ぎっくり腰になったら、安静そして冷やす
2種類の「腰の痛み」
腰痛については、多くの方が一度くらいは経験したことがあるでしょう。
そんな腰痛には、ざっくりと2種類の痛みに分けることができるそうです。「じわじわ痛みを感じる腰痛」と「ぎっくり腰」です。
じわじわと痛い腰痛は、慢性腰痛と言われている「常に腰が重たい感じ」のする腰痛になります。
この「じわじわと痛み」を感じるタイプの腰痛は、腰の老化が原因だったり、ストレスが原因だったりと、様々な原因が考えられます。原因を知るためにも、専門医に診てもらうと良いです。
「ぎっくり腰」とは、急性腰痛のことを言います。重い物を急に持ち上げた際、突然「腰が痛く」なったりします。あまりの「痛さ」に、普通に立ち上がることも出来ないそうです。
とても痛い「ぎっくり腰」
腰痛の中でも、まるで体の中に電気が通ったみたいに「激痛が走る痛み」があります。「ぎっくり腰の痛み」です。
一刻も早く、こんな激痛を治したいということで、すぐに整体を受けようと考える方もいる、と思います。
ですが実は「痛み」がひどい場合、整体を受けると逆効果になってしまう可能性があります。
ぎっくり腰は、腰痛と言っても炎症を伴う腰痛です。その炎症が「ひどい場合」に整体を受けたら、さらに炎症が「ひどくなってしまう」そうです。
まずは安静にしましょう
対処としては、安静にすることです。そして「痛み」のある患部を、冷やしてください。
腰痛の一般的な予防は、腰を温めることですが、ぎっくり腰になったら必ず冷やしましょう。腰を温めると、症状が悪化することがあるからです。
多くの場合、2日間から3日間ほど安静にしていると、「痛み」が治まってくるようです。
もしも整体を受けたい場合は、ある程度「痛み」が治まってから整体を受けるようにしてください。
念のために病院で診てもらう
ぎっくり腰の場合も他の腰痛と同じように、念のために病院に行って専門医に診てもらうほうが良いです。腰痛は自然に治ることも多いためか、「痛み」がなくなったら病院に行こうと思わないようになります。
ですが再び、腰痛になってしまう可能性があります。腰痛が他の病気のサインだった(初期症状だった)なんて可能性も、あるかもしれません。ぜひ病院に行って診断を受けてください。
かかりつけの整形外科があるなら、そこの先生とも相談しましょう。とにかく、その時の症状に対して適切に対処を行ない、「ぎっくり腰の痛み」を治めるようにしましょう。