野菜を食べるなど、体臭対策
日常の体臭対策
日常生活では、自分や他人の体臭が気になってしまう場面があります。例を挙げると、仕事の営業先や友人と食事する時、通勤通学の電車の中など、色々な場面があります。
体臭については、どの人でも毎日の生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。
以下に日常における体臭対策について、お話したいと思います。
体を清潔に保つこと

いつも清潔にするように心がけましょう。毎日、お風呂に入って体を清潔に保ちます。
常にハンカチやタオルを携帯して、汗をかいたら「すぐに拭き取る」ようにしましょう。
このようにして体を清潔に保つことで、皮膚表面の雑菌の繁殖を防げます。
ストレスを溜め込まないこと
そして、ストレスを溜め込まないようにしましょう。精神的ストレスは、体の生理機能の低下を引き起こしたり、皮脂の分泌を促したりします。それらは、体臭や多汗の原因となります。ストレスを上手に発散するように心がけてください。
食生活の改善
「食生活」と「体臭」との関係を、気にしている人は少ないかもしれません。だけど消臭グッズだけに頼らず、ご自身の体を見直す事で体臭の軽減を目指したい方は、食生活の改善を試みてみましょう。
なるべく臭わない体にするためには、緑黄色野菜や海藻類をたくさん食べるようにしましょう。これらは、ミネラルが含まれている食品です。
逆に摂取を控えた方が良い食品として、肉類や卵という高タンパク質・高脂肪の食品や、香辛料などの刺激が強い食品があります。その他、添加物がたくさん入っているインスタント食品も食べないほうが良いです。
色々と言いましたが、栄養のバランスが良い食生活にすれば、変なニオイがしない健康的な体になれると思います。
お酒やタバコを控えること
お酒やタバコ、香辛料を控えましょう。体質を改善して「より健康な体にする」ことは、体臭の予防にも役立ちます。
もともと体臭は食べ物に起因する部分が多い、と言われています。にんにく料理をたくさん食べた翌日では、汗が「にんにく」臭かったりします。同じようにいつもタバコを吸う人は、ヤニ臭くなっています。
どんな食品(嗜好品)を取るかによって体臭が決まる、と言えます。
体臭予防に繋がる緑黄色野菜

緑黄色野菜を食べる事が、体臭の予防に繋がるそうです。実は野菜には、体内の余分な脂肪を体外に排出させる働きがあるそうです。
つまり余分な脂肪が血液中に入り込み、その後脂肪が汗と一緒に体の外へ出て来るのを防げます。これが体臭を抑える事に繋がります。
緑黄色野菜に含まれている食物繊維も、体臭予防に役立ちます。食物繊維は、腸内のニオイ成分を排出してくれるからです。そして食物繊維は、便秘の解消にも役立ちます。便秘は、体臭にも影響を与えています。
以下参考として、食物繊維を多く含む野菜をご紹介します。
100g当たりのグラム数になります。目安の値です。
- グリンピース(100g当たり7.7g)
- しそ(7.3g)
- パセリ(6.8g)
- モロヘイヤ(5.9g)
- ごぼう(5.7g)
- にんにく(5.7g)
- 明日葉(5.6g)
- 芽キャベツ(5.5g)
- ゆり根(5.4g)
- 枝豆(5.0g)
- オクラ(5.0g)
- ブロッコリー(4.4g)
- エリンギ(4.3g)
- 菜の花(4.2g)
- バジル(4.0g)
なお淡色野菜にも、体臭を抑える効果を期待できます。それなのに緑黄色野菜をおすすめした訳は、緑黄色野菜のほうが栄養が豊富だからという理由です。とは言っても、淡色野菜が不要という意味ではありません。どちらの野菜も適切に食べてください。
食べ物と体臭の関係では、ニオイが強い食べ物をたくさん食べるとそれだけ体臭が強くなるとされています。香辛料や動物性タンパク質についても同様であり、これらを過剰に取ると、どうしても体臭がキツくなります。
だけど、それらの食品を全く食べないというのは実際に無理と言えます。
その分、体臭の軽減に繋がると思います。
和食を食べること

和食中心の食生活を心がけましょう。ちなみに穀物や野菜、魚を食べていた昔の日本人には、体臭の強い人は少なかったと言われています。
低脂肪高繊維、植物性の食べ物を、普段の食事に積極的に取り入れましょう。
他には、動物性タンパク質や動物性脂肪の摂取量を減らしましょう。肉類やバター、チーズなどの乳製品には、体臭の原因となる動物性タンパク質や脂肪が多く含まれています。食べ過ぎないように気をつけてください。