木の「おもちゃ」の有名ブランド・ネフ社

最高品質の木の「おもちゃ」

木の「おもちゃ」の有名ブランドの一つに、スイスの木製玩具メーカー「ネフ社(Naef社)」があります。「美しい色と形」、「良質な木材」と「完璧な仕上がり」で高い評価を得ているブランドです。
このネフ社の特徴の一つは、やはり鮮やかな色彩です。鮮やかな色の塗料ですが、その塗料は、自然の着色料です。自然や人体に対して害のない合成塗料です。

木のおもちゃ

木の「おもちゃ」・イメージ画像

その「安全性の高さ」より、ヨーロッパの「おもちゃ」の安全基準であるCEマークの認定を受けています。
そして「品質の良さ」より、オレンジマーク(シュピルゲートマーク)の認定も受けています。このマークは、良質(最高品質)な「おもちゃ」であることを示すマークです。

製造については、手作業と機械で行なわれているそうです。作られた製品の半分以上が、世界中に輸出されているそうです。製造された「おもちゃ」は、世界20カ国以上に輸出されています(2009年当時)。
スイスで作られた最高品質の木の「おもちゃ」は、多くの人たちに愛用されています。

キュービックス

木の「おもちゃ」の一つである「ネフ社キュービックス」について、お話したいと思います。
「キュービックス」は、1969年に作られた「おもちゃ」です。ネフ社で発売されているクラーセン作品の中で、一番古い「おもちゃ」です。ネフ社の代表作の一つであり、ロングセラー商品と言えます。

見た目は、「キュービック」です。立方体です。この「キュービックス」は、縦・横に積み上げるだけではありません。斜めにも積み上げることができます。なので、積み方が無限となっています。

ちなみに「キュービック」を分解すると、大小のパーツ10個に分かれます。この10個のパーツは、64個のキュービックからできています。
クラーセンさんはコメントで、

「4×4×4=64。64は2乗にも3乗にもなる数字で、二次元にも三次元にも組み合わせられることを意味する」
 

と言っています。

キュービックスは、芸術性が高い「おもちゃ」です。積み上げた物をアート作品として飾っても良いくらいの物です。
大人でも楽しめる「おもちゃ」ですが、小さな子供に遊んでもらいたい「おもちゃ」と言えます。
子供には、大人には思いつかないような遊び方を見つける可能性があるからです。子供の創造性を育てるのに、最適な物だと思います。

もちろんキュービックス本体を、積み木として使えます。なので、色々と組み立てて作品を作れます。

大人を満足させる「ホルツコレクション」

ネフ社には「ホルツコレクション」という、木の「おもちゃ」があります。これは子供向けというよりは、大人向けの物です。木の板が、ガラスふたの黒の木箱に入っています。この木箱は、外観がとてもスタイリッシュです。

木の板は、それぞれ全て違う木から作られています。板には、その木のシルエットと名前(英語・ドイツ語・フランス語)が記されています。
そして同じ体積なのに、「重さ」が違います。「色」も「匂い」も「手触り」も違います。木目の入り方も、木によって特徴があります。

ちなみに、遊ぶためには使えない物と言えます。出来る事と言ったら、「ドミノ倒し」くらいかもしれません。だけど、とてもスタイリッシュな外観なので、インテリアとして飾るのに向いている積み木と言えます。

人気がある「ネフ社の積み木」

ネフ社の製品は木の「おもちゃ」だけでなく、積み木も人気です。
ネフ社の積み木には、美しい塗料が塗られています。とても美しいので人工塗料に見えるかもしれませんが、これは自然の着色料です。自然環境や人体に影響を与えない合成塗料が、使われています。
CEマークやオレンジマークを取得しているので、ネフ社の積み木はとても安全な「おもちゃ」と言えます。

赤ちゃんの手に馴染むリグノ

ネフ社のリグノという積み木は、赤ちゃんの手に馴染むように、基本サイズが「5センチの大きさ」になっています(2009年当時)。

リグノでは、立方体の積み木の中心が、直径3センチの円柱にくり抜かれています。なので「入れ子遊び」という、立方体の中に円柱を入れたり出したりする遊びができます。
そして「エレベーター遊び」という、積み上げた立方体の上から円柱を入れて落とす遊びもできます。
普通の積み木で行なう「積んだり壊したりという遊び」の他に、色々な遊び方ができます。

素材として、主に楓(カエデ)が使われたりしています。そんな積み木同士を合わせた時のカチカチという音色は、とても心地良いです。