活用したい、iPhoneの機能

タッチパネル機能

iPhone

このiPhone(アイフォーン)という携帯電話は、アップル社が開発した物です。アップル社は、パソコンのマッキントッシュや携帯音楽プレイヤーのiPodでも有名なメーカーです。

iPhoneの特徴の一つに、タッチパネル部品が使用されている点があります。
これまで携帯電話の入力は、長らくキーパッドが使用されていました。
しかしこのiPhoneでは、キーパッドではなくてタッチパネルを使用しています。

このタッチパネルは従来のテンキーパッドとは違い、画面上に表示されている物に触れる事で入力できます。なので、より直感的に使えるようになりました。
「使いやすい」そして「わかりやすい」ので、ATMなど様々な場面で採用されている技術です。
この技術がiPhoneに導入された事で、これまでにない操作性と機能を持った携帯電話として注目されました。
(なお日本では、ニンテンドーDSというゲーム機がタッチスクリーン機能を採用して、爆発的な大ヒットとなりました)。

iPhoneのタッチスクリーンは、2本の指を使った操作もできます。
例えば画像の縮小を行なう時、その画像を2本の指でつまむようにして、その指の幅を狭めると画像が縮まります。同じように2本の指を広げると、画像も拡大します。これは、かなり革新的な操作と言えるでしょう。

iPhoneのタッチスクリーンが、一昔前の携帯電話と別物であることは間違いないでしょう。タッチスクリーンによって、携帯電話が使いやすくなったと思う人も多いです。お年寄りにとっても、指でタッチする操作は使いやすいと言えます。

ただし、文字を打つ場合は「慣れ」が必要でしょう。
タッチパネル機能は非常に便利な反面、文字を打つ時は、従来のキーパッドよりも操作性で劣っているようです。

ウェブ閲覧

iPhoneには、ブラウザが搭載されています。ブラウザとは、ウェブページを表示するアプリケーションの事です。

iPhoneが搭載しているブラウザは、Safariというブラウザです。これはアップル社が、世界最高の高速ブラウザとして開発したものです。このブラウザは、パソコン版の物と「ほとんど同じ」です。なのでパソコンで操作する時と同じような感覚で、インターネットを閲覧できます。

iPhoneのウェブページ閲覧機能において良いと思う点は、どんなウェブページでもiPhoneの画面に合うサイズに調整できるという点です。つまりウェブページが大きくても、縮小して画面の幅に合わせられます。

一般的に携帯端末の画面は、パソコンの画面と比較して小さいです。よって、ウェブページの「ごく一部」しか表示できません。その場合、スクロールさせるという手間が掛かります。
しかしiPhoneのサイズ変換機能があれば、すぐに全体を見られます。

なお、文字などの始めから小さく表示されるものは、縮小すると読めないくらい小さくなってしまいます。しかし一部分を拡大表示することができるので、それほど問題にはなりません。
拡大・縮小を行なうための操作は、指をちょっと動かす程度です。ほとんど苦にはならないでしょう。

※2017年当時では、スマートフォン専用のウェブページが用意されています。例えばレスポンシブ対応のウェブサイトなら、スマートフォンで見た場合、画面サイズや文字サイズが最適化されて表示されます。

メールの送受信

大まかに言うとiPhoneで使えるメールには、「MMS(携帯メール)」「SMS(ショート・メッセージ・サービス、いわゆるショートメール)」「Gmail」「Yahoo!メール」などがあります。

これらのメールにおいて、個人的に活用したいと思うものは「Gmail」や「Yahoo!メール」というWebメールです。なぜなら、今までパソコンで利用していたからです。
iPhoneと自宅のパソコンでメールを共有できる点、外出先でも「パソコン宛て」のメールをチェックできる点、これらの点は便利だと思ったからです。

ちなみに利用者数では、「MMS(携帯メール)」が一番多い事でしょう(※)。ですがiPhoneのようなスマートフォンを使っているなら、パソコンと親和性があるWebメールを積極的に使うほうが便利でしょう。
※2016年当時では、Webメールのほうが使われているようです。

SMS

iPhoneのミニ・アプリケーションの一つに、短いメール文を送れる「SMSというアプリ」があります。このSMSとは、「吹き出し」を使って、漫画のような対話形式でメッセージを表示できる機能です。

もしiChatを使用したことがある人なら、これと「ほとんど同じ仕様」です。なので、すぐに使い方がわかるでしょう。
ただしこのSMSは、iChatのようなチャットでメッセージを交換できません。

SMSは、メールを送るほどの文章ではない場合に用いることが一般的です。気軽に会話を楽しめるアプリです。
従来のメールソフトでは、一言メッセージを送るのは、ちょっと「面倒な感じ」がした。だけどチャットの場合、メッセージの流れるスピードが速すぎてついていけなかった。
このような人には、SMSは最適なサービスと言えます。

※2017年当時では、SNSアプリで使用できるインスタントメッセンジャーのほうがよく使われています。

文字入力

様々な機能を持っているiPhoneですが、使いこなすには文字の入力が求められます。
ところがiPhoneではキーパッドがないため、通常の操作で文字を入力できません。iPhoneならではの操作を覚える事になります。なのでメールや一言メッセージを作成する際、少々苦労するかもしれません。
※なお、音声入力にて、文字を入力できます。しゃべった事が文字に変換されます。

先ほどiPhoneにはキーパッドがないと言いましたが、画面上にキーボードを表示できます。なので文字を打つ事は、簡単と言って良いでしょう。画面上にキーボードがあり、それをタッチして打っていくだけです。

ちなみにキーボードには、日本語フルキーボード・英語キーボード・日本語テンキーがあります。
日本語フルキーボードと英語キーボードについては、パソコンのキーボードと「ほとんど同じ仕様」と言えます。パソコン感覚で使いたい人は、これらを使うと良いでしょう。

日本語テンキーは、通常の携帯電話に近いものになっています。他の携帯電話と同じ感覚で使いたい人は、こちらのテンキーを使うと良いと思います。

ソーシャルゲーム

近年ソーシャルが話題になっていますが、ゲームにおいても「その流れ」が来ています。Game Centerという「ソーシャルゲーミングネットワーク」が、iPhoneやiPad、iPod touchに搭載されています。ゲームに興味のある方は、ぜひ参加してみましょう。

このGame Centerでは、知人や友人をゲームに招待できます。ゲーム招待のリクエストを送信して、相手が承諾すれば遊べます。逆に、あなたがリクエストを受け取る事もあります。リクエストを受けたら、ぜひ一緒にゲームを楽しみましょう。
今まで出会った事のない、様々な国の人と遊んだりもできます。ソーシャルなゲームの世界を、存分に味わってください。

ワイヤレス印刷

iPhoneやiPad、iPod touchなら、印刷作業もスマートに指示できます。AirPrint(2010年登場)という仕組みを使えば、印刷をワイヤレスにて行なえます。
iPhoneなどのアップル製デバイス機器が、Wi-Fiネットワーク内のAirPrint対応プリンタを自動的に探して、接続してくれます。なのでデバイス機器上で何回かタップするだけで、印刷実行となります。
印刷できる物はウェブページを初め、Eメールや書類、写真など、ほとんどの物を印刷できます。もしも写真をプリントする場合で、プリンタに写真用紙トレイがある物なら、AirPrintが自動的に写真用紙を選択します。

印刷処理は、デバイス機器の作業を邪魔しません。プリントの指示が終わったら、それまで行なっていた作業に戻れます。作業にササッと戻れるのは、当たり前な事と言えます。AirPrintは、そんな当たり前で使いやすい印刷環境を提供しています。

iPhoneを探す

もしもApple製デバイスを紛失してしまったら、他のiPhoneやiPad、iPod touchの「iPhoneを探す」機能(※iOS 12 以前の場合)を使う事で、探す事ができます。
外出中にApple製デバイスをうっかり置き忘れてしまっても、その場所がわかる可能性があります。友達や家族のiPhoneなどを借りて、置き忘れた場所を特定しましょう。

例えばiPadをどこかに置き忘れた場合、置き忘れたiPadのスクリーンに、あなたの連絡先を表示させる事ができます。その連絡先を、偶然にiPadを見つけて拾ってくれた人に知らせる事ができます。
遠隔操作でロックして、iPadの個人情報を保護する事もできます。リモートワイプ機能によって、初期設定してしまう事も可能です。
万が一、紛失してしまったら、以上のような機能を使えば被害を最小限にできるでしょう。

マックユーザーなら、すぐに使えます

iPhoneは一昔前の携帯電話と比べて、そのスペックは「とても優れている」と言われています。
そしてiPhoneはアップル社の製品という事もあって、そのOSはMac OS Xをベースに作られています。

なのでマックユーザーの方は、「親しみ」を感じるOSと言えます。

音楽を聴く女性

なお、iPhoneに対する満足度は、各ユーザーが「どの機能を重視するか」によって変わってくるでしょう。
例えば「ウェブの閲覧」や「動画を見ること」「音楽を聴くこと」という、最近の若い人たちが重視している点に関しては、かなり満足できるレベルと言えます。

今後ますますスペックが上がってゆく事が、予想されます。当初、メール機能やカメラ機能に関してちょっと不満がある、という意見もありました。ですが時間が経つに連れて、改善されました。今後も、ますます改善されてゆくでしょう。

※この記事は、2008年当時の記事になります。