ぜひ食べ歩きしたい鍋料理・もつ鍋
旅行の目的・食べ歩き
冬の旅行の目的の一つに、「食べ歩き」があるそうです。冬ならではの食べ物を、ご当地ならではの冬の味覚を食べるために、旅行する人がいます。
その地域だけに存在する、その地域だからこそ美味しく食べられる、そんな冬の味覚はとても魅力的です。
食べ歩きできる地域の例として、九州があります。有名な鍋料理がいくつかあります。
福岡名物の「もつ鍋」を始め、福岡県が発祥の「水炊き」、鹿児島県の「さつま汁」、大分の「だんご汁」など、ご当地鍋があります。
長崎県では、アゴという魚をダシにした鍋料理があって、こちらの鍋料理も名が知られています。
もしも九州を旅するなら、「鍋料理の食べ歩き」をしてみましょう。
福岡の「もつ鍋」
福岡の「もつ鍋」は、冬に食べたい「ご当地鍋」としても有名です。「もつ鍋」は、全国的に見ても人気がある鍋料理です。多くの人がそのレシピを知っている、鍋の定番料理だと思います。
定番料理と言われていますが、福岡の「もつ鍋」は格別と言えます。
多くの旅行者がわざわざ福岡まで旅行して、「もつ鍋」を食べているようです。この「もつ鍋」を食べるために、例えば北海道や東北のほうから旅行で来たという人も、たくさんいます。
福岡の「もつ鍋」については、多くの人たちが、寒い冬の中、旅行してまで食べる価値がある鍋料理だと思っているようです。
そんな人気がある福岡の「もつ鍋」については、店がとても多いそうです。あまりにも有名な店が多いため、どの店に行けば良いのか、わからないくらいです。
なお、それぞれの店で「味付け」が異なっており、その店独特の料理となっています。
歴史
「もつ鍋」は、元々福岡県の郷土料理でした。その「美味しさ」から、全国的に有名な料理となりました。
博多もつ鍋の歴史については、終戦間もない頃、アルミの鍋でホルモンが炊かれていた事がルーツと言われています。その後、鉄鍋を使って一般的に「すき焼き風」に食べられるようになったのは、1960年代の頃になるそうです。
近年では、博多もつ鍋の基本スープの種類は、みそ味・しょうゆ味の2種類です。「ニラ・にんにく」など、強い風味の食材と合わせて味わいます。
「もつ鍋」は一年を通して、いつでも食べられます。夏に食べる時は汗をかきながら、冬に食べる時は「こたつ」を囲んで食べるというように、年中食べられています。
美容に良い「もつ鍋」
「もつ鍋」は、高タンパクで低カロリー、そしてビタミンを多く含んでいます。栄養が豊富なので、美容にも良い料理です。
「もつ鍋」は、コラーゲンがたっぷりと含まれている鍋です。なので、美容・健康に関心が高い女性から、注目されているようです。美容目的で「もつ鍋」を食べるという女性にとっては、外せない一品となっています。
「もつ」については、主に牛ホルモンを使用しています。この鍋では、確かにホルモンが使われています。しかし実は、野菜をメインに食べる料理とも言えます。ホルモンは、野菜をサポートする存在と言えるでしょう。
健康にも良いです
そしてスープには、具材のホルモンや野菜の出汁が充分に出ており、美味しいです。福岡県では「医者いらず」と呼ばれているほど、ビタミンが多く含まれている鍋料理です。
野菜の効用について言うと、例えばネギ・生姜・カリフラワーは、風邪に効用があるとされています。
ネギの白い部分には、風邪のウイルスに対する殺菌作用があります。その他にも発汗、解熱作用があります。「香り」の成分には、「殺菌作用や喉の痛み」に良い成分があります。さらに保温、発汗作用もあります。
生姜には、鎮痛・鎮咳(ちんがい:咳を鎮めること)・発汗・解熱作用があります。
カリフラワーには、ビタミンCが多いです。なので免疫力を高めて、ウイルスを撃退してくれるでしょう。ちなみに風邪気味の時は、一日の所要量の3倍ほど(約300gの)ビタミンCを取る必要がある、と言われています。
「もつ鍋」のレシピ
「もつ鍋」には、体に良い成分の食べ物が使われています。美味しくて、体の健康にも良いレシピとなっています。
ここで紹介する「もつ鍋」では、「もつ」と「キャベツ」「ニラ」を加えた鍋です。この3品を使う理由としては、とても栄養がある食材だからです。
まず「もつ」には、必須アミノ酸が多く含まれています。そしてコラーゲンも多く含まれています。
キャベツには、ビタミンが含まれています。
ニラには、硫化アリルが含まれています。硫化アリルには、消化液の分泌を促してくれる作用があります。そして「肉などの生臭さ」を取ってくれる、という作用もあります。
材料
- もつ(「下処理済み」の物) …… 500g。
- キャベツ …… 2分の1個。
- ニラ …… ひと束。
- 玉ねぎ …… 2分の1個。
- しめじ …… 50g。
- 長ネギ …… 1本。
- もやし …… 適量。
- にんにく …… お好みの量。
- だし入り味噌 …… 大さじ5。
- 豆腐 …… 2分の1丁。
- 水 …… 500cc。
- 豆板醤 …… 小さじ2分の1。
- 料理酒 …… 30cc。
- みりん …… 50cc。
作り方
- 「もつ」については、「下処理済み」の物を使います。もしも「臭み」が気になる場合は、一度湯通しをしてください。
キャベツ・ニラ・しめじ・玉ねぎ・長ネギについては、食べやすい大きさに切ります。 - 「もやし」の「ひげ」を取ります。「にんにく」を「みじん切り」にします。
- 鍋に水を入れます。沸騰した時点で、みじん切りにしておいた「にんにく」と「玉ねぎ」を加えます。
- 味噌・豆板醤(とうばんじゃん)・料理酒・みりんを加えて、よく混ぜます。
ここで味見をしてください。もしも味が薄い場合は、それぞれの調味料をさらに足します。 - 少し濃い目のスープが出来たら、キャベツ・しめじ・豆腐・もやしを入れます。そして「もつ」を入れて煮込みます。
- 全体に味が付いた時点で、ネギを入れます。これで出来上がりです。
自宅で食べられる「もつ鍋」の取り寄せ商品

いつもの鍋料理も美味しいですが、たまにはちょっと贅沢な「お取り寄せ鍋」を食べてみましょう。最近では鍋料理のセット商品が、多数登場しています。
もちろん「もつ鍋のセット商品」」もあります。
例えば「もつ鍋店」が販売している「本格もつ鍋セット」という商品があったりします。新鮮な「国産牛もつ」の上質な部位だけを使用しており、醤油風味や味噌風味などを選べたりします。
「もつ鍋」は、お店で食べる料理と思いがちです。しかしセット商品を買えば、「ご自宅」でも楽しめます。価格はそれなりに高いですが、たまには贅沢をしてみましょう。