マニキュアの本来の意味

爪の手入れ・マニキュア

爪の「お手入れ」のことを、一般的にネイルケアと言います。しかしこの言い方は、「爪のNail」と「手入れのCure」を合わせた和製英語です。

ネイティブの欧米人たちは、「爪の手入れ」の事をマニキュア(manicure)と言っています。
これは、ラテン語から来ています。manus(手を意味する)と cura(手入れを意味する)から、作られた言葉です。本来のマニキュアは「手の手入れ全般」を意味する言葉でした。

しかしネイルと聞くと、マニキュアを思い浮かべることが多いでしょう。日本で使われているマニキュアは、ネイルカラーと同じような意味で使われています。

「ファッション」や「おしゃれ」として行なうマニキュアは、爪を保護するという効果も期待できます。よって爪が割れることを防ぐために、スポーツ選手がマニキュアを使っているそうです(性別を問わず、使われています)。例えば野球やゴルフ、重量挙げの選手です。

爪をしっかりと手入れしたいなら、やはり専門家にケアしてもらうと良いです。だけど自分でもケアできたら嬉しいです。
ネイルを美しく仕上げるには、ベースコートとトップコート、そして塗料のマニキュア(ボリッシュ)が必要です。

塗料のマニキュア・ポリッシュ

ネイルアートで用いられる「塗料のマニキュア」の正確な呼び方は、ポリッシュと言います。
ちなみに現在のような塗料としてのマニキュアは、アメリカで出来ました。1920年代の自動車塗装用のラッカーが、その元と言えます。

そういうことより、製造の方法や原料について、ほとんど同じです。合成樹脂(アクリルなど)を着色して、有機溶剤を混ぜた物です。原料を工夫することで、ラメ入りの物、光沢がある物などが製造されています。

マニキュア

塗りやすいボリッシュは、はけの毛先が整っている物です。そうなっていれば塗る時に、はけの先端がキューティクルラインに沿ってゆきます。なお、毛先が分離しているボリッシュは、寿命と言えます。新しい物に変えましょう。
あと、塗る前にビンを振らないようにしてください。振った際、細かい気泡が含まれてしまいます。そのような場合は、塗った後にブツブツが表面に出てきてしまいます。乾くにつれて「この気泡」が集まって、大きくなるからです。

保管方法

このボリッシュの保管方法では、

  • ボトルの口を拭いておく事
  • 直射日光に当てない事

がポイントとなります。

ボリッシュを使い終えたら、除光液を浸したコットンでボトルの口をしっかりと拭きましょう。ボトルの中身がドロドロになってしまうのを、防ぐためです。
中身がボトルの口に付いていると、空気が、その部分からボトル内に入って来てしまいます。ドロドロになったポリッシュは、綺麗に塗れません。

あと保管の際は、直射日光が当らない場所で保管しましょう。
保管の仕方が悪い場合、ボリッシュは本来の色ではなくなってしまいます。美しいネイルカラーで「おしゃれする」ためにも、しっかりと保管しましょう。

マニキュアを美しく塗る方法

マニキュアを塗る事で美しいネイルに仕上げるためには、

「甘皮処理」と「爪の表面を磨いておく事」が重要です。

きちんと甘皮処理をしておくと、マニキュアがはげにくくなります。爪の根元部分の角質が整えられているからです。

また、爪の表面があまりにもデコボコだと、ベースコートを用いてもデコボコを解消できない場合があります。なので、なるべく爪の表面を磨いておくほうが良いです。

ちょっとした事ですが上記の事を知っておくと、実際に美しく塗れると思います。

なお、マニキュアの塗り方については、まずはベースコートを塗ります。
次に、ボリッシュを二度塗りします。一度で塗ろうとすると、多くの場合で厚ぼったいネイルとなるからです。