フランスの煮込み料理・ポトフ
フランスの家庭料理
ポトフとは、フランス語で「火にかけた鍋」を意味します。フランスの代表的な家庭料理であり、フランスの伝統的な煮込み料理です。
牛肉や鶏肉、ソーセージなどと、大きく切ったニンジン、玉ねぎ、じゃがいもなどの野菜を、長時間じっくりと煮込んだ料理です。スープ、肉、野菜を、別々にいただくフランスコース料理の原点です。
ポトフという料理は、フランスでは日本の鍋料理のように親しまれてきた料理です。煮込む具材については、実は決まりはありません。家庭にある食材で、気軽に作ることができます。
野菜や肉の旨味たっぷりのポトフは、特に冬の季節、体と心を「ぽかぽかにしてくれる」でしょう。
また、様々な食材を使えば、栄養満点でヘルシーな料理になります。クリスマスや忘年会のシーズンなどで、「食べ過ぎ」で疲れた胃袋を癒すのに、ポトフはピッタリな料理と言えます。
ポトフのレシピ
ポトフのレシピを、ご紹介したいと思います。
材料(4人分)
- フランクフルトソーセージ……4本。
- ベーコン(塊)……200g。
- キャベツ……1/2個。
- ニンジン……1/2個。
- じゃがいも……2個。
- 小玉ねぎ……8個。
- にんにく……1片。
- ローリエ……1枚。
- スープストック……カップ6(固形スープの素を、分量の水で溶いた物でも良いです。
- 塩、コショウ……少々。
- マスタード……適量。
下ごしらえ
- 竹串で、フランクフルトの表面にまんべんなく穴をあけます。
- ベーコンを、8等分(一口大)に切ります。
- キャベツを、4等分の「くし形」に切ります。
- 「じゃがいも」の皮をむいて半分に切り、水にさらします。
- ニンジンを、大きめの乱切りにします。
- 小玉ねぎ、ニンニクの皮をむきます。
作り方
- 鍋の中に、ソーセージやベーコン、キャベツやニンジン、小玉ねぎ、ニンニク、ローリエを入れます。
そして、スープストックを注いで強火にかけます。 - グツグツと煮立ってきたら、コトコトと煮立つ程度に火を弱めます。丁寧にアクを取りながら、約30分ほど煮込みます。
- 塩・コショウで味を調えます。「じゃがいも」を加えて、柔らかくなるまで煮込みます。
- ソーセージやベーコン、野菜類を取り出します。スープをこして、塩・コショウで味を調えます。
それぞれを別に盛り付けて、マスタードを添えて出来上がりです。
手作りする際のポイントを、以下に書きます。
- 全ての材料を、大きめに切ります。こうすることで「素材の美味しさ」を逃がさないようにします。
- 竹串を使って、大きめのソーセージに穴をあけます。こうすることで「スープの美味しさ」を染み込ませます。
- 丁寧にアクを取り除きます。そうすることで、スッキリと透き通ったスープになります。
- スープについては、塩とコショウで味を調えます。肉と野菜を「それぞれ別の皿」に盛って、マスタードを添えていただきます。