日常生活で行なえる「ながら運動」でダイエット

日常生活の隙間時間に「ながら運動」

毎日が忙しくて運動するための時間を「なかなか取れない人」でも、「ながら運動」ならできると思います。
ながら運動とは、本を読みながら・テレビを見ながら・音楽を聴きながら、運動をすることです。運動と他の事を同時にしたいと思っている方には、ピッタリの運動法です。

そして「ながら運動のダイエット」とは、テレビを見ながら・音楽を聴きながらなど、何かをしながら運動して痩せることです。

原則として、毎日続けることが大切です。運動が苦手な人にとっては、毎日運動を続けることは嫌なことでしょう。まずは簡単な運動から始めてみましょう。とにかく運動の習慣をつけることが、ポイントになると思います。

健康のために運動する場合は、1回の運動量は少なくとも10分以上続けましょう。ダイエット目的なら、1日20分以上続けましょう。

安全に気をつけましょう

なお、ながら運動は、その運動の種類によっては不適切な場合があります。
例えば街中をサイクリングする場合、自転車を運転しながら別の作業をするのは危険と言えます。もしも大音量で音楽を聴きながら自転車に乗っていると、周りの異変に気づかず、危険な時があります。

食べながら運動するのも、マナー違反や食べ物が喉に詰まるなどの危険性があります。なので、やめましょう。

ご自身の安全を保ちつつ運動してください

スクワット

家の中でできる運動として、スクワットがあります。テレビを見ながらできる運動です。

スクワットする女性
  1. 両足を肩幅に開いて、手を「頭の後ろ」で組みます。
  2. 息を吐きながら、腰を下げます。
  3. 息を吸いながら、元の姿勢に戻ります。

以上の動作を、ゆっくり行ないましょう。
最初は、30回くらい行ないましょう。慣れてきたら、100回くらいを目標にしてみましょう。

このような運動は、ダイエットだけでなくアンチエイジングなどの美容面においても良いことと言えます。体を動かすことで、体の内面から美しくなれるからです。
健康はもちろん美容にも関心が高い人は、毎日の生活に運動することを取り入れましょう。

寝ながら運動

寝ながらにして、全身をエクササイズできます。もしも寝ながら運動して痩せられたら、こんなに嬉しい話はないでしょう。ぜひ試してみてください。

  1. 「仰向け」になり、両手と両足を思いっきり伸ばします(バンザイの姿勢です)。10秒ほど力を入れた状態にして、5秒ほど体の力を抜いて休みます。
  2. (1)を5セットほど行なってください。
  3. (1)の「仰向け」の状態で、右手で左手の二の腕をつかみ、胸の前まで引き寄せた状態にします。それは10秒くらい保ちます。
    次に、左手で逆の動作を行ないます(時間は10秒くらいです)。その後、10秒ほど休みます。
  4. (3)を5セットほど行ないます。
  5. 「仰向け」の状態で、手を横に開きます。右足を曲げて腰から折り曲げ、左側に持っていきます。その姿勢を10秒ほど保ちます。
    次に、左足で逆の動作を行ないます(時間は10秒くらいです)。
  6. (5)を5セットほど行ないます。

歯を磨きながらヨガ

運動はしたいけれど、時間はないし、運動は苦手だし……という方は多い、と思います。そんな時は、普段の生活の中で、ちょっとした運動をするように意識してみましょう。
例えば朝晩の歯磨き時に、ヨガをやってみましょう。

  1. 歯ブラシを持っていない手を、水平に前に向かって伸ばします。
  2. 足元を爪先立ちにします。「かかと」を出来るだけ高く上げます。
  3. まるでスクワットみたいに、腰を出来るだけ深く落とします。
    その際、なるべく上半身を真っ直ぐに保ってください。上半身が、前のめりにならないようにします。

以上の動作を、数回繰り返します。

なお、安全に十分気をつけて行なってください。歯ブラシを口に入れたまま倒れたら、とても危険です。※歯ブラシを持たずに、この運動を行なっても良いです。

家事をしながら行なえる「ながら運動」

しっかりとした運動系は避けたいけど、体重を落としたいです。なので日常的な動作の中で、カロリーの消費を増やすように気をつけています。

掃除する女性

ここで紹介する運動は、忙しい家庭の主婦(主夫)でもできる運動です。家事をしながら運動する、ということになります。
例えば、以下のような「ながら運動」を行なう方法があります。

  • 部屋を歩きながら、膝を高く上げて歩く。
  • 部屋を歩きながら、「かかと」で歩いてみる。
  • 料理をしながら、足踏みをする。
  • 掃除をしながら、膝をゆらしてみる。

このような方法なら、手軽に行なえると思います。ちょっとした工夫で運動できるでしょう。

年齢を重ねてくると、段々と体型が変わってきたりします。
「太ったのでスポーツジムに通う」「太ってきた、だからエステに通う」と、考えるかもしれません。ただし続けることは、「時間」や「お金」の点で「なかなか難しい」かもしれません。

なので、まずは日常生活の中で、ちょっとした運動を取り入れてみましょう。
家事をしながら、ついでに運動をするという風に「ながら運動」をしてみましょう。

掃除機を使う掃除

家の中でできること、例えば家事の中でも「ながら運動」を行なえます。
一つの例として、「掃除機で掃除しながら運動」があります。

  1. まず掃除を始める前に、水分補給を行ないましょう。コップ1杯の水を飲みます。
  2. 掃除機を持って両足を揃えて立ちます。お腹に少し力を入れて、腹筋を伸ばします。
  3. 手で掃除機を動かすのに合わせて、膝を上下させます。膝は、つま先より出ないように少し曲げます。リズミカルに曲げることがポイントです。

移動する時は、足を1歩大きく踏み出しましょう。その際、後ろの足を伸ばすようにすると効果的です。
これらの動作に慣れてきたら、少し体にひねりを加えてみましょう。脇腹や腰などの「ぜい肉」を引き締める効果を期待できます。

しゃがんで洗濯物を取り出す事

洗濯が終わった物を「洗濯かご」から取り上げてハンガーに干す時は、腰をかがめるのを止めて、一度しゃがみ込んで手に取るようにします。手に取った後、立ち上がって干すという動作をします。
ちょっとした動作ですが、毎回やると運動の効果を期待できます。

窓拭き掃除

普段の生活で掃除をしたり家事をしたりすることは、なんとなく面倒に思います。しかしこれらの事を、ダイエットに結び付けてみましょう。「ながら運動」として、ぜひ活用してみてください。
例えば「窓拭き掃除」をする際、意識して運動を行ないます。

  1. まず背筋を伸ばします。肩に力が入らないようにします。
  2. 雑巾を動かして窓を拭きます。「その拭く速さ」に合わせて、「ハッ、ハッ」と声を出して、息を吐きましょう。

この時、腕や肩を始め、胸や背中の筋肉も意識して動かす事がポイントです。

ゴミ出し

また「ゴミ出し」の際にも、意識して運動しましょう。

  1. ゴミ袋を、左右に持ちます。
  2. 腕を水平に左右に広げて、1秒間静止します。
  3. そして降ろします。

この動作を繰り返します。ゴミ袋を、ダンベルのように活用して運動します。

毎日1分「ながら運動」しましょう

正直なところ楽ちんなダイエット、簡単な事をするだけで痩せるという事に興味があります。なぜなら、ツラい事・面倒な事を続けられないからです。今まで多くのダイエット法を試しては、ギブアップして来ました……。

痩せるには食生活にも気をつけた上で、やはり適度な運動が必要だそうです。
だけど何とか楽して痩せたい。そう思ってしまいます。そんな時は、

毎日1分程度で良いので、何かをやりながらエクササイズしてみましょう。

「~しながら」という点がポイントになります。ながら運動だったら、日常生活の中に取り込みやすくて続けやすいと思うからです。

健康のため・ダイエットのために運動する際は、習慣化することが大切です。自分のペースで、計画的に運動を続けましょう。

なお、計画的に運動を始めたいなら、とりあえず開始日を決めてしまうことがポイントとなります。開始日を決めてしまい、ちょっと無理矢理でも運動をスタートさせます。行動を始めると、当初よりも計画的に物事が進むことが多いでしょう。

また、一緒に運動する仲間がいると楽しく運動できます。おしゃべりしながら運動すれば、楽しくできると思います。とにかく日常生活の中で、運動を習慣化しましょう。

私ごとになりますが、テレビやネットの動画を見ながら、ネットラジオの音声を聞きながら、スクワット運動をしています。疲れていてサボってしまうこともありました。だけど以前の私と比べて運動できている、と思います。