リバウンドしにくい「プロテイン・ダイエット」

ダイエット中に取りたい栄養素・タンパク質

痩せる秘訣は、簡単に言うと以下の2つです。

  1. 低カロリーでバランスの良い食事を取る事。
  2. 適度な運動をする事。

人の体に必要な3大栄養素は、タンパク質・炭水化物・脂肪です。バランスの良い食事で、これらの栄養素をきちんと取ることが大切です。

特にタンパク質は、体を構成する際に重要な基本成分の一つです。もしもこのタンパク質が不足すると、筋肉量が減少してしまいます。そうなると基礎代謝が少なくなり、太りやすい体質(痩せにくい体質)になってしまいます。

食事をすると、食べ物は消化されます。そしてエネルギーとして消費されます。
この消費量は、食物中の栄養素の種類によって違います。例としては、タンパク質では30%のエネルギーが消費されます。そして糖質では5%、脂質では4%、炭水化物では10%のエネルギーが消費されます。

タンパク質が一番多い、と言えます。消費エネルギーを考えた場合、タンパク質を多く取ると効果的と言えます。

タンパク質は消費エネルギーが多いだけでなくて、その持続時間も長いです。
よって、「ダイエット向き」の栄養素と言えます。

なお、プロテイン・ダイエットのプロテインは、タンパク質と言えます。
プロテインとタンパク質は、共に「アミノ酸の集まり」だからです。

プロテインを活用したダイエット

「もっと簡単に、もっと効果的に痩せる方法があったら……」
 

そう思っている人は多い、と思います。
何もしないで簡単に痩せられる方法は、ないです。しかし、より効率的にダイエットできる方法はある、と思います。

近年話題のダイエット方法の一つに、プロテインを使う方法があります。ここで言うプロテインとは、アミノ酸の集合体のことです(アミノ酸がたくさん結びついた大きな分子のことです)。つまり、アミノ酸によって痩せる方法ということです。

このアミノ酸が腸から体内に吸収されることで、脂肪が分解されやすい状態になります。この状態は、ダイエットにとても効果的とされています。

そういう事より、プロテインを活用するダイエット法に注目が集まっています。
やり方を簡単に言うと、

「高タンパクなプロテイン」を取りつつ、有酸素運動をするという方法になります。

有酸素運動の例として、ウォーキングがあります。

有酸素運動する事

「プロテインの摂取」と「有酸素運動」

プロテインを用いたダイエットを行なう際、忘れてはいけない点があります。それは単にプロテインを摂取するだけでは、痩せる効果を期待できない点です。

脂肪を分解させるためには、有酸素運動を行なう事が必要です。この運動によってアミノ酸を活かして、脂肪を分解させる事になります。
つまり、プロテインを取るだけでは不十分であり、それに加えて有酸素運動を行なう事によって、初めて「プロテインでダイエットできる」と言えます。

プロテイン・ダイエットは、プロテインを食べるという食事によるダイエットだと思われがちです。しかし実際のところ、有酸素運動を行なう事も求められています。

プロテインという食品は、本来は運動しているスポーツ選手が利用する物です。プロテイン・ダイエットを始め、一般的にダイエットでは「食事」と「運動」の両方から痩せる事を目指します。

なお、普段の食事から良質のタンパク質を多く吸収することは、とても難しいと言われています。タンパク質の多い食事を食べても、全てを吸収できないからです。吸収できなかったタンパク質は、脂肪となってしまうそうです。そういう事からも、運動する事が大事と言えます。

ちなみに先程、有酸素運動が求められると言いましたが、

ダイエット目的の場合、日常生活で行なえる簡単な運動で良いでしょう。

例えばコンビニに出かける際、今までは自動車で行っていたのを歩いて行くようにした。こんな「ちょっとした運動」を心掛けるだけで良い、と言えます。

プロテインの飲み方

プロテインを使用して、筋肉を付けて痩せやすい体を目指すことができます。
プロテインと聞くとダイエット目的の運動ではなくて、男の人が筋肉トレーニングで飲むようなイメージが強いかもしれません。

しかし、ダイエット目的の運動で飲んでも良いです。ダイエットのためなので、アスリートのように筋肉ムキムキになるまで運動をする必要はありません。

プロテインの取り方においては、たまに食事の代わりに取る人がいるようです。しかし急に飲み始めると、体に負担を掛けてしまうことがあります。
分けて飲むことが、効果的です。運動する1時間から2時間前運動後就寝する2時間前などに、分割して飲むと良いでしょう。

摂取量

プロテインをたくさん飲むと下痢になってしまうこともあります。
日本人の成人の場合、一度の摂取量は20グラムまでとしたほうが良い、とされています。その量を超えてしまうと、体がプロテインを吸収しきれず、下痢になってしまう可能性があります。
これは、元々日本人は肉食でなかったので、胃腸がそのように適応しているためと言われています。

プロテインのシェイク

プロテインの摂取量の例として、

  • 運動をしていない人で 体重 × 1g
  • 運動をしている人で 体重 × 1.5g
  • アスリートで 体重 × 2g

このような目安となります。

もしも本格的にプロテインでダイエットを行なうなら、プロテインの摂取量は、体重 × 2gが目安です。軽いトレーニングの場合は、体重 × 1gから2gくらいの摂取量が良いでしょう。
効果がある飲み方としては、トレーニング後30分経ってからと、就寝30分前に飲む事です。

なお、プロテインを飲みすぎると、内臓を痛めることになります(プロテインを消化する事は、体の負担が大きいようです)。たくさん飲むほど筋肉を鍛えられて、痩せる効果が出やすいかと言うと、そうではありません。

その時の食事の内容にもよりますが、運動をしないでプロテインを飲むと、タンパク質過剰になってしまう場合があります。注意してください。

タンパク質が過剰になると、脂肪として体内に溜まります。脂肪にならなかったタンパク質は、尿となって排出されます。これは、腎臓に大きな負担を掛けることになってしまいます。もしも体に異常を感じたら、飲むのをやめて医師に相談してください。

食事とプロテインで、どれくらいのタンパク質を摂取しているのか、確認しながら飲むようにしてください。そうすると、体に負担を掛けるのを防げるでしょう。

ダイエット用プロテイン

ちなみにプロテインには、「アスリート向け」と「ダイエット向け」の物があります。ダイエット目的の場合は、ダイエット用の物を選んでください。

プロテインは、元々スポーツ選手などが体型を維持するために、筋肉を増強するために飲む物です。健康食品であり、リバウンドの可能性もあまりないという点が魅力的です。

ネットやテレビなどで、プロのスポーツ選手がプロテインを宣伝したりしています。プロのスポーツ選手がおすすめしているなら自分にも効き目がありそう、そう思うかもしれません。
ですが効き目があるかどうかは、個人差があります。自分にとって効果があるかどうか、確認しつつ服用しましょう。

炭水化物も取りましょう

プロテインをダイエット目的で飲む場合、気をつけて欲しい点があります。それはプロテインだけを取っても、ダイエットの効果を得られない可能性があると言われている点です。

栄養学における意見の一つとして、プロテインと炭水化物を同時に取ると、より一層のダイエット効果を得られると言われています。プロテイン食品を買う場合は、炭水化物や他の栄養素などが含まれている食品を選ぶと良いでしょう。

個人的な感想になりますが、同じ物を食べる事・栄養が偏った食事をする事は、ダイエットにとってマイナスであるという印象を持っています。
絶対に痩せたいからといって、「食事を制限したい気持ち」はわかります。ですが、かえってダイエットのギブアップや、その後のドカ食いによるリバウンドに繋がる気がします。

プロテインは、ダイエットに役立つ食品と言われています。他の食品とうまく組み合わせて、ダイエットを行なってゆくようにしましょう。

リバウンドしにくいダイエット法

私は、リバウンドした経験があります。とてもツライ糖質制限または摂取カロリーの制限とかをして我慢が過ぎたために、ダイエット終了と同時に爆発して食べまくってしまいました。結局、振り出しに戻った経験アリです。

ちなみに後から、糖質は筋肉などを維持する上でも必須な栄養素なので、食事制限中にも取り入れたほうが良い、と知りました。

プロテインを使ったダイエットは、他のダイエット食品に比べてリバウンドしてしまう可能性が低いと言われています。今までリバウンドで苦しんだ人に、プロテインは良いかもしれません。

ダイエット用のプロテインの原料は、大豆プロテインであることが多いそうです。大豆プロテインは植物性の良質なタンパク質であり、必須アミノ酸も含まれています。栄養面から考えても、プロテインはダイエットに適した食品と言えるでしょう。

プロテインと言えば、筋肉ムキムキの男性が飲んでいるイメージがあります。しかし普通の人でも、プロテインと運動を組み合わせると筋肉を鍛える事ができて、痩せるのに役立つと言えます。
また、ダイエット用のプロテインは、それほど高額ではありません。なので、続けやすいダイエット法と言えます。

健康的に痩せられます

アスリート

なお、プロテインは筋肉を作るだけでなくて、免疫力を上げてくれるそうです。プロテインを摂取することによって、免疫力アップや疲労回復を期待できます。さらに集中力を維持する事にも、良い影響を与えるそうです。

つまりプロテインは、痩せる事だけでなくて健康にも良い影響を与えてくれます。プロテインを使うダイエット方法は、健康的に痩せられるので良い方法と言えます。

日々スポーツを行なっているアスリートたちによく利用されているプロテインは、普通の人も食品として利用できます。
プロテインという健康食品を、ぜひ「あなたのダイエット」に活用してください。