日常の生活が変わる、海外ロングステイ

ライフスタイルの一つ・ロングステイ

ロングステイ

近年、注目を集めているライフスタイルの一つに、憧れの場所(国)にロングステイして、新鮮な毎日を送るというものがあります。

実際にロングステイを行なう際に大切な事は、その場所で過ごす目的を「はっきりさせる事」です。
語学を学ぶ、史跡や美術館巡りを楽しむ、フラなどのダンスを習う、ゴルフや釣りなどの趣味(リゾートライフ)を楽しむなど、目的を明確に決めましょう。

海外ロングステイの計画を立てる時は、目的に合わせて行き先の国の言語や治安、物価や気候、地域特性、医療制度、流行を調べておきましょう。

海外ロングステイ下見ツアー

海外でロングステイすることを考えている人は、海外ロングステイ下見ツアーというツアーに参加すると良いかもしれません。
旅行会社や財団法人ロングステイ財団などが、現地の下見ツアーを企画しています。その下見ツアーに参加すれば、ロングステイの滞在候補地が自分の希望に合っているかどうか、事前に確認できるでしょう。

一般的に下見ツアーは、約5日間から1週間ほど滞在候補地に滞在することによって、効率良く下見できるプランです。実際に買物や観光をすることで、現地での物価や言葉などを体感できます。実際の生活を下見できます。

キッチン付きのアパートを借りることもできます。そして、現地で買った食材で料理もできます。希望する方は、尋ねてみましょう。
また、病気になってしまった時やトラブルに遭った時のサポートもあります。空港から滞在先までの送迎や、生活オリエンテーションなどもあります。

現地の人との交流

海外での長期滞在中にボランティアや習い事を始めたら、自然と現地の人と仲良くなることができます。
また、ご近所の方との「出会い」や「挨拶」もあり、知り合いになれます。
そのうちに親交が深まって、一緒に夕食したり、彼らの家に招待されたり、逆にあなたが滞在している場所に招いたりするようになります。

たまたまロングステイで訪れた場所で気の合う仲間ができて、何度も足を運んでいるという人もいるようです。
このような「地元の人との交流」は、短期の海外旅行ではなかなか味わえないです。「長期滞在ならではの楽しみ」と言えます。

海外で生活することは言葉を学ぶ他にも、海外の知人や友人を作ったり、海外の仕事を体験できたりと、自分の見聞を広めることもできます。それは、自分の可能性を広めることにもなります。
「海外との繋がり」を持つことで、将来仕事やプライベートで、何か役立つかもしれません。
また、知り合いの輪を広げるだけでも、十分に意味があると言えます。

知り合いになる「きっかけ」

海外にロングステイしている「ある日本人」の感想として、現地の人と知り合いになる「きっかけの一つ」が、日本のアニメだそうです。子供たち向けには、ポケモンやデジモン、遊戯王やセーラームーンなど、多くの日本アニメが世界中で放映されています。

アニメの他にも、巻き寿司などの日本料理も海外の人からの関心が高いです。
世界中の人々が日本の文化に興味を持ってくれていると、交流が深まると言えそうです。

気をつけたい点

海外ロングステイ中で気をつけたい点を、以下に挙げます。

ロングステイ先の国を決める際、その国の言語住宅費用生活費治安医療制度などを、きちんと調べておく必要があります。
それら確認項目の中でも、重要な項目は食事です。食事が合わないと、やはりツライと思います。日本食のレストランや食材店があると、助かります。食生活の環境についても、きちんと確認しておきましょう。
自分が避けたい事や苦手な事を考えておくことも、ロングステイ先を決める上で大事と言えます。

ロングステイ先の海外の住居についても、気をつける点があります。もしも海外の不動産を購入する場合、土地所有制限がある国もあります。注意しましょう。
また海外では、生活習慣や気候、風土において、日本と「違い」があります。よって、最初のうちは賃貸物件で暮らすほうが安心でしょう。しばらくの間、ステイ先の住宅環境を確認しながら住むと良いです。
不動産物件を購入する時は、時間をかけて検討しましょう。そうした上で、正式なライセンスを持っている不動産会社と直接契約しましょう。その際、通訳や弁護士を介在させると安心です。

ところで海外ロングステイと聞くと、移住や永住というイメージがあるかもしれません。でも近年では、日本に生活の基盤を置きつつ、好きな時だけ、過ごしやすい気候の時だけ海外で暮らすという人がいます。海外と日本を行ったり来たりする海外移住が、増えているそうです。

もしも行ったり来たりするなら、日本で住む所を確保し続けておく必要があります。長期間、空き家の状態にするなら、その期間の維持管理も考えておく必要があります。
空家にポスティングされたチラシが溜まったままだと、空き巣に入られる可能性もあります。その地域の防犯にも、悪い影響を与えてしまいます。「住まい」の管理について、考えておきましょう。