神秘的な自然風景から生まれた北欧雑貨

北欧だからこその雑貨

雑貨は北欧の風景いつも私たちのそばにあって、「優しさ」を与えてくれる物です。中でも北欧雑貨は、雑貨が大好きな人たちから注目を集めています。

北欧の国々では、夜が比較的長いです。そして、寒い冬の季節があります。そんな北欧では、自宅で心地良く過ごすために、雑貨に対して「こだわり」を持つようになったそうです。
なお、一般的に北欧と言ったら、北極圏に近い「ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマーク・アイスランド」の5ヶ国のことを言います。

夏の季節では一日中太陽が沈まない日夜があり、冬の季節には夜空にオーロラが輝いたりします。こんな神秘的な風景がある北欧だからこそ、独特の雰囲気を持った雑貨を生み出すのでしょう。

自然との共生から生まれた雑貨

北欧雑貨を生み出した北欧の国々には、どの国にも自然がいっぱいあります。森や湖を始め、フィヨルド(氷河によって作られた入り江)やツンドラの大地などがあります。人が住むには厳しい自然環境ですが、変化に富んだ美しい自然の風景がある地域と言えます。

雑貨と言ったら、ヨーロッパの雑貨もあります。しかしヨーロッパの国の雑貨と北欧の雑貨には、やはり「違い」が見られます。北欧雑貨を作り上げる背景には、日常生活で必要な物を自分たちで作るという「自給自足の精神」があるように思えるからです。

そして北欧の国々では、長くて厳しい冬の時期を室内で快適に過ごすために、手工芸を楽しんだりインテリアを工夫したりという生活習慣がありました。このような生活習慣も、北欧雑貨に影響を与えていると思いました。

自然と共に歩むという精神をもとに作られた北欧雑貨だからこそ、多くの人たちから共感を得られるのでしょう。

陶芸家「リサ・ラーソン」

北欧雑貨はシンプルで機能的、そして洗練されたデザインの雑貨です。日本で人気のある雑貨の一つと言えます。

そのような北欧雑貨を生み出すデザイナーは、たくさんいます。そのような方たちの中で、北欧雑貨の代名詞と言える陶芸家の一人がリサ・ラーソン氏です。

リサ氏の作品は、動物や人をモチーフにした物が多いです。どの作品も「優しい丸み」を帯びていて、「温かみ」があります。表情が豊かで、愛嬌がある物に仕上がっています。
リサ氏の作品の中でも、デビュー作である「小さな動物園」は、今でも多くの人たちから愛されている作品です。子猫や狐・馬などが、愛らしい姿で作られたシリーズです。

その他にも、北欧の動物をモチーフにしたスカンセン・シリーズも人気作品の一つです。ストックホルムにある「スカンセン」という野外博物館に生息する動物を、モチーフにしています。
とても「北欧らしさ」がある、トナカイやヘラジカなどのフィギュアです。北欧旅行の「お土産」として、最適な物と言えるでしょう。

陶芸家リサ・ラーソン氏は、1931年、南スウェーデンで産まれました。
デザインスクールで学んでいたリサ氏は、アートディレクターであったスティング・リンドヘリ氏に見出されて、陶芸作家となりました。
1992年には、独自の工房を開きました。たくさんの作品を作り続けています。