思い通りに脱毛できない理由の一つ・毛周期

毛周期

体毛は、どのようなサイクルで伸びたり抜けたりしているのでしょうか。 人間の毛は、「成長期・退行期・休止期」という周期を繰り返して生え変わっています。

成長期では、毎日毛が伸びていきます。毛根部分で、細胞分裂が盛んに起こっています。

退行期では、毛穴が収縮していきます。細胞分裂は停止して、毛穴が収縮していきます。

休止期では、毛が抜け落ちていきます。「毛穴の深さ」は、およそ3分の1になります。それからしばらくの間、毛根の活動は休みとなります。そして再び成長期になり、毛が伸び始めます。

毛根

毛は以上のような三つの周期を繰り返して、生え変わっていきます。身体に生えている毛は、この毛周期を繰り返して成長していきます。

なお、全部の毛が同じ周期で成長している訳ではありません。同じ部位の毛でも、成長期の毛もあれば退行期の毛もあります。休止期になっている毛もあります。

毛周期に合わせた脱毛処理

それら周期の割合は、成長期または退行期である毛(身体の表面に出ている毛)は、全体の3分の1くらいと言われています。
残りの3分の2は、休止期に入っている毛です。皮膚の下で眠っている状態と言えます。

毛が抜けた後の休止期の毛根は、皮膚の下で休みとなっています。つまり表面に見えている毛よりも、毛根の数は多いことになります。
ムダ毛を抜いたり剃ったりしても再び生えてくるのは、毛乳頭や毛母細胞が残っているからです。または、休止期に入っていた毛が成長期に移ったからです。

例えば脱毛クリームでムダ毛を処理すると、つるつる肌に仕上がります。 しかし、その効果は長続きしません。数日後には、また毛が生えてきます。
脱毛クリームでは、毛根部分を取り除くことはできません。当然、毛が生きている状態となります。
1回の脱毛で永遠脱毛ができない訳は、このようなサイクルがあるためです。

休止期に入っている毛の処理については、例えレーザー脱毛でも難しいと言われています。永久脱毛を目指す場合、毛周期に合わせて数回、毛の処理を繰り返します。1回の毛の処理では、完全で永久的な脱毛を実現できないからです。

よってレーザー脱毛は、1回の施術で肌がすべすべになる方法ではありません。半年から1年くらいかけて、2ヶ月から3ヶ月の間隔で1回ずつ処理してゆきます。そのうちに、徐々に毛が目立たなくなっていきます。
肌の表面に出ている毛を処理しても、休止期で肌の中で眠っていた毛が再び生えてきます。その毛を処理する必要があります。
このように、毛のサイクルに合わせて脱毛処理を続けることが必要です。