お風呂の中に後頭部を入れる、自宅でできる頭浸浴のやり方

自宅で頭浸浴を行う方法を、知りたいです。

自宅でできる頭浸浴のやり方として、仰向けの姿勢で、お風呂の中に後頭部を入れる方法があります。

自宅で頭浸浴を行なったら、毛穴の汚れを落とせたり、心身がリラックスしたりします。

頭浸浴は、頭皮にも心身にも良い影響を与えます。
ぜひやってみましょう。

本来は美容院などで行う、頭浸浴の施術

頭浸浴(とうしんよく)とは、頭全体をお湯に浸すという施術です。

以下の効果を期待できます。

  • 頭皮や髪の汚れを落として、トリートメントの浸透を高めること。
  • リラックス効果を得ること。

なお、頭浸浴という施術は、自宅では簡単にできるものではありません。

頭浸浴の施術では、専用の器具や技術が必要です。
よって、美容院やヘッドスパサロンで、プロの手によって行われるものです。

実際に、プロの手によって頭浸浴をしてもらうと、心身ともにリフレッシュできます。

自宅でできる頭浸浴のやり方

自宅でできる頭浸浴のやり方

本来は、頭浸浴の施術は自宅で行うものではなく、美容院やヘッドスパサロンでやってもらうもの、と言えます。

家で自分で頭浸浴をする場合、リラックス効果や癒し効果を、あんまり得られないかもしれません。

だけど、自分で頭浸浴をした場合でも、それなりにリラックスできて、心地良いとも言えます。

ここでは、自宅で頭浸浴を行うやり方を、ご紹介したいと思います。

お風呂の中に後頭部を入れる

自宅でできる頭浸浴のやり方として、仰向けの姿勢で、お風呂の中に後頭部を入れる方法があります。

この方法の手順は、以下の通りです。

  1. お風呂に入る前に、髪の毛をブラシでとかして、「汚れ」や「ほこり」を落とします。
  2. お風呂に入って、湯船につかります。
    湯船の水位は、首の下くらいまでが適切です。
  3. 湯船につかったまま、仰向けになります。
    後頭部が、お湯に沈むように調整します。
    目や鼻については、お湯の中に入らないように注意します。
  4. 後頭部がお湯に沈んだ状態で、5分から10分程度、静かにリラックスします。
    この間、呼吸はゆっくりと深く行います。
  5. 頭浸浴が終わったら、お風呂から出て、タオルで髪の毛を軽く拭きます。
    ドライヤーで乾かす場合は、髪に優しい温風を使います。
  6. 頭浸浴後は、普段の入浴と同じように水分補給を忘れずに行います。
    お茶や白湯などの温かい飲み物が、おすすめです。

この方法は、自宅で簡単にできる頭浸浴のやり方ですが、もしも体調が悪くなったら、すぐにやめてください。

洗面器にお風呂の湯を入れて、頭にかける

頭浸浴みたいに頭を温めるのは、結構気分がいいです。頭の疲れを解消できます。
だけど時々、お風呂の中に頭を入れるのが面倒に思うことがあります。

そんな時、私は、洗面器にお風呂の湯を入れて、頭の「てっぺん」にかけています。

湯船につかりながら、繰り返し、お風呂の湯を頭にかけています。

10回以上、頭にお湯をかけると、お風呂の中に頭を入れた気分になれます。

まるで滝の水に打たれている修行僧みたいですが、「いいかも」と思ったら、ぜひやってみてください。

自宅でできる頭浸浴の注意点

自宅でできる頭浸浴の注意点について、お話ししたいと思います。

できるだけ、お風呂のお湯を清潔にする

頭浸浴は、血行を促進して、頭皮の健康を保つ効果を期待できる方法です。

その頭浸浴を、自宅でお風呂の中で行う場合は、お湯の清潔さに注意する必要があります。

できるだけ、お風呂のお湯を清潔にしておきます。

お湯が汚れていると、頭皮に細菌が付着して、かゆみやフケなどの頭皮トラブルを引き起こす可能性があります。

ぬるめのお湯にする

頭浸浴の「お湯の温度」は、ぬるめにしましょう。
例えば、37度から40度くらいのお湯にします。

もしも熱すぎると、頭皮が炎症を起こしたり、毛穴を開きすぎて汚れが入りやすくなったりします。

頭浸浴の時間を、5分から10分にする

頭浸浴の時間は、個人差がありますが、5分から10分程度が目安です。

長時間行うと、血圧が上昇したり、めまいや頭痛を引き起こしたりする可能性があります。

頭浸浴の時間は、自分の体調に合わせて行うことが大切です。

頭浸浴の後、ドライヤーで髪を乾かす

頭浸浴の後は、タオルで優しく水分を拭き取り、ドライヤーでしっかり髪を乾かしましょう。

ドライヤーの温度は、髪に優しい37度から39度ほどにします。

髪を湿ったまま放置すると、雑菌が繁殖して頭皮トラブルの原因になったりします。

頭浸浴に使うタオルは、清潔なものにしましょう。

汚れたタオルを使うと、細菌が頭皮に付着して頭皮の炎症を引き起こす可能性があります。

頭浸浴の頻度は、週に1回から2回

頭浸浴の頻度は、週に1回から2回にしましょう。

毎日行うと、頭皮のバリア機能が低下して敏感になったり、髪の色が抜けたりする恐れがあります。

自宅でできる頭浸浴の温浴効果

自宅でできる頭浸浴は、お風呂の中に後頭部を入れることで、頭皮に対する温浴効果を得ることができます。

毛穴の汚れを落とす

清潔な毛穴
清潔な毛穴・イメージ画像

頭浸浴によって頭皮の毛穴が開いて、毛穴の汚れや皮脂を落とすことができる、と言われています。

これにより、「フケ」や「かゆみ」などの頭皮トラブルを予防したり、改善したりすることを期待できます。

頭皮の血行が良くなる

頭皮に対する温浴効果によって、頭皮の血行が良くなり、髪の毛に栄養が行き渡ると考えられます。

これは、頭皮や髪の毛の健康にも良い影響を与えます。

例えば、頭皮の乾燥やフケ、かゆみなどのトラブルを予防したり、髪の毛のツヤや弾力を向上させたりできるでしょう。

心身がリラックスする

頭浸浴には、リラックス効果を期待できます。

お湯に頭部を浸すことで、脳や神経系に温熱刺激が与えられます。
これにより、交感神経の活動が抑制されて、副交感神経の活動が促進されます。

副交感神経は、心拍数や血圧を下げたり、筋肉を弛緩させたりする働きがあります。

したがって、お湯を使う頭浸浴は、心身の緊張を解きほぐしてリラックスさせる効果がある、と言えます。

頭皮ケアして、リラックスしている女性
頭皮ケアして、リラックスしている女性

自宅で頭浸浴を、やってみましょう

自宅で頭浸浴を行うと、いくつかのメリットを得られると期待できます。

頭浸浴によって、毛穴の汚れをある程度、落とせます。
また、頭浸浴で、頭皮の血行が良くなります。
さらに、頭浸浴には、リラックス効果もあります。

自宅で簡単にできる頭浸浴は、頭皮や髪の毛だけでなく、心も癒してくれる素晴らしい方法です。

そんな頭浸浴を、ぜひ試してください。
きっと明るい気分になれるでしょう。