ネットショップの商品撮影で大切な事

商品を綺麗に撮影する事

ネットショップの商品が売れるようにするには、どうしたら良いでしょうか?

まず試していただきたい事は、商品を美しく撮影する事です。商品画像が汚い場合、お客様に「そっぽを向かれてしまう可能性」があるからです。これでは、商品を買ってもらえません。

一番良い方法は、やはりプロのカメラマンに撮影してもらうことでしょう。ですが工夫次第では、ショップのスタッフさんでも綺麗に撮影できると思います。
以下に商品を美しく撮影する方法の例を、ご紹介したいと思います。

例:鞄の撮影

照明

撮影スタジオ

撮影用照明

美しく撮影するには、照明が絶対に必要です。
まず最初に、鞄などを移動式のハンガーラックのような物に、見えない糸(釣り糸など)で吊るします。そして、ラックの側面から遠い場所に置きます。
鞄の立体感や光沢感など、どこを強調したいかを「はっきり」と決めて、照明を当てる角度の調整をしてください。

なお、カメラに付いているフラッシュを使うのは、絶対にやめてください。
一か所だけにフラッシュの強い光が当たり、商品が白く飛んでしまうからです。特に金具などが付いている商品の撮影には、注意が必要です。

撮影者の映り込みを防ぐ事

また、金具を撮影しようとすると、金属に撮影している人の姿が写りこんだりします。
これを防止するためには、商品の周辺を何かで覆う必要があります。
通常ではレフ板トレーシングペーパーを使用します。もっと簡単に済ませたい場合は、市販のライトボックスを使用しても大丈夫です。

カメラのレンズとして長めの物を使用すると、「映り込み」が気にならない程度になります。
商品とカメラの間にトレーシングペーパーなどを入れて、トレーシングペーパーに穴をあけたりして、カメラのレンズの先だけを「そこから出して」撮影したりします。

別の方法として、ダリングスプレーを使用する方法があります。
ダリングスプレーを商品に掛けておくと、金具の表面が「すりガラス」のようにマット(つや消し)な感じになり、レンズや撮影者の「映り込み」を防げます。

ダリングスプレーについては、普通のカメラ店で購入できます。購入する場合は、ダリングスプレーを落とす専用のクリーナーも、一緒に購入しておいてください。

あと、パソコンの操作が得意な方なら、パソコンの画像編集ソフトなどを使って「映り込み」を修正する、という方法もあります。

こだわりある商品撮影が大事です

ネットショップで大切なことは、現物をイメージしやすい商品画像にしておく事です。お客様は、実際の商品を見る事ができないからです。

ここをしっかりとやっておかないと、お客様のイメージしていた物と違うという事になり、クレームの対象となってしまいます。
クレームが続くと、お客様からの信頼もなくなり、お客様を逃してしまうことになります。
ちょっとした気遣いで、信頼の「され方」が変わってくると言えます。

商品撮影の仕方に「こだわり」を持って、撮影しましょう。

今後の売上アップに、きっと繋がると思います。