育毛を阻害する原因

育毛を阻害する原因

タバコや酒・紫外線などは、育毛や発毛を阻害する要因

と言われています。

タバコ

タバコ
育毛に悪いとされている喫煙

喫煙は、一般に体に害があるものとされています。同様に、毛髪にも悪い影響があるようです。

タバコについては、血行が悪くなる点が指摘されています。タバコの主成分であるニコチンは、血管を収縮させる作用があるからです。この作用により血液の循環が悪くなります。そして、頭皮に送られる栄養量が減ってしまいます。
なお、ニコチンは、ビタミンCを破壊します。

頭皮において「血の巡り」が悪くなると、栄養が髪に届きにくい状態になります。通常の状態でも、栄養は遅れて髪にやって来ます。タバコを吸う事で、さらに遅れてやって来る事になります。

そして、タバコを吸う事で血液の酸素運搬能力が低下する、と言われています。先程の栄養、そして酸素が髪の毛になかなか届けられない事は、髪の毛の寿命を縮めるようです。髪の毛の成長速度も遅くなり、以上の結果、育毛を阻害する事になります。

個人差はあると思いますが、髪の毛が大事な方は、タバコを控える事を検討してください。タバコの本数を減らしたり、可能なら禁煙したりして、体を健康にしましょう。そうすれば、頭皮と髪の健康を取り戻せるでしょう。

紫外線

紫外線は、頭皮や髪の毛にダメージを与えます。
特に夏の季節では、紫外線が多いです。紫外線から髪を守るように心がけましょう。
レジャーなどで外に出かける際は、必ず帽子を被ってください。帽子については、通気性が良くて、UVカットされた物が良いです。
湿気が多い時期では、頭が蒸れないように気をつけてください。頭が蒸れていると、細菌が繁殖して頭皮を傷めてしまいます。たまに帽子をはずして風を通して、軽くマッサージすると良いです。

帽子とあわせて、出来れば日傘も使うと安心です。
なお、紫外線は室内にも入ってきます。紫外線を防ぐ効果のあるヘアクリームやヘアスプレーがあります。それらを使用すると室内の紫外線対策もできます。

ストレス

よく「病気は気から」と言われます。育毛についても同様です。

ストレスは病気だけでなくて、薄毛・ハゲにとっても非常に危険なものです。

ストレスは、交感神経を刺激します。なので毛細血管が収縮して、血液の流れる量が減ります。よって頭皮や髪の毛に、栄養が運ばれにくくなります。
もしも栄養が運ばれない場合、髪の毛も育たないということになるでしょう。

「深刻な悩み」がある際、円形脱毛症になる場合が多いと聞いたことがあります。やはりストレスは育毛に悪い、ということでしょう。

ストレスを溜め込むと、食欲不振や不眠症、過食症や消化器系の機能低下など、体にとって悪いことが起きます。これは髪の毛にとっても、悪いことでしょう。

運動不足

運動不足が育毛と関係があると言われても、ピンとこないかもしれません。
運動をあまりしない人は血行が悪く、太りやすい傾向にあります。血行が悪いと、髪に有効な栄養素が頭皮に届きません。これは薄毛の原因となります。また、肥満も薄毛の要因となります。
健康な髪を目指すには、適度に運動しましょう。

日常生活を見直しましょう

現在では、高品質な育毛剤が発売されていますが、全員の薄毛に対して効果があるとは言えません。特効薬は存在しません(2008年当時)。
もしも様々な育毛剤を使用しても効果があんまりないなら、今一度、原因を考える必要があります。例えば食事睡眠など、普段の生活に大きな問題があるかもしれません。
育毛剤に頼り過ぎて、その他の問題を解決しないままでは、やはり効果は出ないでしょう。

育毛・発毛に大切な事は、育毛剤を使用する事よりも、規則正しい生活習慣を送ることが大切です。
いくら高価で良い育毛剤を使用しても、自分の体が不健康なら、血行が良くなる訳もないです。そして栄養も行き渡らないです。例えば、栄養不足による抜け毛を改善するためには、タンパク質を中心にしたバランスが良い食事を取る、と良いです。なぜならタンパク質は、髪にとって大切な栄養だからです。

髪のトラブルは、生活習慣と関係があると言えます。自分の生活習慣について見直してみましょう。

専門医師の診察

薄毛の予防としては、専門医師に診断してもらい、自分の症状に適したケアを行なうことが有効です。
育毛は、その症状によって「手当て」の仕方が異なります。ネットや本で情報を集めて、独学で「手当て」を行なっても、なかなか回復は難しいかもしれません。
独学で処方せずに、定期的に専門医師の診察を受けて手当てすることも検討しましょう。

育毛剤の使用

規則正しい生活を送れているなら育毛剤の効果を得られる可能性があります。
育毛剤には、頭皮や毛穴を清潔にする成分や血行を促進する成分、栄養を与える成分などが含まれています。育毛剤は、髪の毛を作る毛包が脱毛状態に入らないような環境を作ったりします。

毛母細胞や毛乳頭に作用する成分には、フラバノンやアデノシンがあります。
血行を促す成分としては、チンキ・塩化カルプロニウム・ビタミンE誘導体などがあります。
栄養を与える成分としては、ペンタデカン酸グリセリド・ソフォラ抽出エキス・ニンジンエキス・ニコチン酸アミドなどがあります。
炎症を抑える作用や抗菌作用を期待できる成分としては、ヒノキチオールやβグリチルレチン酸があります。

なお、育毛剤の中には、医師の診察を受ける必要がある物もあります(購入するには、処方箋が必要な物もあります)。

医薬部外品として、薬局などで購入できる育毛剤もあります。自分で選んで購入する際は、自分の髪質や頭皮に合う物を見つける必要があります。自分に合わない物を使用すると、逆効果になる可能性もあるからです。
商品説明を読んで慎重に選んだ育毛剤を、使うようにしてください。