介護の専門家・介護福祉士

介護士

介護する女性介護士とは、介護福祉士などの介護の専門家のことを言います。
介護福祉士は、病院勤務の他にも、高齢者の施設や障害者の施設、在宅での介護も行ないます。
介護福祉士は、高齢者や障害者という「日常的な手助け」を必要とする人たちに対する介護や、「本人」と「その家族」に対する相談や指導などを行ないます。

介護士になるには、介護系統の実務を3年以上こなすか、定められた学校の過程を卒業して国家試験の受験資格を得ることが、必要になります。※詳しくは、介護福祉士国家試験の受験先に問い合わせてください。

その他の介護士には、動物の介護士という職業もあるようです。大切な猫や犬が健康で幸せに生活できるように、「健康管理」や「しつけ」「トリミング」などの知識や技能を求められる職業です。これらの知識や技能は、動物病院やペットショップへの就職にも役立つと言えます。

介護福祉士

介護福祉士とは、高齢者や身体障害者、精神障害者の食事や入浴、排泄などの介護を行なう人です。そして、「介護を受ける本人」と「その家族」に対して指導も行ないます。

介護福祉士は、ケアワーカーとも呼ばれています。1987年に制定された「社会福祉士および介護福祉士法」によって定められた、介護福祉方面での唯一の国家資格です。
資格が作られた背景は、日本の高齢化社会に対応するためです。障害を持った方や、寝たきりの高齢者が安心して介護を受けられるようにするために、介護の専門家を認定する資格が作られました。

なお、以下の条件の人は、国家試験を免除されるそうです。
3年以上の介護の実務を経験した。
同等の実力を持つ者が、国家試験を受けて合格した。
国の指定期間である介護福祉士養成学校などで、教育を受けて卒業した。
※最新の条件については、介護福祉士国家試験の受験先に問い合わせてください。

介護福祉士は、介護施設や在宅介護において介護援助の専門職として活躍を期待されている職種です。近年、要介護者が施設に入所するだけでなくて、在宅介護という選択肢も選べるようにするため、介護福祉士の活躍がより一層期待されています。

その仕事では、介護に関する技術や知識はもちろんのこと、調理や栄養学、一般的な医学や福祉など、実に様々な分野の技術や知識が求められています。
さらに体力も必要とされています。なぜなら、要介護者の移動をサポートしたり入浴の介助をしたりする際、体力が必要だからです。人の役に立つ有益な仕事ですが、かなりハードな仕事と言えます。ですが、もしも介護福祉士になりたいという志があるなら、ぜひ介護福祉士になって活躍してください。

ところで、介護福祉士とホームヘルパー(訪問介護員)との違いは、介護福祉士はホームヘルパーの上位に位置する資格であることです。
介護福祉士が国家資格なのに対して、ホームヘルパー1級から3級は公的認定資格となります。厚生労働省の定めた養成課程を終了すれば、ホームヘルパーになれます。
また、両者とも、介護全般に関する仕事を行ないますが、行動範囲では、ホームヘルパーは介護福祉士に比べて狭いです。そして、給与や待遇の面でも常勤職員と非常勤職員とで差がつくなど、介護福祉士のほうが優遇されるようです。

准介護福祉士

2007年3月に国会において、社会福祉士法と介護福祉士法の改正案として、准介護福祉士の資格が追加されることになりました。
これらの改正案によると、介護福祉士の試験を受けるにあたって2013年1月の試験より、全員が国家試験に通らなければならない、ということになっています。
准介護福祉士という資格は、2年以上の介護福祉士養成学校などを卒業後に、国家試験をまだ受験していないか、受験したけれど不合格だったという人に対して、与えられる資格です。

准介護福祉士は、介護福祉士の資格取得に対して努力をしてゆくことになります。国家試験を受ける予定の人たちは、その間、准介護福祉士という立場になります。
この准介護福祉士の資格は、法律で定められた資格です。しかし介護保険制度上での位置づけなどは、未定であるということです。

改正案によると、2年以上の介護福祉士養成学校の定義も新たになるようです。
今までは、学校終了までに1650時間以上を消化すること、となっていました。
しかし法律の改正後は、1800時間以上の時間を学校で消化していなければ、少なくとも准介護福祉士にはなれない、ということになります。

なお、准介護福祉士については、今後廃止になるという意見もありました。

介護福祉士の資格

介護する女性現在では医療の進歩によって寿命が延びて、健康で長生きできるようになりました。
しかし一方では、高齢化が進み少子化ということもあって、高齢者の世話をする人が少なくなっています。このような中で、介護や福祉の「あり方」が見直されるようになりました。

介護や福祉を担う人材の確保に関して、資格の制定があります。介護や福祉の資格の種類には、主なものに介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士などがあります。

介護福祉士の資格は、社会福祉士とともに1987年に制定された国家資格です。
介護福祉士は、体や精神の面で障害のある人に対して、日常的な生活(食事・入浴・排泄など)の面で介護を行ないます。そして介護を受ける人や家族に対して、相談を受ける、指導するなどのフォローを行ないます。

社会福祉士は、心身や環境の面で日常生活に支障のある人に対して、相談に乗ったり、助言したりする仕事をします。一般的には、ソーシャルワーカーと呼ばれる人たちのことです。専門知識や技術を持っている人になります。

精神保健福祉士とは、1997年に制定された精神保健福祉の領域のソーシャルワーカーのことです。精神保健福祉士の資格も国家資格です。

介護福祉士の試験

介護福祉士試験は、介護福祉に関する国家試験です。
介護に関連する実務経験を3年以上経験している人(※1)、
または、高等学校の福祉専門コースを終了した人が、
受験資格を持ちます。
(※1:1095日以上、指定の施設に在籍して、540日以上の従事日数であることが、定められています)。

介護福祉士になるための実務経験では、対象となる職種は、ホームヘルパー・看護助手・介護職員・寮母などです。医師や看護師は、除かれます。

対象となる施設は社会福祉施設、病院や診療所、介護などのサービスを提供する事業所などです。このような施設で働くことが前提である、という事になります。

介護福祉士の国家試験では、実技試験と筆記試験があります。
筆記試験の科目は、社会・老人・障害者福祉、リハビリテーション、援助技術、精神保健、介護技術などの13科目です。

実技試験は、筆記試験に合格した人だけが受けることができます。
実技試験の内容は、介護の原則などが5分間以内で問われることになります。

介護福祉士国家試験の実技試験については、
「実技試験を受験する人」、
または「申し込みにより実技試験を免除する人」(※2)を、
申し込み時に選ぶようになっています。
(※2:介護実技講習などを受験・終了した人のための選択肢)。

介護技術講習とは、介護福祉士国家試験を受ける人が、実技試験の免除を申請したい時に受けることができるものです。届出されている介護福祉士の養成施設で行なわれます。
「申し込み」は、養成施設に直接に行ないます。期間や料金などに「違い」があります。自分が申し込む介護福祉士の養成施設に問い合わせてください。

試験の合格率は50%程度と、言われています。もしも合格したら、有料で介護福祉士登録簿への登録申請を行ない、認められると登録証の交付を受けることができます。

介護福祉士試験の申し込み先は、財団法人 社会福祉振興・試験センターです。「受験の手引き」なども、ここに連絡してください。
※最新の受験資格についても、上記の試験センターに問い合わせてください。

実技試験

介護福祉士の国家試験では、試験内容が筆記試験と実技試験に分かれています。筆記試験の合格者が、実技試験を受験できます。

介護福祉士の実技試験では、「介護などに関する専門的技能」として、介護の技術そのものに加えて、介護される側の人への心遣いなどが、見られるようです。
筆記試験に合格した人のうち、100点中40点以上取った人(※3)に対して、実技試験の受験資格が与えられます。
(※3:問題の難易度により、調整されるようです)。

介護福祉士の実技試験では、自分が学習したり経験したりして、今までに学んだ介護技術が、実戦の場で「どのように表現されるか」を審査することになります。

つまり実技試験は、介護福祉士の勉強や経験を実戦の場で表現する試験です。試験に備えるため、普段の仕事場でも、過去問題を考えながら行動しておくのも良いでしょう。

実技試験では、まず待合室にて課題が発表されます。その際、まずは課題についてイメージします。
この時、予め過去問題で練習した通りに、手順や順番などを頭の中で整理すると安心できます。

10分ぐらい後で教室を移動して本番となります。教室にいる試験官やモデルに対しては、挨拶をするようにしましょう。

介護福祉士の実技試験は、午前と午後に分かれて受けることになります。受験者数が多い場合は、午前に受ける人は試験が終わっても、午後の人が会場に入るまでは、別室で待機することになるようです。

持ち物としては、受験票と上靴などがあります。なお、待ち時間があるので、実技試験の過去問題などの参考書を持ってゆくのも良いです。

服装としては、介護に適した服装という指定が事前に言われるようです。なので、職場のユニフォームがある人は、そのほうが行動しやすいでしょう。ユニフォームがない人は、ジャージのような服を着ると良いでしょう。

なお、介護技術講習会を受講して終了した人については、実技試験が免除されます。
しかしその際でも、筆記試験については合格する必要があります。筆記試験に通るまでに、実技試験は3回まで、免除できるようです。

合格発表

財団法人 社会福祉振興・試験センターでは、社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士の国家試験を実施しています。

試験の結果は、厚生労働省および社会福祉振興・試験センターに、掲示します。インターネット上でも、合格発表を行なっています。
合格発表の内容としては、各国家試験の合格者番号、合格基準と解答を発表しています。

介護福祉士などの国家試験を受験した人については、合格発表日から60日以内に、文書によって試験時の点数を教えてくれるようです。
手続き方法としては、郵便局の備え付けの振込用紙、または銀行の振込受付書を使用して、指定の金額を振り込んでください。そして、振込用紙か振込受付書の「控え」をコピーした物と、受験票か不合格通知のコピーを同封して、送る必要があります。

解答速報

介護福祉士国家試験などの解答速報については、試験直後に、資格取得のための受験講座や各スクールにて行なわれているようです。
また、介護職員のための情報機関などでも、介護福祉士試験に関する解答速報を独自に行なっているようです。

解答速報については、自己採点などに使うように作られたものです。解答速報は、受験講座やスクールの責任において作られた解答です。なので、解答の内容はスクールによって違うという可能性もあります。
これらの解答は、当然公式なものではありません。その点を理解して、自分の責任において解答情報を活用してください。

なお、介護の制度については、将来変更される点もあると思います。
最新の制度の内容を、ご確認ください。

介護分野の求人

新たに介護保険法が改正施行された当時、介護分野の求人は増加したようです。

しかし実際に働いてみると、賃金が思ったより低かったり、女性にとっては「ある一定以上働くこと」で税金面で不利になったりと、問題があったようです。そのため、介護の資格を取得したけれど働いていない人は、かなりいる様子でした。

「身分の不安定さ」も、問題となりました。例えばホームヘルパーの場合、正規の職員として働けるのは少数でした。その多くは、時給などで働くパート職員が多かったようです。
介護保険の施行によって、給与の額も制限されました。その日によって一日に泊まることがある日とない日とでは、給与も毎日変わりました。

高齢化社会の到来が指摘されている現在では、介護や福祉の職種に注目が集まっています。しかし待遇や給与の面において、引き続き問題点が指摘されています。だけど、世のため人のためになる仕事なので、今後の需要は増えてゆくでしょう。それに伴って待遇面が改善されていけば、ますます注目を集める職種となるでしょう。

介護や福祉の職種にはいくつかありますが、よく知られているものには介護福祉士、ホームヘルパー、ケアマネージャーなどがあると思います。
介護福祉士は、一人で生活を送るのが困難な方に対して、食事や入浴、排泄などにおいて補助を行ないます。
ホームヘルパーは、介護を受ける方の自宅に訪問して、食事や掃除などの補助を行ないます。
ケアマネージャーは、介護を受ける方の家族からの相談を受けて、その家族にとって適切な施設や介護のサービスを紹介します。

以上、それぞれの介護の仕事をについて大まかに言いましたが、どれも世のため人のためになる「やりがいのある仕事」と言えます。志ある方は、ぜひ「これらの仕事」を目指してください。

なお、介護の制度については、将来変更される点もあると思います。
最新の制度の内容を、ご確認ください。
※この記事は2007年当時の記事になります。



タイトルとURLをコピーしました