運気をアップする干支石
干支石

古くから日本では「占い」を行なう際に、干支(えと)は重要な要素とされてきました。そして、自分と相性の良い干支石を身に付けると運気がアップする、と言われてきました。
以下に運気をアップする干支石について、お話したいと思います。
子(ねずみ)
「子(ねずみ)」に当てはまる石は、シトリンです。
シトリンは、富と商売繁盛を招きます。仕事運と健康運を上げてくれるでしょう。
丑(うし)
「丑(うし)」に当てはまる石は、真珠とムーンストーンです。
真珠は邪気を追い払い、悪霊から守ってくれると言われています。他にも想像力を上げる力がある、と言われています。
ムーンストーンは、豊かな感受性と直感力を育てます。また、恋人たちが愛と希望を育み、幸福をつかめると言われています。
寅(とら)
「寅(とら)」に当てはまる石は、タイガーアイです。
この石は、集中力と洞察力を向上させます。金運の向上に効果的だと言われています。
卯(うさぎ)
「卯(うさぎ)」に当てはまる石は、ネフライトです。勝負運と仕事運の向上という効果を期待できます。目標が見つからない状況では、心を癒して勇気を与えてくれると言われています。
辰(たつ)
「辰(たつ)」に当てはまる石は、カーネリアンとガーネットです。
カーネリアンは邪気と嫉妬を追い払う、と言われています。
ガーネットは、成功運を上げます。そして忍耐力を与えてくれます。勝利へと導いてくれるでしょう。
巳(へび)
「巳(へび)」に当てはまる石は、オニキスとヘマタイトです。精神をリラックスさせてくれて、潜在能力を引き出してくれます。
ヘマタイトは、「身代わり石」と呼ばれています。危険から守ってくれると言われています。また、ストレス解消に対しても効果を期待できます。
午(うま)
「午(うま)」に当てはまる石は、ルビーです。深くて情熱的な愛情に恵まれるでしょう。
未(ひつじ)
「未(ひつじ)」に当てはまる石は、ロードクロサイト(インカローズ)です。恋愛運を向上させたり、心の傷を癒したりします。
申(さる)
「申(さる)」に当てはまる石は、水晶とオパールです。
水晶は、邪気を追い払います。
オパールは「愛」を象徴しており、恋愛運を向上させます。
酉(とり)
「酉(とり)」に当てはまる石は、ブルーレースメノウです。健康運・幸運・金運を向上させるパワーがあります。なおチベットでは、古くから「この石」は「神の石」として崇拝されていました。
戌(いぬ)
「戌(いぬ)」に当てはまる石は、ラピスラズリです。不安や邪気を取り除いて幸運を招く、と言われています。
亥(いのしし)
「亥(いのしし)」に当てはまる石は、ローズクォーツです。女性としての魅力を高めます。安定した結婚生活をもたらす、と言われています。
60種類の干支
干支石という名前に使われている干支については、やや誤解されやすい点があります。
実は本来の干支は、60種類あります。十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたものが、本来の干支です。
干支の「干」は、「十干」のことです。こちらは、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)など10種類あります。
干支の「支」は、子・丑・寅・卯・辰・巳……と言われているものです。こちらは12種類あります。
これらの十干と十二支を組み合わせたもののうち、60種類を干支と言います。干支石を選ぶ際、本来の干支を意識しておくと良いかもしれません。
成長の過程を動物に例えている十二支
十二支(じゅうにし)では、動物を題材にしています。なので亥の人は「私は『いのしし』だから、猪突猛進だ」と、考える人がいます。
しかし実際には、そういうことを意味していません。成長の過程を動物に例えている、というだけの話になります。
以下に十二支について、その意味をご紹介します。
- 子(ね):全ての物が核の中から顔を出している、という状態を表しています。
- 丑(うし):全ての物が開放されて成長していく、という状態を表しています。
- 寅(とら):全ての物が伸び始める、という状態を表しています。
- 卯(う):全ての物が覆い隠される、という状態を表しています。
- 辰(たつ):全ての物が伸びる、という状態を表しています。
- 巳(み):全ての物が成長してしまった、という状態を表しています。
- 午(うま):全ての物が陰陽と交わろうとしている状態を、表しています。
- 未(ひつじ):全ての物が成長している、という状態を表しています。
- 申(さる):全ての物が成熟したような状態を、表しています。
- 酉(とり):全ての物が熟成しているような状態を、表しています。
- 戌(いぬ):全ての物が元の土の中に還っていくような状態を、表しています。
- 亥(い):全ての物が基本の種となるような状態を、表しています。