デトックスの方法として、はるか昔から行なわれているものがあります。その一つの例が断食です。
断食は、古くから身体を清めるための一種の儀式のような感覚で行なわれてきました。宗教的な意味で、行なわれる事も多かったです。
断食すると、色々な効果を得ることができます。その一つに、
食べ物を食べない、つまり外から栄養が入ってこないと、人間の体内では、健康的で良い細胞が弱い細胞を食べます。ここで言う弱い細胞とは、病気の原因となる細胞のことです。良い細胞が弱い細胞を食べることで、生き延びようとします。
その結果、病気になりにくくなって健康になってゆきます。
断食すると、摂取カロリーがほぼゼロになります。この事は、デトックスに繋がります。
カロリーの摂取がなくなると、人間の体は体内の蓄積エネルギーを消費します。よって、「体内の脂肪を燃焼させようという動き」が活発になります。
その結果、毒素などの老廃物も同時に燃焼されていきます。老廃物が燃焼されることによって、体の血液は綺麗になります。免疫力も高まり、健康に良いと言えます。
また、断食することは、体内の消化器官を休める事になります。
消化器官は、毎日の食事を消化し続けているので、疲労しています。消化器官が疲労によって「働き」が弱くなると、デトックス効果も弱まります。
つまり消化器官を休めることは、体内に蓄積している毒素や老廃物を分解・排泄させることに繋がります。体中の細胞が効率良く働ける状態になり、デトックスに有効です。
簡単にできる絶食として、生ジュースを用いた絶食が知られています。新鮮なフルーツや野菜の生ジュース、サプリメントを使います。生ジュースを用いた絶食なら、体に負担をかけずに毒素の排泄を促して、体に必要なビタミン・ミネラル・酵素などを補えます。
プチ断食という方法
デトックスとは、直訳すると「解毒」という意味になります。しかし実際には、体内環境を整えるための体内クリーニング(浄化)を意味します。
例えば「3日間で断食する方法」です。
プチ断食すると、毒素などの有害な成分を体外に排出できます。
そして断食することで、胃や腸が休まります。すると血液が綺麗になって、「血液の流れ」が良くなります。その結果、冷え性を改善できるそうです。断食と冷え性が関係あるとは、意外に思うことでしょう。
実はプチ断食を行なうと、体温を上げる効果も期待できるそうです。断食と体温に関係があるなんて、ちょっとびっくりしました。
何かを一生懸命食べるほうが、体温が上がると思います。しかし実は、食べないほうが体温が上がるそうです。食べないことで、体の中の老廃物を燃焼するようになるからだそうです。
ちなみに体の中の老廃物が燃焼すると、血液が綺麗になり、免疫力もアップすると言われています。免疫力がアップすれば、病気にもなりにくくなるでしょう。
なお、プチ断食する場合も、専門医の指導の下で行なうほうが安心です。だけど、体温を上げて免疫力を高めたい人は、自分でプチ断食をやってみるのも一つの手だと思います。
なお絶食することは、健康面で危険性があります。なので、専門医の指導の下で行なってください。
3日間で断食する方法
3日間に分けて行なうタイプの断食方法を、ご紹介したいと思います。
断食は、ゆっくり日にちをかけてやるようにしましょう。1日だけ断食すると、リバウンドが起きて以前より悪くなる可能性があります。
あと繰り返しになりますが、医師の指導の下で断食を行なうほうが安全です。
前準備(1日目)
この日は、消化の良い物を食べます。食事の量を変えなくてもいいですが、出来るだけ胃に負担がかからないようにしましょう。
本番(2日目)
水など、水分だけを取るようにします。食べ物を取らないようにします。
水だけだと、空腹感があって大変かもしれません。そんな場合は、スポーツドリンクや野菜ジュースなど、栄養分が含まれている飲み物を飲みましょう。
回復(3日目)
回復食として、この日の朝と昼では「消化の良い食べ物」を食べましょう。そのほうが、胃に負担がかかりません。
また、食べる量についても気をつけましょう。ここで食べ過ぎると、リバウンドする可能性が高くなります。注意しましょう。出来ることなら、油物などを避けてください。