不安感じる働き方?派遣社員

幸せになれない働き方?

日本では、派遣という働き方で幸せになれるか?と聞かれたら、幸せになれないだろうと答える人が多いようです。いまいち世間からは、派遣という働き方が認められていないという印象を持っています。

そんな認められていない働き方である派遣では、収入を安定させるのも一苦労だと思います。人並みの生活を送れそうだと期待できる収入をもらえるなら、派遣という働き方でも大きな問題はないと思います。だけど低収入という事例を聞いたりします。

自分の都合によって労働時間を短縮できるなど、派遣ならではの利点もあると思います。ですが現状では、欠点の方が目立っていると思います。
そんな状況より「派遣社員として働くのをやめようと思う。派遣から正社員に転職したい」。そう考えている派遣社員の人も多い、と聞きます。しかし残念なことに、派遣社員から正社員への転職も難しい状況のようです。

人にもよりますが、一般的に派遣社員の人は忍耐力が不足している、我慢強くないという印象があるようです。
今まで派遣社員で働いていた人が、果たして正社員としてつとまるのか?
そのように企業のほうからは見られているようです。
実際のところ、仕事に対する忍耐力は個人の性格によるところが大きいです。なので、派遣だから忍耐力がなくて「わがままである」と決めつけるのは、間違っていると思います。

正社員という働き方しか認めないという労働環境の「柔軟性の無さ」は、就職しにくい状況にも繋がると思います。そんな状況では、今後ますます働きにくい環境になってゆくかもしれません。

不安を感じる日雇い派遣

日雇い派遣に対する一つのイメージとして、収入と健康において問題があるというイメージがあります。

働き方に対する価値観は、人それぞれと言えます。自ら進んで日雇い派遣を選んでいる方もいる、と思います。ですが多くの場合では、その他の選択肢がないため、日雇い派遣で何とか頑張って働いている状況に思えます。

日雇い派遣では、仕事をする前日に、電話やメールで仕事の内容を知らされて働く事になります。例えば登録した派遣会社から、前日に連絡が来ます。

不安
不安・イメージ画像

「日雇い」なので
「明日は、仕事があるのだろうか……」
と、不安になるでしょう。精神的だけでなくて、収入面でも不安定です。
やはり「日雇い」という働き方では、収入と健康において大きな問題があると言えます。

一昔前にテレビ情報番組で、「日雇い」の労働者がネットカフェで寝泊りする「ネットカフェ難民」のニュースを流していました。あのような生活では、健康的な生活を送る事が困難と言えます。

このような状況を解決するために、厚生労働省によって「日雇労働求職者給付金」という制度が用意されました(2009年当時)。
こんな制度、あっても無駄だと思うかもしれませんが、活用する事を検討してみましょう。指定されたハローワークへ行くと、「手続き」をしてもらえるそうです。

働き方の組み合わせ

やはり日雇い労働者と聞くと、ネガティブな印象が強いです。ですが、正社員の方が副業をする際に日雇い派遣で働くなら、そんなにネガティブな印象はしません。

実際に働き方として、

  • 「正社員+日雇い派遣」
  • 「自営業+日雇い派遣」
  • 「パートやアルバイト+日雇い派遣」

という「組み合わせ」があるそうです。

ただし、「正社員」や「自営業」が本業であるほうが安心できます。「日雇い派遣」が本業というのは、やはり不安定だと思います。この点は、注意が必要です。

なお、派遣社員やパート勤務でも本業として働けそうな分野に、医療分野があります。
例えば医療事務なら、派遣やパートでも結構しっかり働けるように思えます。勤務態度や勤務実績などで雇用主から信頼を得たら、収入のアップも目指せると思います。

本来なら仕事の分野にかかわらず、例え派遣やパートでも、そして日雇い派遣でも「安心して働けるのが良い事」です。ですが現実には、そうなっていないようです。