赤ちゃんにとっても大事、妊娠中の食事管理

ツラい「つわり」は、妊娠がわかった日から始まり、それから数ヶ月続くこともあります。
だけど妊娠5〜6ヶ月目になると、胃の不快感や吐き気などの不調が徐々に落ち着いてきます。

しかし、何でも食べられるようになったといっても、この時期は赤ちゃんの将来のために、食生活に注意を払う必要があります。

摂取したい栄養素

良質タンパク質食物繊維カルシウム鉄分などを取るように心がけましょう。

例えば鉄分は、母親の貧血予防や赤ちゃんの成長に必要です。妊娠前の3倍必要とされています。
アサリ、ひじき、小松菜、納豆、空豆には、鉄分が含まれています。

また、ヨウ素も摂取しましょう。ヨウ素は、タンパク質や脂肪の代謝を良くする栄養素です。海藻類や魚介類に含まれています。

二人分のミネラルとビタミン

妊婦

妊娠中の方や授乳中の方には、ミネラルとビタミンが必要と言われています。

ミネラルは、人が成長するために必要な栄養素です。細胞を形成するなどに必要な栄養素です。
特に赤ちゃんの場合は、お腹の中で細胞が形成されていきます。よって、ミネラルを充分に摂取することが大切になります。

妊娠している場合は、「自分の分」と「お腹にいる赤ちゃんの分」、つまり二人分のミネラルとビタミンが必要と言えます。だけど現在の食生活では、「お母さん」そして「赤ちゃん」は、ミネラルやビタミンが不足してしまいがちになっています。

もしも「お母さん自身」が、ミネラルやビタミンという栄養素が不足してしまうと、最悪な場合は、赤ちゃんに成長障害が起こる可能性がある、と言われています。とても深刻な問題が起きてしまいます。お母さんと赤ちゃんは、一心同体と言えます。

以上より、お母さんが意識して良質なミネラルやビタミンを摂取するように心がける必要があります。かかりつけの医者に相談しながら、赤ちゃんにとっても良い食事をしましょう。

ビタミンB群

不足すると、疲労感や肥満の原因となります。
ビタミンB群は、お互いに相乗効果を発揮します。なので、ビタミンB群全体を摂取するようにしましょう。

発芽玄米、魚、レバー、豚肉、納豆などに多く含まれています。

葉酸の摂取

ところで妊婦さんのミネラル、ビタミンの摂取について、日本よりも意識して取り組んでいるところがあります。アメリカです。

アメリカではミネラルやビタミンを始め、それらの他に葉酸も摂取することが勧められているそうです。
葉酸には、造血ビタミンという呼び名があります。血液を作るために必要なビタミンです。よって赤ちゃんにとっては、とても必要なビタミンと言えます。特に妊娠初期の赤ちゃんには重要です。

食事では海藻や緑黄色野菜、レバーなどを取り入れると良いでしょう。

取り過ぎに気をつけたい栄養素

脂肪分や糖分は高カロリーなので、たくさん取ると太り過ぎになってしまう原因となります。妊娠中の体重を過剰に増やさないようにするためには、脂肪分や糖分の取り過ぎに気をつけてください。

塩分

また、塩分が多い料理の場合、ご飯が進むのでカロリーオーバーになりやすいです。そして塩分を取り過ぎると、「妊娠高血圧症候群」になってしまう可能性があります。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群という病気があります。これは妊娠中に、血管において痙攣するような収縮が起きる病気です。

一般的に妊娠すると、血圧が高めとなります。ですが「この病気」になると、早産や未熟児出産という問題が起きる可能性もあります。妊婦健診をしっかりと受けることで早期発見できる、と思います。定期的に妊婦検診を受診してください。

妊娠高血圧症候群になるべくならないようにするには、普段から食事や運動、睡眠の質を良い状態に保つようにしましょう。

食事では塩分を控えて、良質なタンパク質を取るようにしましょう。タンパク質は、「卵」や「牛乳」、「豆腐」や「鶏のささみ」などから取る事ができます。またカルシウムを充分に取ると、血圧を下げる効果を期待できます。
日常生活では、こまめに体を動かしましょう。そして充分な睡眠を取るようにしてください。

もしも「この病気」になってしまったら、すぐに専門的に診てもらい、医学的な治療を受ける必要があります。
医師でないと病気の治療はできませんが、病気の予防を心がけることはできると思います。この病気を始め、他の病気にもならないためにも、妊娠中では健康に気をつけましょう。

カフェイン

その他、できれば避けたいものにカフェインがあります。血管を収縮させるため、赤ちゃんへの酸素や栄養の供給に影響を与える可能性があります。
コーヒーを1日1杯くらい飲んでも、悪い影響はありません。しかし、ほうじ茶や麦茶を飲むほうが安心できるでしょう。

添加物や農薬

これは妊娠していなくても気をつけるべき物ですが、できるだけ添加物の少ない食品を選んでください。

アレルゲンとなる食品

同じ食べ物ばかりを毎日食べていると、アレルギー体質になってしまうことがあります。
いろいろな食品をバランスよく食べることが大切です。

一部の魚

メカジキやキンメダイなど、水銀を多く含む魚があります。このような魚を、週に2回以上は食べないほうが良いでしょう。

※妊娠中の食事管理について不安があったら、かかりつけ医と相談してください。