栄養豊富な冷凍野菜

冷凍野菜

市販されている冷凍野菜とは、マイナス30度以下の低温で急速に冷凍した物です。

冷凍野菜市販の冷凍野菜の種類は、冷凍食品と同様に種類が豊富です。冷凍野菜としては、かぼちゃ、里芋、いんげん、枝豆、アスパラ、コーン、ほうれん草などの葉物野菜があります。その他に、「大根おろし」の冷凍された商品もあったりします。
細かくカットされたミックスベジタブルや、「大ぶり」の茹で野菜のミックスなど、様々な種類の冷凍野菜があります。

冷凍野菜の栄養面について言うと、冷凍食品は、旬の時期に収穫した物を工場で加工して急速に冷凍しています。よって、栄養が豊富に含まれています。「新鮮さ」を保ったままの状態になっています。
ただし冷凍前に加熱処理されている野菜では、水溶性のビタミンを損失している場合があるそうです。この場合、調理の際には、改めて加熱し過ぎない事が大切です。栄養面だけでなくて食感を良くするためにも、加熱し過ぎない事が大切と言えます。

冷凍野菜なら、長期的に保存できます。価格についても、一年を通して「ほぼ同じくらいの価格」です。時期によっては、生鮮野菜よりも安い場合もあります。

ちなみに家庭で野菜を冷凍する場合は、凍結までに細胞が壊れたりするそうです。その点では、市販の冷凍野菜のほうが優れている、と言えます。
しかし、不安な点もあります。例えば市販の冷凍野菜には外国産が多い、という事です。もしかしたら残留農薬や添加物など、食材の安全性に不安を感じるかもしれません。なので、信頼できる食品メーカーの物を、選びましょう。

輸入野菜

輸入野菜は生鮮食品を始め、日本人にとって馴染みのある冷凍野菜や水煮野菜、漬物などでも使用されているようです。輸入野菜の多くは、アメリカと中国からやってくるそうです。その他、アジア太平洋地域の国からも輸入されています。

一昔前では外国の食材と聞くと、農薬の使用などの安全性に対して不安に思う人が多かったそうです。その不安から、選択されにくい物だったそうです。
しかし現在では、特に「価格の安さ」や「品質の向上」、一年を通して手に入る事などから、輸入野菜を選ぶ人が増えているようです。一般的に輸入野菜は、国産品に比べて安い価格で手に入るようです。

過去に品質の問題がありました

品質については以前の事になりますが、中国産野菜の残留農薬の問題が発覚しました。当時ニュースで次々と報道されました。その影響のため、中国産野菜や輸入野菜について、いま一度見直すという消費者が出てきました。
そして消費者の中には、価格が高くても国内産の野菜を購入する人が出てきました。国産野菜の「美味しさ」や「安全性」が、注目されました。
今後、国産の野菜の消費量がさらに増えれば、生産量も増えてゆくでしょう。そうなれば、輸入に頼り過ぎるという状況が改善されると思います。

ただし国内産の食品についても、同じように安全性の問題について報道された事がありました。国産の食品だから100%安全であるとは、言えないです。やはり消費者の側が、出来る限り慎重に野菜を購入する必要があると思います。例えば、産地表示などを確認してから購入するなどしてください。

野菜の自給率

自給率については、穀類、肉類、乳製品などに比べれば、野菜の日本国内での自給率は高いと言われています。
しかし生姜、アスパラガス、ブロッコリーなどは、半分以上が輸入されています。枝豆、里芋、かぼちゃなどについては、30%以上が輸入されています。近年の輸入野菜の増加を示す、一例と言えます(2007年時点)。

野菜を始めとする国産の食品については、国内の生産環境やコスト、流通などに、様々な問題があります。そういう事情もあり、輸入野菜が減少することは無いと考えられています。

かなり便利な食品

冷凍野菜は、買ってきて冷凍庫に入れておけば、いつでも使用できます。料理に冷凍野菜を利用することで、下準備に時間がかからず、生ゴミも出ないです。「後片付け」も楽でしょう。なので冷凍野菜は、忙しい生活スタイルの人にとって活用したい食材の一つ、と言えます。

例えば「一人暮らし」で自炊する人にとって、冷凍野菜は「かなり便利な食品」です。なので、よく利用されている食品だと思います。
ずいぶん昔のことになりますが、「一人暮らし」をしている時、自炊に挑戦したことがありました。ですが「料理嫌い」の私は、1ヶ月間も続きませんでした。当時、今のような冷凍野菜があったら、もうちょっと自炊に頑張れたかもしれません。

カット野菜

便利な野菜と言えば、現代の人々の生活スタイルに対応した「カット野菜」という物があります。スーパーなどで、よく目にします。
代表的な物は、サラダ用のキャベツやレタスのカット野菜です。その他にも鍋用、煮物用のカット野菜も登場しています。手軽に鍋料理を作りたい場合にも、カット野菜は便利でしょう。

しかし「便利さ」の反面、野菜が工場でカットされたり洗浄されたりすることで、野菜の栄養が失われてしまうこともあります。失われてしまう主な栄養素は、水溶性のビタミンCやカリウムなどです。新鮮な野菜に比べると、かなりの量が減少してしまうそうです(2007年時点)。

しかし各メーカーは、それぞれ工夫して改善しています。将来、栄養価を失わない加工方法が登場してくる事が期待されます。例えば、冷凍野菜のカット野菜では、栄養の減少を防げる可能性があります。

栄養価が「やや失われている」と言われたりしているカット野菜は、消費者からの人気は高いように思えます。実際にカット野菜を使えば、豊富な野菜を手軽に使用できます。家庭での生ゴミの量も減らせます。このように便利な野菜だから、人気があるのでしょう。

もしも家庭用のカット野菜で「物足りなさ」を感じているなら、業務用のカット野菜を検討してみましょう。結構種類も多くて、家庭用には無いタイプの物も見つかるからです。