出来るだけ体を動かす、妊娠中の運動
運動習慣の改善

妊婦さんは、バランスの良い食事を取ることが大切と言われています。
同様に、適度に運動を行なうことも大切です。妊娠して「お腹が大きくなる」と体が重くなってきて、動きたくないと思ってしまいます。しかしそれでは、太ってしまいます。
日常生活の中では、出来るだけ体を動かすように工夫しましょう。ちょっと家事を行なったり、散歩をしたりして動きましょう。これなら運動が苦手な人でもできる、と思います。
ちなみに妊娠すると、「お母さんの体」や「赤ちゃん」を守りたいという本能が働き、エネルギーを溜め込む体質に変わってしまいます。なので、体重管理が難しいのも当然と言えます。
どうすれば良いか?わからない場合は、専門医と相談したりしてください。
体重確認
毎日「体重を確認すること」で、生活習慣を改善できます。「朝起きた時」や「お風呂上がりの時」など、体重計を使う時間を決めておきます。そうすれば、体重のわずかな増減に気づけると思います。
そして体重の変化に意識を向けることは、食事内容や運動不足を改善できる「きっかけ」となるでしょう。
妊娠中の体重増加の目安は、標準体型の人の場合、1週間で200gから300gだと言われています。もしも500gを超えてしまったなら、運動などの生活習慣を見直してください。
簡単な運動、マタニティヨガ
妊娠すると、昔も今も「あなたは妊婦さんだから、赤ちゃんのためにじっとしていなさい」と言われたりします。
もちろん、その通りと言えます。ランニングや激しい運動は、妊婦の体に良くありません。
だけど、じっとしていた結果、運動不足になりがちです。その結果、体重が増えたりします。これは非常に悪いことです。
また、「妊娠中に運動できたらいいな」「ちょっとでも体を動かしたい」。そう思っている妊婦さんも多いはずです。
そんな時、おすすめの運動の一つにマタニティヨガがあります。
マタニティヨガとは、妊婦さんのために作られた特別なヨガで、無理せず行なうことができます。
マタニティヨガという言葉の通り、妊婦さんのためのヨガなので全く激しい運動ではありません。
マタニティヨガは、呼吸法、リラクゼーション、エクササイズ、瞑想などで構成されており、これらが一体となって世界を形成しています。
意識的な呼吸により、深いリラックス状態を体験して心地よい瞑想状態へと導きます。
なお、マタニティヨガを始めたら、必要以上に運動をしないように気をつけてください。
眠たくて運動できないかも?
妊娠した場合、昼間なのに「とても強い眠気を感じること」があります。そうなるには、いくつかの理由があります。
妊娠した女性は、胎内で赤ちゃんを育てる必要があります。女性として最大のエネルギーが必要である出産に備えなければいけません。そのため母親の体は、無駄なことにエネルギーを使わないようにします。
活動的にあちらこちらに出かけたりすると、事故などに巻き込まれる可能性があります。流産という最悪の場合も、可能性として考えられます。
また、妊娠したということは、子孫を残すための大きな段階を過ぎたことと言えます。新たに男性を探しに出かける必要はありません。
以上のようなことから、妊婦の脳は、出来るだけ体を動かさないようにします。体を休ませようと仕向けます。そのため、強い眠気を与えていると考えられています。実際に眠たいと、思うように運動できないでしょう。