食欲を抑える、ダイエットに役立つ「しめじ」
低カロリーな「きのこ」
一般的に言って「きのこ」は、とても低カロリーな食材です。「きのこ」の種類によってカロリーに違いがありますが、多くの物は100gで約20kcalと、低カロリーです。
たぶん、きのこ類が苦手な人もいると思います。ですが大丈夫な人なら、積極的に食べましょう。実は私は、「きのこ」をあんまり好きではありませんでした。だけど低カロリーな食材だと知ったので、今後食べたいと思いました。
ダイエットに良い食材・しめじ
ダイエットに役立つ「きのこ」の一つに、「しめじ」があります。
「しめじ」は、糖質と脂質の代謝を促すビタミンを、豊富に含んでいます。
また、食事の前に食べると、「食欲を抑える働き」を持っています。
健康面では、抗がん作用や美肌の効果を期待できます。
ぶなしめじ
「ぶなしめじ」は、以前は「しめじ」という名前でスーパーなどで販売されていました。
「本しめじ」は、松茸と同様の「高級きのこ」であり、見かける機会は少ないでしょう。
そういうこともあり、「しめじ」と言えば「ぶなしめじ」を思い浮かべる人が多いようです。
「ぶなしめじ」で新鮮な物は色が濃くて小さめで、開き過ぎていない「かさ」を持ち、軸が長くて締まりがある物と言われています。
また、株がきちんと一つにまとまっている物のほうが、「味や香り」が良いそうです。
「ぶなしめじ」は、クセの少ない「きのこ」です。よって、様々な料理に用いることができます。
この「ぶなしめじ」には、必須アミノ酸のリジンが含まれています。リジンには「肝機能を向上させる働き」、タンパク質の吸収を促進させるという「体を成長させる働き」を期待できます。
必須アミノ酸は、体内で作れないアミノ酸です。不足することがないように、気をつけたいです。
「ぶなしめじ」には、カルシウムの吸収率を高めるビタミンDも含まれています。
そして、糖質や脂質の代謝を盛んにして抵抗力を付ける効果があるビタミンB群も、多く含まれています。
「しめじ」を使った料理
「しめじ」の「うま煮」
「しめじ」の「うま煮(当座煮)」のレシピについて、ご紹介したいと思います。
材料(1人分)
- しめじ …… 40g。
- 削り節 …… 2g。
- 酒 …… 大さじ1/2。
- みりん …… 少々。
- しょうゆ …… 小さじ1弱。
作り方
- 「しめじ」を、分量だけ小房に分けます。
- 乾いた鍋を火にかけて、削り節を入れます。焦がさないように軽くいります(からいり)。
- 紙などの上に、(2)を広げておきます。
- (2)の鍋に、「しめじ」と「調味料」を全て入れます。汁気がなくなるまで、混ぜながら煮ます。
- 汁気がなくなったら、鍋を火から下ろします。(3)の削り節を手でもんで細かくしながら、加えて混ぜます。
以上で、出来上がりです。
「しめじ」の「うま煮」は、からいりした「かつお節」によって、うま味を引き立てた料理です。お弁当の冷えた「ご飯」でも、美味しくいただける一品と言えます。まとめて作っておいて、常備菜にしてもいいでしょう。
「しめじ」の「うま煮」を「お弁当」で使う場合は、普通の煮物と同じくらい、または、ちょっとだけ濃いめの味付けのほうが美味しくいただけます。あと、汁気を残さないように煮てください。
お父さんの「お酒の肴」にも良い、と思います。お茶漬けにも合います。「我が家の定番の一品」として、検討してみましょう。
「しめじ」と同じ要領で、「えのきだけ」や「しいたけ」「ささがきのごぼう」などでも作れます。季節に応じた食材を「かつお節で和える」だけですが、その「食材の美味しさ」が、より一層引き立ちます。
お酒の「おつまみ」
「しめじ」を使った、お酒の「おつまみレシピ」を、ご紹介したいと思います。
- しめじ、お好みの野菜、笹身、トマトを用意します。
- 笹身については、塩・コショウをしてから小麦粉を付けて、フライパンで焼きます。
- 「しめじ」と「野菜」も火を通して、塩・コショウします。
- スライスしたトマトの上に、笹身・炒めたしめじ・野菜を乗せます。
- 好きなドレッシングをかけて出来上がりです。ドレッシングは、和風の物が良いでしょう。
なお、炒める際にタカの爪を入れれば、ピリッとします。お酒の「おつまみ」にピッタリな味になります。
食前に「きのこ」を食べましょう
「きのこ」は一年を通して入手できて、価格も安い食材と言えます。その種類も「しいたけ」「しめじ」「エリンギ」など、豊富にあります。
「きのこ」のレシピについては、使う「きのこ」を変えるだけで違う料理になります。なので、飽きがこないでしょう。
そして食事の前に「きのこ」を食べておくと、食欲を抑えてくれます。なのでダイエット中の人にとって、「おすすめの食材」と言えます。