クラウドソーシングで案件を見つけて応募、Webライターの始め方

執筆環境の用意

基本的にはインターネットに接続されたスマートフォンタブレットパソコンが必要です。Web記事を書き始める前に、記事を書くための環境が整っているかどうかを確認してください。

たぶん、新たに機器を購入する必要はないでしょう。
日本ではスマートフォンなどのモバイル端末が、9割以上の人に使われているからです。すでにネットを利用できる機器を持っているので、執筆用として新たに機器を購入する必要はないでしょう。

Webライターの仕事の良いところは、「手持ち」のスマートフォンなどを使えば、初期投資がかからないことです。

Webライター

個人的には長文を打ち込む際、パソコンのキーボードで打つのが一番早く記事を書けます。
ですが、スマートフォンやタブレットで文字入力するほうが早い、という方もいます。

自分が文字入力しやすい機器を用意すれば、大丈夫です。

なおWeb記事が長文の場合、大きい画面のほうが確認しやすいと思います。
その場合、10インチのタブレット端末や20インチ以上のパソコン用ディスプレイがあるほうが、良いです。

記事の案件を見つけます

Webライターを始めたい場合、ライター記事の案件を紹介してくれる業者に登録することになります。基本的に履歴書は不要であり、面接もありません。登録後、すぐに始められます。基本的に無料で登録できます。

またはクラウドソーシング内で、ライター記事の案件を出しているクライアントと契約することになります。案件に応募して採用されたら、記事を書いて、締め切りまでに納品します。

文を書くことが好きな人や得意な人なら、結構稼げる仕事だと思います。興味ある方は、Webライターの案件を探してみましょう。

クラウドソーシング

知り合いの紹介でWebライターの仕事が決まるならいいのですが、そういう知り合いがいない人も多いでしょう。

そんな時に仕事を探すには、インターネット上のクラウドソーシングが最適です。クラウドソーシングは、仕事を発注したいクライアントと、仕事を受けたいワーカーを結びつけるマッチングサービスです。

代表的なサービスとしては、「ココナラ」「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあります。まずは、これらのサービスに登録して、記事作成の仕事を探してみましょう。

経験豊富なライター向けから初心者向けまで、幅広い案件が揃っています
意外にも、自分の経験を書くだけで良い案件、つまり初心者でも良い、特別なスキルを必要としない案件が多数見つかります。

貴重な人生経験があれば、それを書くことができます。よくある出来事、例えば受験や就職、結婚や離婚、親の介護、子育てなど、自分の体験談を書く案件もあります。

クラウドソーシングでの仕事の実績を積むためにも、初心者OKの案件から始めてください。

作業時間の確認

Webライターとしての仕事に、いつ、どれだけの時間を割くことができるかは重要です。

記事作成の案件に応募する際、採用担当者から「平日に執筆できる時間は、どれくらいですか?」と、聞かれることがあります。
Webライターは時給で働くわけではありませんが、あなたが「どれくらいの時間で記事を書けるのか」を、知りたいのでしょう。

案件に応募する前に自分の執筆可能な時間を調べておけば、より簡単に回答できます。

案件の受注で気をつける事

コピペ禁止

記事を書く際、クライアントから指定されたテーマやジャンルについて、インターネットや書籍で調べることがあります。その際、関連記事や類似記事を参考にすることは、よくあります。
ただし、関連記事を丸ごとコピーしてはいけません。

コピー&ペーストが禁止されている仕事の案件は、多くあります。既に公開・掲載されている文章をコピー&ペーストすることは、著作権侵害となります。
執筆者として、絶対にやってはいけないことです。仕事では、信用はとても大切なものです。

もちろん、部分的に引用したり、参考したりすることは悪いことではありません。
ただし、自分が作文した文章と引用した部分を明確に分けて記載することが必要です。
あと文章によっては、引用が許されていない場合もあります。ご注意ください。

記事を書く時に、やってはいけないことがいくつもあります。クライアントから禁止事項を提示されていたら、しっかりと読んで理解してください。そして、その指示に従って執筆してください。

細かい注文

クライアントによっては、非常に細かく注文を出してくる人もいます。
細かい指示を出すのは悪いことではありませんが、それを処理するスキルがないと、精神的に参るでしょう。

クライアントがどんな人なのか、難易度の高い案件を発注する人なのかを知りたい場合、過去の案件についてのレビューを見るとわかるかもしれません。

仕事の取引では、誰にでも性格が「合う」「合わない」があります。自分と性格的に合わなそうな人だと思ったら、その人の案件に応募しないほうが良いです。

ただし、レビューなどの前評判だけを鵜呑みにするのは禁物です。あくまでも、参考にする程度にしてください。

書き方マニュアル

ライティングの書き方マニュアルを提供してくれるクライアントがいます。
記事を作成する場合、そのマニュアルを参考にして執筆するほうが良いです。おそらく、クライアントの希望を反映したマニュアルになっていると思うからです。

また、Webライターの初心者にとっては、記事の書き方マニュアルは執筆技術の向上に役立つでしょう。

すぐに採用されない

案件に応募しても、すぐに採用されるわけではありません。
特に優良の案件は人気があるため、採用枠がすぐに埋まってしまうことが多いです。

案件に応募したら、気長に待ってください。
不採用になったら、めげずに新しい案件を探してください。

Webライターを始めるのに必要、文章の基礎知識

文章の基本的な書き方を、改めて学び直しましょう。文章の書き方を学校で習ったとはいえ、ちょっと記憶が曖昧になっていると思います。
ライター向けの本や教材などが、たくさんあります。「5W1H」や「てにをは」の使い方、説明文に使われるPLEP法、文章の構成法などを学習しておくと執筆に役立ちます。

Webライターの報酬では、一般的に文字単価で報酬が決まります。例えば、1文字1円です。
つまり、書く文字の「ひとつひとつ」に値段がついています。

文章を書く時、誤字や脱字が含まれることもあります。そのまま納品すると、文章力のないライターと判断されます。報酬が減額されるかもしれません。
文章作成の基礎力を高めておけば、そうした誤字脱字を見抜くことができるようになります。

自分で書くブログ記事と違って、Webライターが書いた記事は、インターネット上に公開する前に必ず審査を受けることになります。これは、校閲という作業です。
校閲で「この文章は良し」と判断されて、始めてWebライターの仕事が完了したと言えます。高品質な記事を作るためにも、文章の基礎知識を磨くことは大切です。