入門的なパソコン資格だった、初級シスアドの資格

初級システムアドミニストレータ試験は、2009年に終了しました。
そして後継の試験として、2009年からITパスポート試験が開始されました。
※以下の記事は、2008年当時の記事になります。

初級シスアドの資格

パソコンに関する資格のうち、入門的なパソコン資格と言われているのが「初級シスアド」試験です。
初級シスアド試験は、パソコンや情報システムを有効・効率的に利用する際に必要な技術や知識について、問いかけるものです。
初級シスアド試験は、「情報処理技術者試験」に分類される国家資格となります。
ちなみに初級シスアドとは、「初級システムアドミニストレータ」の略です。

試験内容

初級シスアドの資格試験では、具体的にどのような内容について問われているのでしょうか?
単純にパソコンに関する知識があれば、この試験に合格できるという訳ではないようです。

初級シスアドの資格試験では、パソコンを利用するための知識を始め、セキュリティやネットワークに関する知識についても問われます。
また、システムの基本的な仕組みや、効率的な運用方法についても問われます。
パソコンとは関係ないような企業会計に関する知識や、業務内容の改善を図るための問題解決手法についても、出題範囲となります。

初級シスアドの資格取得では、パソコンや周辺機器、ネットワークなどを取り扱う上での幅広い知識や技術が問われる、ということを知っておきましょう。

このようにパソコン関係について、幅広く知識や技術を問われます。ですが、そうでない部分もあります。
初級シスアドの資格試験では、特定のアプリケーションソフトについて、その操作方法を問われることはありません。
また、プログラミングの問題が出題されることもありません。
そのため、パソコンやシステムに関して、これまで深く携わってきていない人でも勉強しやすいです。この点が、この資格試験の特徴となっています。

普段からパソコンを使用していて、日常業務を行なっている人なら、試験勉強次第では短期間で合格するのも可能ということです。

初級シスアドの役割

初級シスアドの資格保持者は、例えば会社内でどのような役割を果たすでしょうか?

パソコンやプリンター、スキャナーなどの周辺機器を設定したりします。
また、社内ネットワーク環境を構築すること、アプリケーションソフトを使用して業務を効率良く進めるための仕組みを作ることも、あるようです。
パソコンのトラブル対策やセキュリティ対策なども、初級シスアドの業務内容です。
いずれにしても初級シスアドの資格保持者は、パソコンに関する知識と技術を駆使して、社内の情報化を推進する役割を担うと言えます。

今ではパソコンや周辺機器は、会社の業務で必須です。そのため、初級シスアドは職種や業種に関係なく、社内に必要不可欠な存在になっていると思います。
初級シスアドの資格を取得すれば、多くの業種の会社に就職できると言っても良いかもしれません。
初級シスアドの資格取得を目指す人が多い理由には、このような考え方があるからのようです。

企業からの評価

初級シスアドの資格に対しては、企業からの評価は高いようです。

入門的なパソコン資格である初級シスアド試験は、情報処理技術者試験の一つです。この資格試験は経済産業省が実施していることから、国家資格となります。
国家資格ということより、企業からの評価も高いです。この資格試験を取得した社員に対して、「手当て」を支給している企業もあるようです。
企業の中には、昇進するためには初級シスアドの資格を取得しなければならないところも、あるようです。

また、初級シスアドの試験は、ある特定企業の製品に関する資格ではない、という大きな特徴があります。
例えばマイクロソフト社やオートデスク社など、自社製品のソフトに関する資格を認定している企業があります。このような資格では、試験内容は特定企業の製品について、その使用方法や知識などを問いかけるものとなります。

しかし初級シスアドの資格試験では、パソコンや周辺機器、ネットワークなどに関して総合的に問いかけるものとなります。そのため、このパソコン資格を取得するためには、ある特定の製品に特化した知識や技術を学ぶのではなくて、汎用性の高い知識や技術を学ぶことになります。
受験者や企業から高く評価される背景には、このような理由があるからのようです。

活躍の場が多い資格

システムエンジニアところで、情報処理試験を受験する人は年間70万人以上と言われています。累計では、1000万人を超えているそうです。
国家資格試験は数多くあります。しかし、これだけ大きな規模の国家資格試験は、ほとんどありません。そして初級シスアドは、他のパソコン関連資格の中でも知名度は一番です。

初級シスアド資格保持者の活躍の場は、今後も広がっていくことが予想されます。今後も多く会社がITを活用して、日々の業務を進めてゆくからです。そのため、初級シスアドを取得した人にとっての活躍の場は多いでしょう。

就職や転職のため、または自己啓発の一環として、初級シスアドの資格試験に挑戦してみましょう。