「手書き」が一番良い、英単語の覚え方

英単語を「手書き」で覚える事

例えば高校受験のための勉強をするに当たって、その勉強法をどうするかというのは、受験生全員が悩むところでしょう。

その中でも特に漢字や英単語といった、確実に知識として暗記しなければならない、という記憶の分野の勉強法について、苦労している受験生が多いようです。

単語を覚えるには、書くのが一番です。

書いて覚えるそれも「手書き」が、望ましいでしょう。時間を掛けて書くことで、頭の中に刷り込まれるからです。

なお、パソコンでカードを作ったり、人が書いた単語帳を借りたりというのは、あまり良くないでしょう。
自分で書いて、英単語を覚えるようにしましょう。

「英単語を見ただけ」は要注意

ところで、英単語などの暗記にカードを使用する人が多いと思います。
英単語などを書いたカードをポケットに入れておいて、時間を見つけてはチェックする。
高校受験のシーズンになると、よく見かけます。

この勉強法が有効である事は、間違いありません。少しでも時間のある時にチェックをする事で、時間を有効利用できるからです。
しかし最終チェック以外では、それほど有効とは言えないでしょう。というのも見て覚えるというのは、あまり効率が良い覚え方ではないからです。

人は、印象に残った物事を記憶します。よって、単に「見ただけ」の物事については、直ぐに忘れてしまうことが多いです。
なので英単語カードを見て、その場で「よし、覚えた」と思っても、実際には数日後に忘れてしまっている、という事は珍しくありません。
その時には勉強をした気になっても、実際には「あまり効率が良くない」と言えるでしょう。

理想は、英単語集を丸暗記する事

英単語を覚える際、1冊の英単語集をほとんど丸暗記してしまう状態まで持って行く事がベストです。
英単語集の半分だけ覚えて、次の英単語集も半分くらい覚えるでは、効率的に英単語集を使っているとは言えません。
英単語集は、網羅性を考えて英単語を選んでいます。全ての単語を網羅しないうちに、別の英単語集を使ってしまっては、抜け落ちた英単語を学んでいない状態になってしまう可能性があります。

ところで英単語の覚え方として、文章の中で覚える方法があります。
ただし、この方法で覚える際、読んだ文章で出てきた単語の意味だけを、覚えることになってしまう可能性があります。こんな状態では、例えば英文和訳の時に、適切な日本語を考えるのに手間取ってしまう場合もあるようです。

辞書で英単語の意味を調べることは、時間が掛かり面倒なことかもしれません。しかし意味がわからない時は、きちんと調べておくほうが良いでしょう。

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早稲田や慶応など、難しい英単語が出題される大学を希望している人には、「単語王」が良いという声も聞かれます。
自分の目的に合う最新の英単語集を、選んでください。

英単語について有名な参考書の一つに、Z会の「速読英単語」シリーズがあります。多くの受験生が、この参考書を使っているそうです。