ダイエット向き、低カロリーな野菜

肥満の原因・カロリーの取り過ぎ

太ってしまう原因について簡単に考えてみると、体に取り入れたカロリー(摂取カロリー)を消費できない場合に太ることになります。そう考えると、痩せるためには摂取するカロリーを少し減らして、消費するカロリーを少し増やせば良いことになります。

普段の食事の中で、控えるべき食べ物を決めてみましょう。例えば、毎日「甘いおやつ」を食べる習慣があるなら、それをやめてみます。カロリーを取り過ぎだと気づいたら、その分食べるのを控えたりして、今の食事を見直してみましょう。

ダイエットに「おすすめな野菜」

野菜

ダイエット中の人を始め、カロリーを気にする人にとって、野菜は「ぜひ活用したい便利な食材」だと思います。
なぜなら一般的に言って、野菜は低カロリーだからです。野菜はカロリーが低くて、食物繊維が豊富に含まれています。

効率良く体脂肪を減らすためには、バランス良くビタミンやミネラルを取る必要があります。野菜には、それらの栄養素も豊富に含まれています。

なお野菜には、様々な種類があります。そして、それぞれのカロリーは違います。なので、全てが低いカロリーとは言えません。野菜同士において、ある程度カロリーの幅があるからです。

しかし野菜の中で高カロリーな物と言っても、米などの穀類やバター、油という食品と比較すると低いカロリーと言えます。野菜の栄養価は高いので、毎日の食事の栄養バランスを整えてくれる食材です。

ほとんどの野菜は、健康やダイエットに良い食品と言えるでしょう。野菜は健康維持を始め、痩せたい人にとっても「おすすめな食材」です。
ここでは野菜の中でも、特にダイエットする際に注目したい野菜について、ご紹介したいと思います。

きのこ

きのこ」は野菜の中でも特にカロリーが低くて、食物繊維が豊富です。そのため、糖質・脂質の吸収を抑えたり、排出したりします。この「排出する働き」がダイエットに良いです。

大根

和食によく登場する大根は、水分を多く含み低カロリーです。なので、これもダイエット向きの野菜と言えます。
主な栄養素は、ビタミンCやカルシウム、カリウムやマグネシウム、亜鉛や鉄分などです。そして食物繊維も豊富です。ダイエットの他にも、美肌も期待できる野菜と言えます。

アスパラガス

緑黄色野菜でもあるアスパラガスは、それに含まれるアスパラギン酸が新陳代謝を高めてくれます。
穂先の部分に近づくほど、多くのアスパラギン酸が含まれていると言われています。

さつま芋

さつま芋は、ダイエットに適した野菜でしょうか?
実は野菜の中では、カロリーは高めです。よって高カロリーな食材だと思っている人が、多いでしょう。ですが白米と比べてみると、カロリーは「その3分の1」ほどしかないです。

さらに、栄養価がとても高くて満腹感を得られるので、実はダイエットに最適な野菜です。
また、食物繊維やカリウム、ビタミン類やカロテンなどが豊富に含まれています。これらは、便秘の解消や代謝を上げる効果を期待できる成分です。

生姜

生姜のジンゲロンという成分には発汗作用、新陳代謝を高める作用があります。それらの作用から、体脂肪が燃焼されることを期待できます。

トマト

トマトは、緑黄色野菜を代表する野菜です。緑黄色野菜は体に「とても良い」ので、ダイエットや健康維持のために積極的に取り入れたい野菜です。

トマトには、脂質の代謝を高めてくれるビタミンB6などが含まれています。なので、ダイエットレシピに適している野菜と言えるでしょう。

トマトには、ビタミン類も多く含まれています。特にビタミンCは、コラーゲンを生成する手伝いをしてくれます。肌にハリを与えてくれる栄養です。

ピーマン

ピーマンは、新陳代謝を良くするカプサイシンを含んでいます。よって「唐辛子と同じ働き」を期待できて、「熱エネルギーを体外に出す働き」をします。

らっきょう

手軽に野菜を取れる食材として「らっきょう」があります。
「らっきょう」に含まれているタンパク質は、糖質のエネルギー源となります。そしてカリウムには利尿効果があり、ビタミンB1などによって脂質や糖質の代謝を促進します。

レタス

レタスは、ビタミンB1が豊富です。ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変えてくれる成分です。
レタスは加熱することで「かさを減らせる」ので、たくさん食べることができます。

たけのこ

「たけのこ」については、これもダイエットには最適な野菜です。
「たけのこ」は、ほとんどが水分でできており、タンパク質と食物繊維が非常に豊富に含まれています。

生の物を調理する際には、ゆでる時に「ぬか」を入れるなどの工夫が求められます。だけどスーパーでは、すでに水煮された物が売られているので、手軽に調理して食べられます。

ブロッコリー

ブロッコリーには、ビタミン類とカロテンが豊富に含まれています。そして食物繊維も豊富に含まれています。
栄養素の他にも、よく噛んで食べる野菜のため、満腹感を得やすい食材と言えます。

きゅうり

淡色野菜である「きゅうり」は、利尿作用が高くて、むくみ解消にも効果的です。「むくみ」に悩んでいる方に、ぜひ食べていただきたい野菜です。
カリウムもたくさん含んでいるので、体内に残っている余分なナトリウムを排出してくれる効果があります。

ナス

ナスはコリンを含んでいます。コリンは、体がコレステロールや脂肪を使えるようにする成分です。

野菜料理を食べましょう

ブロッコリーを使った料理

普段の食事に野菜を「たっぷり取り入れること」で、満腹感が得られる上に低カロリーな食事となります。

野菜を活用したダイエットレシピを考えて、毎日の食事で、ぜひ野菜料理を食べるようにしましょう。低カロリーな野菜を意識して食べれば、健康的にダイエットできると思います。

野菜全般に言えるダイエットの効果として、糖質や脂質の吸収スピードを抑えられることがあります。
野菜の食物繊維は、「糖質・脂質の過剰な吸収を抑える働き」を期待できます。多脂肪の肉や魚・甘い物などを食べる際に、一緒に野菜も食べることで、糖質や脂質の吸収スピードを実際に抑えられるでしょう。

ちなみに、ほとんどの食材は「食べ合わせ」によって効果・効能が増減します(変わってきます)。なので野菜だけを偏って食べるのではなくて、色んな食材と一緒にバランス良く食べる事が大切です。

それぞれの野菜には、それぞれのダイエット効果があります。ですがそうは言っても、野菜ばかり食べていればいい、という訳ではありません。
どんなダイエット法にも言えますが、食事はバランス良く取るのが大切です。野菜を始め、様々な食材を、食事で取るようにしましょう。そうするほうが結果的に痩せてゆく、と思います。