋肉がしっかりしているので重力に打ち勝って、皮下脂肪を高い位置に保持できます。
しかし、年齢を重ねるごとに頬の筋肉が衰え、重力に抵抗する力が失われていきます。
その結果、頬の部分の皮下脂肪を支えきれなくなり、頬全体が垂れ下がってしまいます。
頬が「ほうれい線」の上に垂れ下がり、皮下脂肪が重なると、その結果、ほうれい線の溝が深くなります。

紫外線と乾燥

改めて言うと、ほうれい線とはシワのことです。シワが深くなる外的要因は、紫外線と肌の乾燥です。

紫外線は肌の奥深くまで入り込み、皮膚組織にダメージを与えます。紫外線はシミだけでなく、シワの原因にもなります。

特に肌が乾燥していると、紫外線やホコリなどの刺激に対して無防備になってしまいます。
肌が十分に潤っていれば、シワは薄く目立たなくなります。しかし、肌が乾燥していると回復しにくくなり、シワがさらに深くなってしまいます。

片側の歯で噛むこと

片方の歯だけで噛んでしまうことはありませんか?
片側の歯ばかりで食べ物を噛んでいると、顔の左右の筋肉において「バランスに違い」が出てきます。

人差し指だけでマッサージすること

顔をマッサージする際に、人差し指を使わないほうが良いそうです。
人差し指は一番よく使う指なので、どうしても力が入りやすいです。なので、肌に負担がかかってしまいます。
マッサージでは人差し指だけでなく、全ての指を使ってマッサージして、力を入れすぎないようにしましょう。

頻繁に「しかめっ面」をすること

しかめっ面をしている状態は、筋肉が硬くなっている状態です。これを頻繁にやっていると、顔全体の血行が悪くなり、表情筋が衰えて、頬がたるみやすくなります。
頬がたるむと、ほうれい線が目立つようになります。

頬杖(ほおづえ)をつく癖があること

手が「あご」を支える姿勢のため、「あご」の関節が歪みやすくなります。
実際に「あご」の関節が歪むと、使われる筋肉にも「違い」が出てきて、頬の「たるみ」の原因となります。

「うつぶせ」に寝ること

これは、頬杖をつくことと同じと言えます。片方の頬に体重がかかるため、「あご」の関節が歪みやすくなります。