利益を得るにはタイミングが大事、投資信託の売却

投資信託の売却

利益
売って利益を得ましょう

投資信託は、株や為替のデイトレのように、買って直ぐ売る、売って直ぐ買うというような取引は、まず行ないません。
投資信託においては大抵の場合、中期や長期に渡って保持していく事になります。

そうは言っても償還まで保有ぜず、中途の段階で売却して換金するという事例も多いです。
では、どうやって売却すれば良いでしょうか?

売却方法

投資信託の売却は、販売会社の「窓口・電話・インターネット」で申し込めます。初心者の方でも難しくはありません。
受付時間内に申し込み、ファンド名と口数そして解約代金の入金先を申告すれば、それで売却が成立します。
ちなみに入金は、即日ではありません。しばらく待つことになります。

ただし、その際に注意しなければならない事があります。
二つの売却方法が存在するという事を、知っておく必要があります。
その二つとは「解約請求」と「買取請求」です。
※売却方法の「違い」や「詳細」については、販売会社にお問い合わせください。

解約請求

解約請求は、信託財産の一部を解約するという方法になります。
この場合、ファンドの信託元本が減少します。
基本的には売却の際は、こちらを選択する事になります。

買取請求

買取請求は、換金を希望する投資信託を販売会社に買い取ってもらう、という方法です。
この場合は、ファンドの信託が減少する事はありません。
こちらは、クローズド期間など解約できない期間に売却しなければならない、という時に用いる事になります。

難しい、売却のタイミング

売却には、税金が掛かります。もしも売却のタイミングを間違えれば、損をしてしまったと後悔するでしょう。
しかしそうは言っても、売却のタイミングを見逃しても後悔する事になります。
いずれにしても初心者の方には、最適な売り時を見つけるのは難しいかもしれません。

それでも結局は、自分の判断力次第という事になります。特に初心者の方は、売却するタイミングについて、色々と勉強しておきましょう。儲けるよりも、損しないことを優先して売却するなど、自分なりのルールを見つけましょう。

投資信託の解約

投資信託の初心者は、投資信託を始めることから終わること、つまり解約までの「一連の流れ」を、頭に入れておく必要があります。
なぜなら投資信託を始めたけれど状況が変わり、どうしても「まとまったお金」が必要になってしまう場合が、起きるかもしれないからです。

または、最初に考えていた運営方針(例えば長期で運用するという方針)と違う考え方になってしまう場合も、あるかもしれません。そんな時、投資信託の解約を行なうことになります。

投資信託の初心者が覚えておかなければならないのは、投資信託は一人の投資家から成り立っているものではない、ということです。
一人が投資信託の解約をしても、他の投資者は保有を継続しています。そのため解約金は、その投資信託に組み込まれている株式や債券を売却して確保することになります。

解約者が費用を負担

当然、株式や債券の売却のために費用が掛かるので、その分を投資信託の解約者が負担しなければなりません。
一般的に、その金額は基準価額の0.3%程度と言われています。
よって基準価額からその金額を差し引いたものが、投資信託・解約価額として手元に戻ってくる「お金」となります。

投資信託の初心者は、このようなペナルティ制度があることを踏まえた上で、購入をしなければなりません。そうすることが、複数の投資家たちから成り立つ「投資信託の公平さ」を保ち、信託財産が安定して保有されることに繋がります。

投資信託解約の場合は、その投資信託を購入した販売会社を通じて「手続き」を取ります。
※投資信託・解約の詳細については、販売会社にお問い合わせください。