時間でなく行動を管理する、フランクリン・プランナーの手帳
フランクリン・プランナーの手帳
フランクリン・プランナーというシステム手帳は、海外では「とても有名な手帳」です。多くの人が、おすすめする手帳です。一度使った人にとっては「なくてはならない物」になっている、と言われています。
しかし日本では、あまり「馴染み」がないかもしれません(2008年当時)。そこでどのような手帳なのか、簡単にご紹介したいと思います。
フランクリン・プランナーを開発したのは、ハイラム・W・スミス氏です。タイム・マネジメントの第一人者と言われている人です。その人が、
と考えて、開発した手帳ということです。
すでに海外で発売されていたフランクリン・プランナーの手帳は、日本語版が2006年に発売されました。その後少しずつですが、人気が出てきているようです。
フランクリン・プランナーの魅力
このフランクリン・プランナーの魅力は、どこにあるのでしょうか。
これを使った人の感想を参考に言うと、仕事の生産性が「とても向上した」そうです。今まで残業ばかりしていたのに、残業が減ったということです。
さらに仕事だけではなくて、プライベートも充実するようになったそうです。時間に余裕ができたため、自分のことを考える時間ができた、ということです。そして、目標意識を高めていけるようになっていったそうです。
なおアメリカでは、有名な手帳です。すでに様々な企業が取り入れているそうです。
人生における目標を持つ。それを実現させるためには、どうしたら良いか考える。
それを考えたら、年単位に目標を落とす。月単位に、週単位に目標を落とす。
その日に、やるべき事を考えて優先順位を付けて行動していく。
この手帳は、以上のような考え方や行動をサポートします。自己啓発の手帳と言えるでしょう。
手帳の世代
フランクリン・プランナーは、第4世代の手帳と言われています。
ここでは「第1世代」から「第4世代」までの手帳の移り変わりについて、ご紹介したいと思います。
第1世代
スケジュールをメモするという単純な手帳です。
スケジュールが「たくさん詰まってくる」と訳がわからなくなってしまう点が、課題になっていたようです。
第2世代
カレンダーの中に、スケジュールを記入できるようになった手帳です。
記入するだけなので、優先順位を「なかなか付けられない点」が、課題になっていたようです。
第3世代
第2世代の課題であった優先順位を、付けられるようになりました。さらに目標を設定できるようになり、行動を管理できるようになりました。
ただし、設定した目標のタスクに捕らわれてしまい、本来の目標を見失いがちになってしまうという課題が残ったようです。
第4世代
フランクリン・プランナーの手帳です。「7つの習慣」を基にして、人生における大切な事を基準にして、「行動を管理していく」という観点を取り入れています。
※「7つの習慣」とは、スティーヴン・R・コヴィー博士のベストセラー本のことです。
以上のように、手帳の各世代が遷移しました。
第4世代の特徴
この第4世代の観点は、

という事です。
自分の大切な事に時間を使うようにして、行動を効率的に管理できる手帳としました。
スティーヴン・R・コヴィー博士が提唱している「7つの習慣(第3の習慣)」に、第4世代ツールと言われている物があります。その第4世代のツールが、「フランクリン・プランナー」です。
第4世代ツールの特徴は、スティーヴン・R・コヴィー博士によると以下のような事です。
- 一貫性。
- バランス。
- 第II領域への集中。
- 人間重視。
- 柔軟性。
- 携帯性。
これらの特徴を活かして、自ら時間の概念を変えることができたら、第4世代のツールの効果を実感できるでしょう。
第4世代の手帳「フランクリン・プランナー」
フランクリン・プランナーが意図していることは、「第4世代の手帳」であるということです。
「第4世代の手帳」については、大ベストセラーになった「7つの習慣」という本の中で提唱されています。
ところで各世代の手帳については、以下のようになっています。
第1世代に関しては、ただのメモ帳としての機能だけ、ありました。
第2世代になると、これにスケジュール管理の機能が加わりました。
第3世代になると、効率化を追求したり目標管理を追求したりする機能が加わりました。
第3世代には、タイムマネジメント・ツールというものがあり、日常生活や社会生活に応じて改善されたようです。
しかし第3世代ではスケジュールを詰め込み過ぎてしまい、それがストレスになってしまった、という問題点が起きていました。
その問題を解決しようと作られた手帳が、第4世代のフランクリン・プランナーの手帳です。フランクリン・プランナーの手帳では、従来の手帳でも考えられていた「時間を管理する」という点を取り入れつつ、行動を管理している点が特徴になっている、と言えます。
なお、この手帳の見た目は「ただのシステム手帳」です。しかし「7つの習慣」に掲げられている事を、きちんと「守れるような仕組み」になっています。
まず、自分の価値観やミッションを明確にしていく事から始めます。
そして「長期 → 中期 → 短期」と目標を設定します。
さらに「月単位・週単位・日単位」という風に行動の優先順位を付けて、ミッションを実現させていく、という感じになっています。
現代社会は確かに忙しいですが、目標を設定して行動を管理していくことで、先を見る余裕が生まれてくると言えます。第4世代のツールと言える手帳を活用して、あなたの人生の目標をぜひ達成してください。
人生を変えるツール

フランクリン・プランナーは、システム手帳の一つです。でも、ただのシステム手帳ではありません。「7つの習慣」を基にして作成された、人生を成功へと導く、人生を変えてくれるツールであると言えます。
フランクリン・プランナーという手帳は、一般的なスケジュールを書くシステム手帳とは、ちょっと違います。
将来に向けて「何をどうしたらいいのか?」じっくり教えてくれるツール、人生を計画してくれるツールと言えます。
どんな人でも、1日は24時間しかありません。限られた時間の中、いくら時間の管理をしたところで、うまく管理できない事が多いでしょう。
毎日忙しくて時間に追われている生活をしている人に、一度試していただきたい手帳だと思いました。
ぜひ「この手帳」を活用して、思い通りに人生を変えてゆきましょう。