自分で運気を上げる方法、風水

古くから活用されてきた風水

風水グッズ

よくテレビや本などで、風水の話題を耳にする機会があると思います。

そんな風水は、自分で運気を変えられる手段として人気があります。風水という方法は、世代や男女を問わずに運気を変えることができる方法と言えます。
ちなみに皇居も、風水を参考にして建てられたと言われています。

改めて風水の意味を確認すると、その漢字が示す通り、「風と気の流れ」を用いる(操る)ことを意味しています。
そして風水では、方位も関係してきます。「風と気の流れ」や「方位」などは、私たちの日常生活に深く関わっていると言えます。よって古くから、風水は多くの場面で活用されてきました。

「気」という概念

現代風水の元は、中国の風水と言われています。風水は、中国文化の「気」という概念と深い関係があります。その気というものが、陰陽、五行、八卦などの概念と相互に作用して、人々の生活に影響を与えるとされてています。このような考え方は、哲学や占星術、ヒーリングにおいても共通しています。

「気」は、古くから自然界と密接に関わりがあるものです。その「気」をコントロールすることで、人に運を与えて厄を避ける、という考え方がありました。

そう考えると、太古に造られたストーンサークルや巨大神殿、ピラミッドなどは、風水的な思想の元に建造されたものかもしれません。エジプトのピラミッドやアメリカのアステカ神殿では、大地からのパワーと宇宙からのエネルギーを中央の部屋に集める構造になっている、と言われているからです。

「気の流れ」について神秘的に言うと、何か霊的なものも含まれているようです。ですが一般的には、「気の流れ」が良いと表現する場合は「空気や風の流れ」のことを言っているようです。

例えば、いま住んでいる家について「気の流れ」は良いと言った場合、「日当たり」が良くて、「風通し」も良いことを意味します。
反対に日が当たらない部屋が多い、家全体が何となくどんよりしている。これは「気の流れ」が悪いことを意味します。

風水の方位

風水では、方位の「良し悪し」を考えることがあります。

開運
吉方位のパワーで運気をアップ

例えば旅行についても、風水を取り入れることができます。すでに旅行で風水を気にしている方の中には、自分の吉方位を調べて旅行されている方もいるようです。

風水の考え方では、旅行に行った方位は大切ですが、吉方位を確認して「そこへ向かおう」と決めた時から、すでに吉方位のパワーをもらっているということだそうです。

よって吉方位に旅をすることは、「気持ち」が決まった時から始まっています。旅行に行く前から行った後まで、その間ずっと吉のパワーを受け取れる、ということになります。

風水に興味がある人が旅行に行くなら、事前に吉方位を調べておきましょう。その方位の中で、旅行する範囲を決めるほうが運気もアップできるでしょう。

せっかくの旅行で悪い気をもらわないように、吉方位を調べておいて損はないと思います。
「疲れ」を癒すために温泉旅行をしたり、パワースポットに行って元気をもらってくる旅をしたり、なんていうのも楽しいです。

風水では、方角についても言われています。例えば東に電化製品を置くと良い、北では水周りを避けるなど、よく言われています。
ただし方角だけで風水を考える場合、素人が正確に方角を知ることは難しいようです。なぜなら、方角は見る場所によって微妙に角度がずれたりするからです。

あと、風水では、掃除する事の「大切さ」のほうが強く言われています。誤解を恐れず言えば、「方角の良し悪し」よりも、清潔に掃除する事のほうが大事と言えます。
きちんと清潔にしていれば、良い方角から良い気が入ってきます。そう考えると、掃除以外の風水については、神経質になり過ぎる必要はありません。

鬼門

鬼門という言葉を、風水や家相でよく耳にします。鬼門とは、字のイメージからは、あまり良い印象を受けないと思います。この鬼門とは、どういうものなのでしょうか。
方位で言えば、北東を指します。ご自身の家で、鬼門がどの場所にあたるか確認してみましょう。なお風水の方位については、家の間取り図の真ん中から見ることになります。

鬼門にあたる北東の場所には、どんな部屋があるでしょうか。リビングだったり、お風呂だったり、トイレだったりするでしょう。

もしも「水周り」が鬼門の位置にある場合、風水の基本である掃除をしてください。そして、湿気がこもらないように換気もしてください。
また、「水周り」に盛り塩をすると、運気の停滞を防ぐことができると言われています。

鬼門については、悪いイメージがあるでしょう。ですが悪い作用だけをする方角ではない、ということを覚えておきましょう。
鬼門に位置する場所を清潔にして、方角に合うカラーを使うことによって、良い気を取り込むことができます。

だけど汚い状態にしたままでは、風水の効果は無くなってしまいます。鬼門が汚れていると、その場所に風水グッズを置いても、その効果を期待できません。
鬼門は、自分の心がけ次第で、運気が良い方向にも悪い方向にも向くと言えます。

土地には、必ず鬼門があります。鬼門を無いものと、考えることはできません。家が存在する以上、ずっと鬼門と関わりを持ち続けることになります。

もしも今まで自宅の鬼門について、あまり知らなかった人は、ぜひ状態を確認してください。これから意識して、清潔な状態にしていきましょう。
掃除をして盛り塩をするだけでも、運気が良い方向に変わってゆくでしょう。

土地の方角

風水では、土地の方角が重要視されています。
「山が北方角にあること」「山脈が東西の方角にあること」「道が西の方角にあること」「開けた土地が南の方角にあること」。これらの事が大切です。

また、それらの方角の場所は龍の通り道になるので、水を飲む場所を設置します。
それら方角の場所の中心地は、「龍穴」と呼ばれています。パワースポットと言えます。

神社などは、この龍穴を守るために設置されているとも言われています。東京で例えると、皇居が龍穴だとすると、それを守るために箱根や日光に神社などが設置されている、と言えます。国家スケールになると、その規模は結構大きいものになっています。

とても似ている九星気学と風水

風水については日常でもよく聞くので、あまり興味がない方でも、なんとなく風水のことを知っていると思います。風水と言えば、家がある場所や、家の中にあるインテリアの場所によって運気が変わる、というものです。

風水の種類には家相や方位、地形など、たくさんの種類があります。元々風水では「自然界の流れ」を知ることで、悪い気を避けて、良い気を取り入れることを目的としています。
風水は、中国の陰陽五行説が元になっています。相性・相剋の関係が大切にされています。

以上の話から、風水と九星気学は「とても似ている」ということがわかります。

日本では、風水は占い

ちなみに風水は「九星気学から生まれた占い」である、という話もあります。
日本で「占い」として行なわれている風水は、その多くは九星気学と同じです。九星気学のことを風水と言って、占っている人が多いです。

本来は、「風水」と「占い」は少し違うものです。ですが「風水占い」と言われているものがあります。特に日本では、風水はカテゴリとしては「占い」に分けられているようです。

日本とは違って中国の場合では、風水は「占い」ではありません。風水と九星気学は、別物と考えられています。日本では、風水は「占い」の部類に入っていますが、本来は違います。

日本でも中国人の風水師の方は、たくさんいます。「占い」ではない「風水」で、自分の運気を見てもらいたいなら、中国人の方に見てもらうほうが良いかもしれません。

知恵と言える風水

風水は、そんなに特別なことではありません。古来の人の考え方や経験から生まれた知恵と言えます。

風水は、掃除の仕方や色の選び方、小物の使い方など、快適に生活していく上で必要な事を教えてくれるもの、と言えるかもしれません。
例えばインテリア風水では、方角だけでなくて色も重要視します。方角に合う色を選ぶこと、部屋に置く物の配色を意識すること、このように色についても考えながら風水に取り込んでいきます。

いつも過ごしている部屋を「くつろげる空間」にするために、風水を取り入れてみましょう。