紙のカルテの「悩み」を解消できる、電子カルテ

医療事務とコンピューター端末

医療業界において、コンピューター端末の利用が増えています。
受付にもパソコン端末が置かれて、診察室でも医師の机の上にパソコン端末が置かれています。ご覧になったことがある方も多い、と思います。

例えば医療事務の仕事では、パソコンを操作する必要があります。患者さんに関するデータの入力や検索、カルテの打ち込み、会計まで、全てがパソコンで処理されます。
なお、パソコンの操作と言っても、そんなに難しい事をする訳ではありません。基本操作ができれば大丈夫だと思います。
※近年では、タブレット端末でタッチ操作ができれば、それで良いかもしれません(2017年当時)

その他には、院内に掲示する「お知らせ」やスタッフの「シフト表」なども、医療事務員がパソコンで作ったりします。
確定申告の医療費の申告に添付するレシートを、パソコンで印刷している病院もあるそうです。例えば希望者の方に、パソコンを使って、一年分の医療費が記載されたレシートを作成しているそうです。

補足になりますが事務以外、例えば検査でも、コンピューター端末が使われています。
ある整形外科では、骨粗しょう症の検査をする際、検査機械がパソコンと連動しています。パソコンに患者さんの身長や体重など、複数のデータを入力して検査が行なわれています。
検査を行なうのは医師や看護師ですが、データ入力などは医療事務の仕事となります。

医療の仕事とコンピューターは、あんまり関係がないと思っていたのですが、意外とコンピューター端末を操作することが多いようです。

電子カルテ

電子カルテを作成する医師普段の生活において、パソコンなどのコンピューター製品をよく見かけるようになりました。
そして医療業界においても、治療機器を始め、医療事務の仕事にもコンピューター端末が必須の物になってきました。

例えばレセプトについては、レセプト作成ソフトが導入されたりしています。これにより、コンピューター端末にカルテに書かれた内容を打ち込むだけで、レセプトを作成できるようになりました。
月末のレセプト作成では、打ち込んだ内容を出力するだけで良いです。一昔前と比べて、随分と作業が軽減されたそうです。

さらに、電子カルテというものが登場しました。医療施設では、電子カルテというものが導入されつつあります。
実際に電子カルテを導入すると、医師が書き込んでいた紙のカルテが不要になります。全ては、パソコンなどのコンピューター端末に入力することになります。

紙のカルテを使う場合は、置き場所が必要です。たくさんのカルテの管理には、多くの病院が頭を悩ませているでしょう。
ですが電子カルテになれば、コンピューターが全て管理してくれます。なので、このような「悩み」も解消されるようです。

デメリットの「きっかけ」キーボード入力

ですが、この電子カルテでは、パソコンユーザーが利用しているキーボード機器が、デメリットの「きっかけ」となっているようです。

なぜかと言うと、診察中の医師がキーボード入力の際、パソコン画面ばかりを見ていることになるからです。
現在の医療では、患者と医師のコミュニケーションが重要視されています。しかしキーボードを使用する電子カルテの場合、医者はほとんどの時間、キーボードとディスプレイ端末に向かっている状態になります。
これでは、医師が患者と向かい合って話す時間が減ってしまいます。そして医師が「そっぽを向いている」ので、患者さんにとっては気分が良いものではありません。

そのようなデメリットを解消するために、「手書き」の電子カルテが登場しています。電子ペンを使うので、ほとんど紙カルテと同じ感覚で使えます。キーボード入力をする必要がないので、従来通りに患者と向き合う時間を取れます。

キーボードはとても便利な入力機器ですが、不向きな場面もあります。各入力機器を適切に使い分ける事が大事です。

医療事務員が電子カルテを作成する場合

なお、病院によっては、医師の代わりに医療事務員が電子カルテに診療内容を入力する場合があるそうです。医師が、診察行為に集中できるようにするためでしょう。

そのような場合、医療事務の方も「プライバシーを守る心掛け」が必要と言えます。カルテには、患者さんのプライバシーが全て書き込まれるからです。カルテには、氏名や生年月日、住所を始め、診察内容も書き込まれます。

ところで医療事務の初心者の方は、カルテの記入に結構時間が掛かるようです。カルテ作成にてコンピューター端末が導入された場合、昔のような「手書き」ではありません。しかし慣れないうちは、診療内容の入力に時間が掛かるそうです。

素早くカルテを作成することにおいて、パソコンのキーボード機器は「ちょっと使いにくい」ようです。電子ペンのほうが、便利かもしれません。
今後も引き続き、素早く、そして正確に記入できるシステムが求められるでしょう。