抜け毛を防ぐため、髪の「正しい洗い方」

抜け毛対策の一つに、毎日髪を洗うことがあります。
ただし髪の洗い方を間違っていると、それが抜け毛の原因になっていることがあります。正しい髪の洗い方を確認しておきましょう。
洗う順番
- シャンプーをする前に、ブラッシングで髪の「もつれ」をほどきます。
- 「すすぎ洗い」を行ないます。
38℃前後の「お湯」で、2分から3分ほど洗います。この時、頭皮を傷つけないように注意してください。 - シャンプー剤を手に取って、泡立てます。
適量(500円玉程度)に、少々の水分(お湯)を加えます。
泡立てたシャンプー剤を頭に付けて、髪と頭皮に馴染ませます。 - 頭皮の全体を、指の腹で揉みほぐすように洗っていきます。
「毛穴の汚れ」を落とすために、髪の根元に指を入れて小刻みにマッサージします。
なるべく少ない量のシャンプーを使って、指先でマッサージするように洗います。 - 髪の毛や頭皮についているシャンプー剤を、洗い流します。
シャンプー剤が頭皮に残ってしまうと、炎症の原因になります。しっかりと、すすぎます。出来れば、ぬるま湯で3分くらいはすすぎましょう。 - 乾いたタオルで、水分を取り除きます。タオルで髪を包み込み、押し当てたりして拭き取ります。
髪を拭く時は、タオルで叩くようにして水分を取ります。髪をゴシゴシこすると、髪を傷めます。なので、止めましょう。 - 水気を拭き取った後は、低温のドライヤーで水分を乾かします。
ドライヤーを使う際、熱風を使わずにあえて冷風で髪を乾燥させると良いでしょう。 - クシで髪をとかしておきます。
以上で、洗髪の完了となります。
洗髪のポイント
育毛において、洗髪の仕方はとても重要です。洗髪のポイントを言うと、
- 洗い過ぎで、必要な皮脂を取り除かないこと
- シャンプー剤を頭皮に残さないこと
です。もしも必要な皮脂を取り除いてしまうと、それを補おうとして過剰に分泌されてしまいます。
過剰な皮脂は、毛穴を詰まらせるという指摘があります。ですが実際のところ、3日に1回くらい洗髪すれば、その様な問題は起きないそうです。
現代人の多くは、毎日シャンプーで洗髪しています。なので、皮脂が毛穴を詰まらせているという人はほとんどいない、と言えます。
髪を乾かす時のポイント
正しいシャンプーの方法によって頭皮を清潔に保つようにすると、抜け毛の防止に効果を期待できます。
そしてシャンプーの後に行なう「髪を乾かす作業」においても、抜け毛を防止することに繋がるポイントがあります。
シャンプーした後、タオルで水分を拭き取ると思います。
短髪の人や男性においては、ゴシゴシと力任せに拭き取る人が多いようです。しかし、これは止めましょう。タオルで頭皮を痛めないようにするために、髪をはさんで軽く叩くなどして、水分を拭き取りましょう。
髪を洗ってタオルで拭いた後は、ドライヤーを使って髪を乾かす、という人が多いでしょう。ですが「抜け毛」を防ぐためには、自然乾燥が良いという指摘があります。
髪の主成分は、ケラチンというタンパク質です。髪が乾燥したり熱を受けたりすると、このケラチンが変性して切れ毛や枝毛の原因になります。そして、抜け毛を増やしてしまうことになります。
洗髪の注意点
2度洗い
シャンプーの仕方については、頭皮の状態が良いなら2度洗いしても良いでしょう。
髪の毛・頭皮を充分にすすいだ後、シャンプー剤を1回目の半分くらい手に取り、同じように洗髪します。
2回目のすすぎについては、十分すぎるほど、しっかりと行なってください。もしもシャンプーが頭皮に残ったままだと、抜け毛の原因になってしまいます。「すすぎ残し」がないように、しっかりと洗い落としておきましょう。
頭皮を傷つけない事
洗髪する際は、爪を立ててはいけません。柔らかい頭皮を「傷つけてしまう恐れ」があるからです。指の腹を使って洗いましょう。
そして頭皮を、あまりゴシゴシこすらないことです。頭皮を傷つけてしまうからです。
頭皮の傷から、ヘアケア製品の人工的な成分が体の中に入ってしまう可能性もあります。大した事はないと思うかもしれませんが、人工的な成分が体内に入ることをやはり避けたいです。なので、丁寧に優しく髪を(頭皮を)洗うようにしましょう。
念入りにすすぎをする事
念入りにすすぎを行ないましょう。特に毛根や頭皮のすすぎを、念入りにしてください。シャンプー剤が頭皮に残ったままだと、頭皮に悪い影響を与えてしまいます。
例えば、毛穴が詰まる原因になります。毛穴が詰まると、頭皮の「かぶれ」や「肌荒れ」の原因になります。なので「しつこい」と思うくらい、すすぐ必要があります。
もしも頭皮がかぶれると、脱毛が進行してしまいます。気をつけましょう。
また、リンスやトリートメントの「すすぎ」は、シャンプーよりも丁寧に行なってください。
水気を拭き取る事
洗髪後では、水分をしっかりと取り除くことが大切です。髪に「潤い」を持たせたいので、わざと水分をわずかに残す人もいたりします。しかし基本的には、タオルでしっかりと水気を拭き取りましょう。