目を酷使する事、眼精疲労の原因

目の酷使

一昔前と比べて、スマートフォンやパソコンを使ってネットを利用する時間が増えました。楽しい反面、疲れ目がひどくなりました。
目の健康を考えるなら「ネットをしない日」を設けたほうが良い、という意見を聞いたことがあります。確かに週に一日くらい「ネット禁止の日」を作ったほうが、目の健康にとって良いと思いました。

目を疲れさせる「仕事のパソコン作業」

仕事でパソコンを使う人、特に一日中パソコンを使って仕事をしている人は、かなり目を酷使していると言えます。よって、疲れ目や眼精疲労に悩んでいる人は多いと思います。

眼精疲労の原因を考えると、パソコンの画面を一日中見ている事が原因のように思えます。個人的には、一日中ディスプレイと「にらめっこしている人」「凝視している人」が、眼精疲労になりやすいと思っています。

「1時間作業したら、5分間・目を休ませましょう」という意見を、聞いたことがあります。その通りだと思います。目が疲れてきたら、まずは作業を止めて目を休ませることが大切と言えます。そして疲れ目対策を行なって、目を「いたわる」と良いでしょう。

なお、実際のところ、様々な事が原因となって眼精疲労になっていると言われています。つまりパソコンを使わない人でも、眼精疲労になる可能性はあるようです。

メガネのレンズが合っていない事

いつもパソコン作業をしている方で眼精疲労に悩んでいる場合、使っているメガネが原因である場合があります。ディスプレイ画面が視線から近距離にあって、画面がぼやけたり、画面の左右が歪んでいたり、視野が狭くなっていたりしている事はありませんか。もしそうなら、メガネのレンズを見直したほうが良いかもしれません。

例えばパソコンやデスクワーク用の近用ワイドレンズでは、レンズ左端や右端の部分で視野がぼやけて見えやすいそうです。よって、視野が狭くなっている事があります。
メガネのレンズが合っていない際、知らないうちに目や肩、首などへ大きな負担をかけてしまいます。

パソコン用のメガネや眼精疲労を予防するレンズがあります。眼精疲労の症状がひどい場合、そのようなレンズを使う事を検討してみましょう。

眼精疲労の症状

眼精疲労の女性

目が疲れたり目が痛くなったりする症状が、長く続くことがあります。そして、その症状が体に悪い影響を与えることもあります。このような状態を、医学的に眼精疲労と言います。

眼精疲労の主な症状は、目が疲れてぼやける、目がかすむ、目に「痛み」があり充血したりする、涙が出る、などがあります。その他には「頭痛」や「めまい」「吐き気」など、体に現れる症状もあります。

眼精疲労は別の言い方をすると、長い時間にわたって筋肉に蓄積された疲労と言えます。例えば一日5時間以上パソコン画面を見つめていると、一晩寝ても回復しないという指摘もあります。
眼精疲労になると「眼の異常」、「肩こり」や「頭痛」、「消化器の潰瘍(かいよう)」などの原因になるそうです。そしてこれらの体調不調により、「交換神経・副交感神経の切り替え」がうまくいかず、不眠になってしまう場合があるそうです。

もしも目が疲れたら、まずは目を閉じると良いそうです。単純なことですが、目を閉じれば、それだけで目を休める効果があるそうです。
なお、目の別の症状として眼疲労と呼ばれている「生理的な目の疲れ」があります。こちらについても、目を休めるとそのうち症状が回復する、と言われています。