身体介護を行なう「ホームヘルパーの仕事」

ホームヘルパーの資格

ホームヘルパー2級の資格は、廃止されました(2012年当時)。
介護職員初任者研修課程に移行となりました。
※この記事は2008年当時の記事になります。

ホームヘルパー養成研修は、介護の知識や技術などのホームヘルプサービスの質の向上を図るために実施されていました。各都道府県で1級から3級の認定をしていました。
2級から受講できたので、入門コースである3級よりも、基本研修である2級の受講希望者がほとんどでした。
1級は、2級修了者が対象であり、主任ヘルパーの養成が目的でした。

福祉の仕事を目指す人たちの中で、ホームヘルパーの資格は大変に人気がありました。
このホームヘルパーは、国家資格ではありませんでした。学校法人や民間企業などが実施しているホームヘルパー養成の研修を受けて修了すると、ホームヘルパーになることができました(2008年当時)。

養成の研修を行なっていた機関には、行政機関と民間機関がありました。
行政機関では、教材費を除いて無料で研修を受けられたそうです。ただし、受講の条件がありました。
民間機関の研修では、受講料や入学金が必要でした。つまり有料の研修でした。ですが受講の条件は特になくて、自分のペースで学習しやすかったと言えます。通信制コースも用意されていて、忙しくて時間が「あまりない方」でも、学習できたと思います。
なお、両方の機関の研修内容は、同じでした。どちらの研修を受けても、その後のホームヘルパーとしての仕事には「違い」はありませんでした。

ホームヘルパーとして働く際、法的資格は必要ありません。しかし、厚生労働省が定めた基準によるホームヘルパー養成研修を修了している人が採用された、という事例がほとんどです。
介護保険制度では、ホームヘルパーとして働くには養成研修を受ける必要があるとされています。そして事業としても、養成研修を受けた人を雇うことと制定されています。

つまり事実上、1級から3級の「いずれかの課程」を修了しなければなりません。この課程は、その他の多くの資格と同じようなものと言えます。よって、ホームヘルパーは資格であると言っても差し支えないです。

ホームヘルパーの仕事

ホームヘルパーの仕事は、自宅または福祉施設で、高齢者や身体障害者の身体介護サービス家事援助サービスを提供することです。
介護保険制度の導入により、社会的にも注目されている仕事の一つと言えます。

実際の仕事には、主に身体介護や生活援助などがあります(各家庭によって、その比重は異なります)。

身体介護には、食事や衣類の脱着、排泄の手助けなどがあります。
ホームヘルパーが行なう介護は、基本的に医師の指示を必要としないものになります。
ただし状況においては、ホームヘルパー自身では判断できない介護もあります。そのような場合は、医師の指示に従って適切に食事や排泄の手助けを行なうことになります。

生活援助では、日常生活における家事全般をサポートします。
炊事や洗濯そして買い物など、要介護者に代わって行なうことになります。
ただし要介護者の自立を尊重して、生活援助を行なうことになります。何もかも代行してしまうと、それでは民間の家事代行業者と同じになってしまいます。そのような介護では、要介護者の自立に繋がらないと言えます。

その他にも
「身体介護の記録と保管」「担当医・主治医・保健師との連絡」
「病院への通院介助」「デイサービス施設への付き添い」
などを行ないます。

ホームヘルパーが介助する人は、「寝たきり」や「認知症」などの高齢者、肢体不自由者や重度の身体障害者など、様々です。利用者の家庭に訪問して「身の回り」の介護や家事を行なったり、悩み事の相談やアドバイスをしたりなど、精神的なケアもすることになります。
利用者の生活の質(QOL:Quality of life)を高めること、家族の介護負担を軽減することに努める仕事です。

禁止事項

ホームヘルパーには、法律上の禁止事項がいくつかあります。他のサービスと同様に、過剰サービスを防ぐため、双方の負担が過剰に重くならないように、法律で一定の制限が存在しています。

まずホームヘルパーは、契約内容以外の仕事をしてはいけないことになっています。
そして医療的なケアも禁止事項になっています

以前では、例えば「軟こう」を塗る行為も医療的行為とみなされて、禁止とされていました。しかし融通が利かな過ぎるという指摘があり、一部の医療行為に関しては許可が出ました。

緊急時については、当然その措置が許可されています。例えば痰が喉に詰まって呼吸困難となった場合では、緊急時ということで措置を許可されます。

相手の自立心を大切にする事

介護介護を行なう際、多くの注意点があります。それぞれの項目――食事、排泄、入浴の支援や家事全般――において、気をつけるべき点があります。

しかし「それらの全ての事」よりも、相手の自尊心を傷つけない事、相手の自立心を大切にする事を、優先する必要があります。
例えばホームヘルパーの仕事は、サービス利用者を支援することです。要介護者・高齢者・障害者という方々の自立を、支援することになります。相手の「自立する気持ち」を尊重する必要があります。

要介護者が自分で行ないたいという際、それは危険だと判断する場合もあるでしょう。そんな時は、完全に否定するだけでなくて、一人で行なう事の危険性をきちんと説明しましょう。介護者には、きちんと筋道を立てて説明する事も求められています。

ビジネス
この記事をシェアする

グッズ・メモランダム