歯垢を落とせるデンタルフロス

口は、食べ物を食べるところです。何か物を食べると、その食べカスが口の中に残ってしまいます。これを歯垢(しこう)と言います。この歯垢が口の中にある細菌と混ざり、腐敗発酵を起こします。これが口臭の原因の一つ、と言われていたりします。

なお「歯磨き」だけで全ての歯垢を落とすことは、かなり難しいです。丁寧に「歯磨き」をしても、全体の半分ほどしか歯垢が取れていないという指摘もあります。
そんな場合、デンタルフロスを使えば、ほとんどの歯垢を落とせるそうです。

2種類のタイプ

デンタルフロスとは、「柄の付いた糸ようじ」と同じように「歯間の汚れ」を落とす物です。
このデンタルフロスには、大きく分けて2種類のタイプがあります。糸を手に巻きつけて使用するタイプの物と、ホルダータイプの物です。

デンタルフロス手に巻きつけるタイプの物を使う場合では、糸を「適度な長さ」に切り、左右の人差し指に巻きつけて「約4センチから5センチの長さ」にします。
磨きたい歯間の部分に、ゆっくりと糸を入れます。そして、左右に動かして「汚れ」を落としていきます。慣れないうちは、指を動かしやすい上の前歯から使ってみると良いです。
ところで手巻きタイプには、「ワックスが糸に付いている物」と「そうでない物」があります。ワックスが付いている物は、滑りやすいです。なので、「初めて使う人」や「お子様が使う」と良いでしょう。

デンタルフロスのホルダータイプの物について、その使い方は「糸を手に巻きつけるタイプの物」と同じです。ホルダータイプの物は、巻きつける手間がないです。なので、手軽に使えます。でも、手巻きタイプの物より、価格は少し割高になります。

手巻きタイプとホルダータイプ、どちらも正しく使えば効果は同じです。歯ブラシでは取り切れない歯垢を取り除けます。自分が使いやすいと思ったほうを、選んでください。

口の中を清潔に保てます

デンタルフロスを使う時は、力を入れすぎたり、無理に歯間にねじ込んだりしないようにしてください。無理すると、歯肉を傷つけてしまうことがあります。そして「傷ついた歯ぐき」から、出血してしまうことがあります。力を入れずに、優しく動かすようにしてください。

「歯磨き」と合わせてデンタルフロスを使うと、口腔内を清潔に保てるでしょう。自分の息を爽やかにしたい方は、ぜひ使ってください。