日本でスマートフォンが流行った「きっかけ」

スマートフォンが流行った「きっかけ」

この記事を作成・編集している現在(2017年当時)、携帯端末と言えばスマートフォンという状況になっています。
一昔前の携帯電話(フィーチャーフォン)は、昔と比べて使っている人が減ったと言えます(ただし一定の需要は、今でもあります。例えば、スマートフォンとフィーチャーフォンの「2台持ち」という方が、一定数います)。

それでは日本において、スマートフォン端末が流行った「きっかけ」は、何だったのでしょうか?
少し昔の話になりますが、思い出してみたいと思います。

海外では、結構昔からスマートフォンが広まっていたようです。ですが日本では、最初はビジネス用ツール的な印象が強くて、日常生活で使うアイテムというイメージはなかったように思います。
ですがiPhoneが登場して注目を集めた事より、日本でも一気に認知されていったと思います。

ソフトバンクによるiPhone発売

2008年当時、iPhoneの3Gへの対応という話が出て以降、日本の大手携帯電話会社の間では、水面下でキャリア争奪が行なわれてきました。

その結果2008年、日本でiPhoneを発売するのは、ソフトバンクに決定しました。
このソフトバンクがiPhoneを販売した事が、日本でスマートフォンが流行った「きっかけ」だった、と思います。
ちなみに当時のソフトバンクが販売した日本のiPhone端末は、基本的にはアメリカで販売されていた端末と、機能は同じでした。

当時のソフトバンクでは、孫社長の徹底的なイメージ戦略があったようです。アップル社との契約も、そこが「狙い」だったかもしれません。
この契約で、より一層「若年層へアピールできる」と考えたので契約した、と言えるでしょう。

さらにソフトバンクは、日本でiPhoneを取り扱っているというステータスを手に入れたかった、と推測できます。当時、iPhoneの購入希望者が行列を作った出来事も、ステータス向上に役立ったと言えます。

普及が始まったスマートフォン

iPhoneが日本に登場した事で、それまで販売されていた携帯電話とiPhoneを「比較する動き」が、多く見られるようになりました。
iPhoneと従来の携帯電話の間には、大きな差がありました。

最も大きな差は、タッチパネルでしょう。

画面に触れる事で操作するというのは、従来のキーパッド操作よりも簡単でした。キーパッド操作では、様々なキーの特性を理解して、操作する必要があったからです。

タッチパネルの操作は、これまでにない操作感でした。若年層にも年配層にも受け入れられる可能性がありました。その後、実際に受け入れられました。
当時、このiPhoneを使いたいという理由で、キャリアをソフトバンクに変えた方も多かった、と聞きます。

しかしその一方で、革新的過ぎることにより、敬遠する人もいたようです。
携帯電話の利用者の中には、電話としての機能に特化して欲しいという人も多くいました。
そういう意味では、従来の携帯電話とiPhoneの間には「住み分け」が起きる、という意見もありました。

スマートフォンと携帯電話の違い

ところでスマートフォンとは、どんな端末の事を言うのでしょうか?
大まかに言うと、「従来の携帯電話にパソコンの機能が付いている物」と言って良いでしょう。
どちらかと言うとスマートフォンでは、パソコン機能のほうが重視されていると言えるかもしれません。パソコンみたいにアプリのカスタマイズが出来るからです。

このアプリケーションをカスタマイズ出来る機能は、携帯電話とスマートフォンにおいて、大きく違う点と言えます。数多くのアプリを使いやすい点が、スマートフォンの特徴と言えます。

※従来の携帯電話にも、アプリはありました。ですがスマートフォンのほうが、高機能なアプリを使えると思います。
例えば携帯電話でも、インターネットのサイトを閲覧できるブラウザ機能があったりして、パソコンと同じような機能が付いていました。現在でもメールの「やり取り」くらいなら、携帯電話で充分と言えます。

ますます使われるスマートフォン

iPhone一昔前では、日本では携帯電話向けのサービスが凄かったと言えます。使い切れないと言われるくらいに、様々な機能やサービスが携帯電話に向けて提供されました。

そして今度はスマートフォンに対して、有益で便利なサービスが多数提供されています。
いわゆるモバイル市場は、物凄い勢いで成長を続けています。以前からあったパソコン市場にも負けないくらいの勢いになっています。既に、パソコン市場を追い越したと言えます。

そのモバイル市場では、スマートフォンに人気が集まっています。日本でスマートフォンと言えば、多くの人がiPhoneを思い浮かべると思います。iPhoneの人気が、今のモバイル市場を引っ張っていると言って良いでしょう。
そして今後のスマートフォンは、ビジネスマンはもちろんの事、学生さんや主婦の方に対して、ますます身近なアイテムになってゆく、と思います。

なお現在では、iPhoneの他にもスマートフォン端末(例えばAndroid端末)があります。なので自分にピッタリな端末を見つけて活用できる、と思います。ぜひ日常生活を楽しくするために、スマートフォンを活用してください。