ミニからマイクロへ、小さくなっていったSDカード
SDカードって、もしかして昔と比べて小さくなった?
SDカードが小さくなり、miniSDカードとなりました。
miniSDカードが小さくなり、microSDカードとなりました。
microSDカードは小さいので、スマートフォンなどで使い勝手が良いです。
SDカードを小さくしたminiSDカード

SDカードのサイズを縮小した物に、miniSDカードがあります。
miniSDカードのサイズは、以下の通りです。
miniSDカードの寸法 | 値 |
---|---|
縦 | 21.5mm |
横 | 20mm |
厚さ | 1.4mm |
重量は、約1gです。
ちなみにSDカード(SDメモリーカード)のサイズは、以下の通りです。
SDメモリーカードの寸法 | 値 |
---|---|
縦 | 32mm |
横 | 24mm |
厚さ | 2.1mm |
SDカードの重量は、約2gです。
当然、SDカードのほうがminiSDカードよりも大きいです。
miniSDカードは発表時、世界最小でした
miniSDカードは、2003年にアメリカのサンディスク社が発表したメモリーカードです。
発表時、その「大きさ」は世界最小でした。
- 面積が、それまでのSDカードに比べて40パーセント減りました。
- 容積では60パーセント減り、
- 重量では50パーセント減りました。
このminiSDカードは、その当時、携帯電話のメモリカードとして、主に利用されていました。
miniSDカードをSDカードとして使える変換アダプター
SDカードとminiSDカードは、電気的に互換性があります。
なので変換アダプターを使用すれば、miniSDカードをSDカードとしても利用できます。
SDカードと「同じ大きさ」の変換アダプターがあります。
miniSDカードを、変換アダプターに差し込んで使います。
このように変換アダプターにminiSDカードを接続すれば、SDカードとして使えます。
つまりSDカードと同じように、miniSDカードでデータの「やり取り」を行なえます。
使い方の例としては、携帯電話で撮影した写真データをパソコン側に取り込みます。
- まずは携帯電話で使用されているminiSDカードを、取り出します。
- miniSDカードに変換アダプターを接続します。
- そして、パソコンのSDカードスロットに差し込みます。
- これでパソコン側から、携帯電話の写真データを読み取れます。
実際にminiSDカード製品を購入した際、このような変換アダプターが同梱されていることが多いようです。
miniSDカードを小さくしたmicroSDカード

SDカードのサイズを縮小した物が、miniSDカードでした。
それをさらに小型化した物が、microSDカードになります。
2005年7月に、SDアソシエーションが発表したメモリカードの規格です。
SDアソシエーションとは、SDカードに関する業界団体です。
SDカードの技術標準化や普及を促進する組織です。
現在のところmicroSDカードは、スマートフォンを始めとする携帯端末のメモリカードとして、主に利用されています。
microSDカードのサイズは、以下の通りです。
microSDカードの寸法 | 値 |
---|---|
縦 | 15mm |
横 | 11mm |
厚さ | 1.0mm |
重量は、約1g以下となっています。
最大容量は、2GBです。
それ以上の容量を持つメディアは別の規格となり、例えばmicroSDHC規格というものになります。
最初に登場した「SDカードの大きさ」と比べると、約4分の1程度となっています。
とても小さくなっています。
一般的に使用されているリムーバブルメディアの中で、最も「大きさ」が小さい物はmicroSDカードです(2007年当時)。
microSDカードを、SDカードやminiSDカードとして使える専用アダプター
microSDカードも、SDカードの規格と互換性があります。
よって、SDカードスロットを利用できます。
microSDカードもminiSDと同様に、専用のアダプターを使用することによってSDカードスロットで読み書きできます。
microSDカードは専用アダプターに接続することで、SDカードまたはminiSDカードとして利用できます。
なのでmicroSDカードが普及するに連れて、miniSDカードは使われなくなってゆきました。
近年では、microSDカードが主流となりました。