農業に興味があるなら、ぜひ始めましょう

アグリビジネス

人々の日常生活に欠かす事のできない物として「衣食住」があります。これらの物が充実していれば、最低限の生活を送れると言えます。
そして生きていく上で欠かせない物と言ったら、食べ物があります。食べ物がなかったら、人は生きて行けません。そんな食べ物や、食べ物を生産する農業に対して、多くの人達が価値を認めています。

アグリビジネスとは、農業関係・食品関係の産業のことです。この産業には、農産物加工・貯蔵・流通・農業機具・肥料製造などが、全て含まれています。

農業用施設や装置など、大きな農業用資材も含まれています。昔の農業の枠にとらわれない農業です。最近では育種・飼料・農機・食品加工・土木事業・新品種開発・衣料などに、最先端技術を導入して活性化を試みています。

農業法人の規制緩和が進んでいます。商社や食品業界から、農業関連産業への新規参入が増えています。それらの企業がバイオテクノロジーなどを駆使して、有機農産物を生産したりしています。

農家がインターネットを活用して、直接「消費者へ販売すること」も増えています。農協を通さない取引を行なう人が、多くなりました。

以前の農家では、全て農協を通さなければ、「仕入れ」も「販売」もできませんでした。農家が生産した農作物は、農協が一手に買取り、流通過程は全部「農協任せ」でした。

しかし今では、直接消費者に販売できます。
これからアグリビジネスに参入する場合は、このように独自の流通経路も確保しておくと良いでしょう。従来の農業から新しい形の農業産業へ、移行が始まっているからです。

農業の始め方

それでは実際のところ、農業を始めるにはどうしたら良いでしょうか?
農業を始めることは、起業するということです。まずは資金や労働力、場所(土地)を準備する必要があります。

そして農業を行なっている農村の生活スタイルを、受け入れる必要があります。
農村の生活スタイルについては、実際に地元の人と交流すると良いです。そこから色んな事を学べる、と思います。

農林水産省では、新農業人を応援するために就農をバックアップしています。
農業を始めたい人や農業に興味がある人に対して、全国新規就農相談センターでの体験などを紹介しています。

実際に就農活動を行なう場合、全国にある就農相談センターの窓口に行ってみましょう。全国新規就農相談センターのウェブサイト(http://www.nca.or.jp/Be-farmer/ リンク切れ。2019年7月当時)などから、情報を得ることができます。
もしも各種フェアの案内などを見つけたら、積極的に参加してみましょう。

ある程度の情報を得たら、農業に対して自分のイメージを固めます。

  • 何を栽培するか、単一栽培の単一経営か、それとも複数栽培の複合経営か。
  • 栽培方法について、通常の栽培方法か、有機栽培方法か。
  • どのような生活条件を受け入れるのか。

農業始めました以上のような事をきちんと考えて、実際に希望する条件に合う場所を見つけて、農業を体験してみましょう。

土地や資金、機械や設備などについて準備が出来たら、就農する市町村の農業委員会に「農地取得の手続き」をして、許可を受けましょう。

「就農までの道のり」は、長くて厳しいかもしれません。まずは農業を体験したり、研修を受けたりしてみましょう。

※この記事は2009年当時の記事になります。最新の情報を、ご確認ください。